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少女は国を救えるのか。映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』ネタバレ&感想

「第76回ハンガー・ゲームへようこそ」

どうもどうも、ちびぞう(@cbz_ewe)です。

途中でデッドプールの新作が始まったりして記事的に間が開いてしまいましたが、ハンガーゲームの最終章を観ましたので感想を書いていきたいと思います!!

果たして反乱軍の行方は!?そしてカットニスの恋はどうなるのか!!

そしてもう一つ、おそらくフィリップ・シーモア・ホフマンという名優の最期のシーンもこの映画でみられると思いますので・・・ファンは彼のファンは(ちびぞう含め)非常に複雑な気持ちですがちゃんと見届けましょう!!

【映画情報】

【原題】The Hunger Games: Mockingjay – Part 2
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】ピーター・クレイグ、ダニー・ストロング、スーザン・コリンズ
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】スーザン・コリンズ、ジャン・フォスター、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
【撮影】ジョー・ウィレムズ
【美術】フィリップ・メッシーナ
【衣装】カート&バート
【編集】アラン・エドワード・ベル、マーク・ヨシカワ
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【視覚効果監修】チャールズ・ギブソン
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • ジュリアン・ムーア[アルマ・コイン首相]
  • フィリップ・シーモア・ホフマン[プルターク・ヘブンズビー]
  • ジェフリー・ライト[ビーティー・ラティア]
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]
  • サム・クラフリン[フィニック]
  • ジェナ・マローン[ジョアンナ・メイソン]
  • ナタリー・ドーマー[クレシダ]
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]

【公開日(日本)】2015年11月20日
【上映時間】137分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】G
【前作】少女は反旗を翻す。映画『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』ネタバレ&感想
【IMDB】6.5/10.0  (およそ230,000人の評価)

【あらすじ】

カットニス率いる第13地区の反乱軍は、スノー大統領が支配する独裁国家パネムとの最終戦争に突入。カットニスは、ゲイル、フィニック、ピータらとともにスノー大統領暗殺作戦を決行する。しかし、カットニス抹殺に執念を燃やすスノーはその作戦を見抜いており、反乱軍は死のトラップや無数の敵に直面。カットニスはかつてない非道な選択を迫られることになる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.5/5.0

なんというか、こういうシリーズものの最終章は綺麗にまとめるのが難しいと思うんですけども・・・。わりと綺麗にまとまっていたかな?という感じ。

ただやっぱり盛り上がりは前作の方が良かったですね。

おおまかなストーリー

前回の直後、ピータに痛められた首のギプスを外すシーンから始まります!

(このシリーズは2の終わりからここまで、あまり間をあけずに繋がっています!)

首のギプスを外しても、声帯が腫れてるからうまく声が出せないカットニスが痛々しい!ここでもピータにされた洗脳の根深さがうかがえますね・・・。

カットニスはピータと話をしたいと求めるが止められる。
医者には暴れなくなったが、医者は他人だから故郷の誰かに会わせてみるらしい。まずはカットニスの妹、プリムが話をする。故郷(12地区)がなくなり家族も殺されたことを知り、カットニスのせいだと言い始め、条件反射で暴れ始るピータを見てショックを受けるカットニス。

スノー大統領に復讐したいから戦場へ出ると志願するカットニス。
このタイミングでなんでゲイルにキスするんすか!!!!!こいつめ!!!!!
第二地区での戦闘に参加する!山の中の要塞に立てこもっている二地区の皆さん。そこで、山を爆破して生き埋めにする、トンネルは残して民間人は逃がして降伏させる作戦を立てる。
降伏させようとした2地区の男に銃を向けられるが説得に成功。しかし結局、カットニスは撃たれてしまう。ここで

スノーは反乱軍をキャピトルにおびき寄せてゲームメーカーの罠にはめ、それを国民に見世物にしようと言っている。
カットニスへの恋してたことを忘れてしまったピータと会話するカットニスが辛そう。

反乱軍の基地内にて、フィニックとアニーの結婚式が執り行われる。
カットニスとピータの事を思うとせつなぁああああいいーーーーーーーーーー
スノーをこの手で殺すとジョアンナに話すカットニス。するとジョアンナが援護してくれるっぽいことを言ってくれたので基地から忍び出る事に。医療物資を届ける船に忍び込み、ゲイルもいる前線へ向かう!

一人でスノーを暗殺しようとしていたが、首相に狙いはバレており、結局カメラクルーと一緒にプロポ映像の撮影をすることに。

そこになぜか療養中(というか洗脳を解いてる最中の)ピータが連れてこられる!!!
なぜ解放されたの・・・

参加させて戦闘の中で味方だと認識させろって事らしい!!!
荒療治すぎてひどい!!

首相はカットニスを脅威に思ってるらしい。戦争が終わったら選挙なので、その時に大統領に選出されるのは自分ではなくカットニスになる可能性があるから。

夜にピータとカットニスが好きな色の話をするところがかなり泣けますよ!!!
記憶喪失になった恋人というとやっぱり冬ソナを思い出す・・・

キャピトルに侵入後すぐ、メンバーの一人が床の仕掛けを踏んでしまい、広場に閉じ込められて黒い水に襲われるという罠にハマる。そこでボッグス大尉も「上を信じるな」と言って死んでしまう。ボッグスにホロ(敵の仕掛けた殺人マシンがどこにあるか調べる装置)を使える権限を譲渡されたカットニス。新隊長に権限を渡せと言われて揉めかけたけどなんとか説得する。
メンバーの一人、双子の片割れが足を怪我したためもう一人の双子を残して移動。しかしすぐに政府軍がやってきて二人のいる場所を攻撃。その映像を見た政府軍はカットニスが死んだと思い込みその映像を放映する。
死んだことになってラッキーと地下を隠れて移動する。
すぐ監視カメラで生きてるってバレるんですけどね

大統領も持病?毒?で死にそうになっている。

地下道でミュットとかいう化け物に襲えわれてゴリゴリ数が減る仲間たち。
フィニックめちゃかっこいいいいい最期の見せ場を作って死んだね・・・あの結婚式は死亡フラグだったんだね・・・
パニックになったピータにカットニスがキスをしてなんとなく正気に戻す。
地下道を抜けてキャピトルのハンガーゲームの元スタイリストの家にかくまってもらう。

官邸に避難する市民にまぎれてカットニスとゲイルが二人で侵入しようと思ったけど「見つかりそう!!!」というところで反乱軍が襲って来る、官邸を守ろうとした政府が官邸前を爆破し扉前へ集まった子ども達も爆撃の被害にあってしまう。その時の爆撃でプリムが巻き込まれ死んでしまい、カットニスは保護される。

反乱軍は政府との戦争に勝った。スノー元大統領は捕虜に。
そして今は国の中が乱れていてまともに選挙できる状況ではないという理由からコインが暫定大統領に。コインは政府の幹部たちに対して大量の死刑を行う代わりに「キャピトルの子ども達でハンガーゲームを行う」という信じられない意見を言うもみんなが反対する。
カットニスは自分がスノーを処刑すると提案。

しかし彼女が処刑場で狙ったのは、スノーではなくコイン首相!!!だと思った~~

最後、捕らわれたカットニスの元へヘイミッチがやってきてプルタークからの手紙を読み上げる。そして新しい大統領が選挙で決まり、カットニスは故郷のおうちに戻ることができた。
ピータも戻ってくる!!!!!!

アニーはフィニックの息子を産み育て、カットニスの母親は医療班を率いていて、ゲイルは第2地区で大佐になったらしい。

そしてカットニスはピータと幸せな家庭を築いた・・・
ラスト、カットニスの優しい子守歌が流れて終わる

ハッピーエンドォ!!

恋の行方の結末は

胡散臭かったコイン首相が、最後のプリムが死んでしまった爆撃の首謀者だったんですねー。
そしてその計画を知りつつ彼女に従ったゲイルも、カットニスに見限られてしまうんですねーーー。

ゲイルも故郷の人達を殺されてから、復讐の鬼になってしまい、政府を、スノー大統領を倒すためにはやり方を選ばないという感じになってしまったんでしょうね。

まぁ、そんなエピソードがなくてもピータが選ばれるのは分かっていたけどね!!!

ゲイルは故郷の幼馴染であり初恋の人って立ち位置の人だったんですけども、あまりにも何もしなかったので、もう少しカットニスの心を揺さぶる行動をしてくれても良かったかなぁ・・・。最後の方なんか完全に

「もうピータのこと好きなんだろ?分かってるよ」

って感じで女々しくなってたしね・・・。

なんだかんだでハッピーエンドで、ピータが幸せになれて本当に良かった・・・。

一番の見どころは

プロポ映像の撮影隊に混ざったピータが夜、カットニスに何が本当のことか、と問いかけるシーンが最高に泣けます!!!!!

昔、何気なく話したピータの好きな色や、靴紐の結び方や、彼がどういう人間だったのかを話してあげて、それは真実よ。と教えてあげるカットニス・・・。

どんな色が好き?という話は以前、二人でしていた何気ない会話の中にあった台詞なので

伏線だったのねーーー!!!と感動しました・・・。

ただ単に失った記憶を取り戻させるというよりは、彼が信じられることから少しずつ教えてあげて、洗脳された状態でも、また一からカットニスの事を信じられるようにした・・・という脚本が良かったです。

カットニスはなぜ最後あの選択をしたのか

スノー大統領ではなく、コイン首相を殺したのか、というところですね。

首相は元から胡散臭い人だったけど、結論から言えば「第二のスノー」になりそうな人材だったからということでしょう。

子ども達(プリム含め)を爆撃で死なせる計画を立てたり、死刑の代わりにキャピトルの子ども達でハンガーゲームしようとか言い始めたり、大統領は選挙で決めるって言いつつ自分を暫定大統領にしたいとか。
カットニスが選挙で邪魔になる予想も立てていたので、もしかしたら暗殺するつもりもあったかもしれませんね。

スノーはもう病気で老い先短いし、彼をわざわざ殺すのではなく、未来のスノーになり得る人物を殺せるタイミングで殺しておいた、という感じだと思います。
本格的にコインが政権を握ってしまったら、また暗殺するの大変ですしね。

まとめ

当初の、子ども達が殺し合うハンガーゲームの片鱗は全くなくなってしまい、最終的には政治的な戦争に発展していってしまいましたが・・・自然な流れだったので良かったかな。ちびぞう的には。

ピータとゲイルの間で揺れる恋心・・・の部分はぶっちゃけ、要らなかったのでは?と思ってしまいますけども(笑)
だってあまりにもゲイルの分が悪すぎるんだもんんんn

 

ちなみに、最後のプルタークからの手紙のシーン。きっと撮影完了に間に合わずホフマンさんが亡くなってしまったため、本来であれば面会するシーンを手紙のシーンに置き換えたんだと予想しています。
うう、切ない。ホフマンさんが最後にカットニスに直接話をしに来るシーンは、とても良い場面になっていたと思うんですよね。

それが、仕方のないこととは言え、非常に惜しく思えました。
ホフマンさんのご冥福をお祈りいたします。

 

若くして反乱軍のシンボル、マネシカケスになったカットニスを演じたジェニファー・ローレンスの演技は本当に素晴らしかったです。彼女のハスキーな声も見た目も大好き!!彼女のファンなら楽しめること間違いなし!!

最近の彼女の映画ですごく面白かった『レッド・スパロー』の記事を紹介しておきますね!!

美しき、国家の武器。映画『レッド・スパロー』ネタバレなし感想

 

 


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画像引用元:映画.com

R指定の無責任ヒーロー誕生!映画『デッドプール』ネタバレ&感想

クソ無責任ヒーローですけど、何か。

祝☆デッドプール2公開!ということでね、過去に観た映画のおさらいタイムも兼ねて以前映画館で観たデップー1作目を見返しましたー。

どうもちびぞう(@cbz_ewe)です!

『X-MEN』シリーズの一つという扱いですが、世界観が全く違うのでX-MENの本筋と絡むことは(きっと)ないでしょう。と言ってもX-MENネタは沢山出てきますし、一応過去作はサラッと押さえておくと良い感じ!

ちなみにライアン・レイノルズ演じるウェイドは『X-MEN ZERO ウルヴァリン』に出ているらしいですね!ちびぞうは未見です!

パンフはこんな感じ。A4くらい、2のパンフより大きめですね。

28Pで税抜き667円。2のと比べると分かりますがページ数は半分ほど・・・。低予算だったもんなぁ。(製作費がパンフに影響するのかどうか分かりませんが)

【映画情報】

【原題】Deadpool
【制作国】アメリカ
【監督】ティム・ミラー
【脚本】レット・リース、ポール・ワーニック
【製作】サイモン・キンバーグ、ライアン・レイノルズ、ローレン・シュラー・ドナー
【製作総指揮】スタン・リー、ジョン・J・ケリー、ジョナサン・コマック・マーティン、アディッティア・スード、レット・リース、ポール・ワーニック
【撮影】ケン・セング
【美術】ショーン・ハワース
【衣装】アンガス・ストラティー
【編集】ジュリアン・クラーク
【音楽】トム・ホルケンボルフ
【視覚効果監修】ジョナサン・ロスバート
【出演([]内は役名)】

  • ライアン・レイノルズ[ウェイド・ウィルソン/デッドプール]
  • モリーナ・バッカリン[ヴァネッサ]
  • エド・スクレイン[フランシス/エイジャックス]
  • T・J・ミラー[ウィーゼル]
  • ジーナ・カラーノ[エンジェル・ダスト]
  • ブリアナ・ヒルデブランド[ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド]
  • ステファン・カピチッチ[コロッサス(声)]
  • レスリー・アガムズ[ブラインド・アル]
  • ジェド・リース[リクルーター]
  • カラン・ソーニ[ドーピンダー]

【公開日(日本)】2016年6月1日
【上映時間】108分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】R15+
【次作】俺ちゃんカムバック!映画『デッドプール2』ネタバレ&感想
【IMDB】8.0/10.0  (およそ736,000人の評価)

【あらすじ】

好き勝手に悪い奴らをこらしめ、金を稼ぐヒーロー気取りな生活を送っていた元傭兵のウェイド・ウイルソンは、恋人ヴァネッサとも結婚を決意し、幸せの絶頂にいた矢先、ガンで余命宣告を受ける。謎の組織からガンを治せると誘われたウェイドは、そこで壮絶な人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまう。ウェイドは、赤いコスチュームを身にまとった「デッドプール」となり、人体実験を施した張本人のエイジャックスの行方を追う。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.0/5.0

マーベルが放つ新感覚お下品メタ馬鹿アクションコメディ(しかもグロい)の誕生です!!!

お下品でしょー――もない感じなんだけど憎めないデップーちゃんの魅力って本当に不思議ですね。

オープニングの戦いの一場面をストップさせてアップで見せてくる演出大好き。

共演は「ホットな女」、脚本は「本当のヒーローたち」、監督は「ギャラ高すぎの役立たず」とかってオープニングロールに表示されるのが面白い。最初っからぶっとんでる(笑)

デップ―1は復讐のおはなし!

デップ―はフランシスという男を探していて、なぜ彼を探しているのか?なぜ赤いパツパツの衣装に身を包むことになったのか?という過去話が序盤に差し込まれる感じ。

 

元々ウェイド(デップー)は困っている人から金を貰って標的をボコる傭兵だった。
愛する女性と出会い、婚約して幸せの絶頂!!という時に倒れて末期がんと判明!!そしてとある組織が「あなたのがんを治しますよ」と言ってきて彼らを頼ることに。「DNAに潜むミュータント遺伝子を活性させる人体実験」をしている民間組織だった。そこで死ぬギリギリまで拷問を受けてミュータント化させられる・・・なぜ肌がただれたかは謎。

不死の超能力を手に入れて復活!したデップー。愛する彼女に会いたいけど顔が醜いから会えない。

エックスメンからコロッサスとネガソニック・ティーンエイジャー・ウォーヘッド(名前が長い!!)が二人で勧誘してくる。でも断る。

そんな時彼女がさらわれた!コロッサスと女を連れて最終決戦!
結局フランシスは顔を直せないらしい。

フランシスをボコボコにして彼女も守って自分の醜い顔も受け入れてもらってラブラブハッピーエンド。

デップーのメタネタ

メタというのは映画の中のキャラクターが知るはずもない現実の世界の話を持ち出したりすること。デップーが映画の中で別の映画の話をしてるのが多いですね。

  • 太ったヒゲ親父に一言、「デブガンダルフ」
  • リーアム・ニーソンの娘をさらおうとしたら阻止される夢を見たという話の時に「96時間って三部作だろ?何度も誘拐されるなんて親失格だ」と発言
  • 『127時間』のネタバレだよって言って手首を切り落とす。
  • 「マカヴォイ?スチュアート?時間軸がよくわかんない」
  • 「顔がフレディみたい」
  • 「ベッカムはヘリウム声なのに顔でモテてる、ライアンレイノルズ(自分)も演技は微妙」

これくらいですかね、気付けたのは!こういった台詞に盛り込まれたネタだけでなく、デップーはスクリーンという境目を超えて私たち観客にも話しかけてくるし、映画のBGMも好き放題に操ります。そういうノリが楽しめるかどうかでもこの映画が好きかどうかに大きく影響してきそうですよねー!

劇中に出てくるお酒

デップーが飲んでいた「ブロウジョブ」というお酒。

カルーアにベイリーズに生クリームを乗せたやつ!めっちゃめちゃ甘そう!!!結構キツそう!!でも再現するの簡単そうだし飲んでみたい!!!

そういえば渋谷にある「八月の鯨」さんという映画にちなんだカクテルを作ってもらえるBARでデッドプールというお酒を頼むとこの「ブロウジョブ」が飲めるようです!

良いなぁ!岐阜にもそういうお店ありませんかね!?

 

 


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アニゴジ三部作、二本目。映画『GODZILLA 決戦機動増殖都市』ネタバレ&感想

――挑むもの、抗うもの、すべて炎に呑まれて消える。

2017年の冬に公開されたアニゴジ三部作の一作目『GODZILLA 怪獣惑星』の続編となる今作が気付いたら公開されていましたーーー!!

ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想

焦って観に行きましたよ!今回も来場者特典のお配りがあるのかなーと思っていたら何もありませんでした。

何もありませんでしたよ!

パンフはこんな感じ。前作とはうってかわったキラキラレインボー感。

全面に朽ちているように見えるのはメカメカしいゴジラ・・・?メカ・・・ゴジ・・・?
メカゴジラを意識しているからこんなキラキラなんでしょうか。54Pで税抜き926円・・・

エッ高い。

しかし見開きで作戦が決行された地域の地図が載っていたり、ムルエル・ガルグ中佐による「対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器建造計画概要」という論文が載っていて、読みごたえはバッチリです!!!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】静野孔文、瀬下寛之
【脚本/ストーリー原案】虚淵玄
【演出】吉平“Tady”直弘
【キャラクターデザイン原案】コザキユースケ
【プロダクションデザイン】田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
【CGキャラクターデザイン】森山佑樹
【造形監督】片塰満則
【美術監督】渋谷幸弘
【色彩設計】野地弘納
【音響監督】本山哲
【音楽】服部隆之
【主題歌】XAI -“THE SKY FALLS”
【出演([]内は役名)】

  • 宮野真守[ハルオ・サカキ]
  • 櫻井孝宏[メトフィエス]
  • 花澤香菜[ユウコ・タニ]
  • 杉田智和[マーティン・ラッザリ]
  • 梶裕貴[アダム・ビンデバルト]
  • 諏訪部順一[ムルエル・ガルグ]
  • 三宅健太[リルエル・ベルベ]
  • 堀内賢雄[ウンベルト・モーリ]
  • 中井和哉[ハルエル・ドルド]
  • 山路和弘[エンダルフ]
  • 上田麗奈[マイナ]
  • 小澤亜李[ミアナ]
  • 小野大輔[エリオット・リーランド]

【公開日(日本)】2018年5月18日
【上映時間】101分
【配給】東宝映像事業部
【映倫区分】G
【前作】ゴジラ初の長編アニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』ネタバレ&感想
【次作】GODZILLA 星を喰う者
【IMDB】4.5/10.0  (およそ35人の評価)

【あらすじ】

ゴジラに蹂躙された地球を取り戻すため決死の戦いに挑んだハルオをはじめとした人類だったが、地中深くから現れた真のゴジラ=ゴジラ・アースに敗退。ハルオは、かつての地球人類の生き残りと目される「フツア」と呼ばれる民族の少女ミアナに助けられる。フツアもかつてゴジラに敗れたと言い伝えられていたが、彼らの持つ金属のナノメタルが、21世紀に対ゴジラ決戦兵器として開発されたメカゴジラを構成する物質と同じものであることが判明。メカゴジラの開発プラントがいまだ残されていることが明らかになり……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆3.2/5.0

前作ほどではなかったけれども、でも面白かった!!と思います!!
(前作は観てる前提でネタバレするよ☆ついでに『パシフィック・リム2』のネタバレにも軽く触れるよ!)

日本が舞台の怪獣バトル!映画『パシフィック・リム:アップライジング』ネタバレなし感想

もうね。何が最高って

絶対的に強くて何度立ち向かってもこれでもかと絶望させてくる圧倒的ゴジラの恐ろしさ!!!!!!!

今作戦う300メートル級のゴジラ、前作ではラストに満を持して登場し、ひと吠え、それがもうすごく恐ろしくて!
それまでに戦っていたミニ(ではないけど)ゴジラの咆哮とはレベルが違うんですよ!!!
小さい方はゴジラ・フィリウスという名前らしい。

臓腑に轟くその一声!!

これは劇場で聞くべきです!!!

それとゴジラの熱線のSE(効果音)ね!!!これもすごくイイんですよ・・・

お話はどんな感じかというと

サラッと説明すれば、「もうあのゴジラに立ち向かう術はない!!!」と絶望していたら、人類によく似たフツア族という原住民みたいな民族がいて、彼らが二万年前に人類が作っていたメカゴジラの成分であるナノメタルという金属をどこかしらから採取していることが分かり、その採取元をたどったらそこには朽ちたメカゴジラが今でも人類の命令を守ってゴジラを倒すべくを建設していた・・・!

街を???どういうこと???とお思いでしょう。

メカゴジラはかつて地球でゴジラを倒すために造られたんですが起動せず破壊されました。しかしその頭部はひっそりと生き残っていて、ナノメタルがシャーレの中で増える細菌のように少しずつ体積を増やしていって、人類が建設していたメカゴジラ建設用のプラントをそのまま再現?して街のようになったらしいです。

そこに辿り着いた一行は、大興奮!(特にメカゴジラを作ったビルサルドという種族が)
こいつを使えばあのゴジラを倒せるかも!!と作戦を立てる。

その作戦とは、街全体を罠として使うというもの。
ヴァルチャーというこれまたナノメタルで作ったガンダムのようなアーマーに乗った人たちがゴジラを誘い込み、背びれを攻撃して防護壁を破壊したらハープーンとかいう槍で一突き!あとはゴジラの体内エネルギーが暴走して爆発するのを待つ。という前作と全く戦い方は同じなんですけどね、そういう作戦でした。

で、作戦は成功するんですけどなぜかゴジラは爆発しない。しかもすごく熱を持ってて射程圏内にすら近付けない。えー!どうすんの!と思ってたら、そのヴァルチャーと人間を同化させて大気圏ギリギリから突っ込むという自爆作戦をビルサルドが無理やり実行しようとしてくる。

というか、大気圏ギリギリから自爆のような感じで突っ込む作戦ってそれこないだの
『パシフィック・リム:アップライジング』
でもラストでやってたヤツじゃないですか!!!前作も公開のタイミング的にシン・ゴジラと比べられたし、今回も・・・何かと後出し感があって可哀想というかタイミングが悪い映画ですよね・・・

こんな人としてどうなのよ!?っていうやり方で勝ちたいわけじゃないんだ!と主張するハルオ。いや、ゴジラという人智を超えた存在を人として倒すなんてはなから無理だったんだよ的に主張するビルサルド。凹むハルオ。ゴジラを倒せさえすれば何でもいいの?と凹んで悩んで最終的にはメカゴジラシティを破壊するハルオ。しかし結局ユウコもナノメタルに侵食されて死んでしまい・・・

ストーリーはこんな感じ。

今作では、今まで仲間だと思っていた人たちの違う考え方・価値観を知って思い悩むハルオ。というのがメインですね。

メカゴジラシティを使ってゴジラを倒し、更に自分たちもメカゴジラに取り込まれ、ゴジラに変わって地球を支配しようというビルサルド(別にそうは言ってないけど流れ的にはそうなるよねとメトフィウスが示唆していた)の考え方に対してどうするか?という。

人類みな一丸となって同じ思想で戦えるかと言えばそうではないんですよねぇ。
まぁあるあるな展開と言えばあるあるなんですけど・・・。ビルサルドとのやりとりはなかなか見応えがあって好きでした。

ハルオはなぜ侵食されなかったのか?

ハルオはユウコと違い、メカゴジラによるナノメタルの侵食をされずに済んでいましたよね。

おそらくアレはフツア族による治療を受けていたからだと思われます。

フツア族は鱗粉のような粉をまとっていることから、人類の生き残りではなく、昆虫の突然変異ではないかと言われていましたね。そして、唯一地球の中でゴジラに屈していない種族のように思われました。

彼らの治療を受けていたものは、メカゴジラシティ内で体調を崩し、外に出るとその体調が改善したと言っていました。つまりナノメタルとフツア族は相容れない存在という事がここで示されていたんですねー。

なのでハルオはフツア族の影響で、ナノメタルの侵食を受けずに済んだ、と。

ちなみに彼らフツア族のモデルは、モスラの島にいた妖精だということなので・・・
なるほどだから鱗粉か!!!

今後、モスラも出るのかなぁ?
彼らが話していた「卵」というのは、モスラの卵のことを言っているんだろうなとは予想が出来るんですけども・・・!モスラも出てくるとしたらすごく楽しみですね・・・!

メトフィウスも怪しさすごい

エクシフという種族は未来も予見できる神の使い、みたいな立ち位置で、ハルオを導いてくれる存在のようなんですけど

もう怪しさがヤバい

メトフィウスってグーグルの検索バーに打ち込むと予測に「怪しい」って出るくらいみんな怪しんでる。

怪しすぎて逆に何も企んでないんじゃないかって意見もあって笑ってしまったんですけど、何もなくはないよねきっとね・・・。

この映画は、少ない登場人物の中にも人類の縮図を反映させていて、力で支配しようとするビガイルド(軍や核を連想させる)に対してエクシフは人々を神の力で導こうとする。これはまんま宗教家なんですけど、宗教というものはちょっと曲がった方へ進むと大変な事になってしまうんですよね・・・。
そういえば脚本の虚淵さんが書いたまどマギの話で登場した宗教家(杏子の父親)はちょっと歪んで表現されていた。

彼がハルオに教えた「故郷を滅ぼした恐ろしい存在」というのはエンドロール後に「ギドラ」だと明かされますが、ちびぞう的にもしかするとメトフィウスはこのギドラを「キングギドラ」とあがめているのでは・・・いわゆる邪心崇拝というアレですね。じゃないかと予想しています(根拠はどこにもない、いいひとだったらごめんねメトフィウス・・・)

だって、別の星にいたギドラが地球にやってくるとしたら、メトフィウスがこそこそとやっている何かしらの儀式で召喚される展開になるのではないかと、それしか考えられなくないですか!?

そして、キングギドラと言えばゴジラの悪役ということなんで、キングギドラがやってきて地球ピンチ!だけどゴジラとモスラでなんとかしたよ!!!!

っていう感じのオチになるんじゃないですか?

そうすれば三体全部出てくるね!!!!

でも、思ったんですよ。

メカゴジラを街として登場させて、本来のメカゴジラの姿として起動させずまともにゴジラと戦わせなかった虚淵さんですよ。ファンもガッカリした人が多かったようですし、キングギドラやモスラを
「そのままの形で登場させると思ったら甘いんじゃ」
となるのでは・・・?

そのまま登場して欲しい気もするし、そうじゃない別の姿でも楽しい・・・と思う。

だって、あの世界観でメカゴジラがズーンと出てくるよりは、メカゴジラシティとして要塞化してる方が自然だと思ったんですもん。

もはや怪獣同士がズシンズシンとやり合うよりは別の何かに昇華させてくれた方が、あの世界の中にはマッチするかもしれない。

何よりもゴジラがやっぱりメインですしね!!!

続編となる『GODZILLA 星を食う者』が11月に公開されますけども、今から楽しみで楽しみでー!!

この最後の作品で今までの二本の評価も大きく変動するかもしれませんね!

変に期待せず観に行きたいと思います!!


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俺ちゃんカムバック!映画『デッドプール2』ネタバレ&感想

「これは”ファミリー”映画だって言ったでしょ?」

マーベル界の異端児、またもやりたい放題ーーーー!!!!ってことでね、ちびぞうは初日にデップ―ちゃん観て来ました。

いつものことながら原作は未読で(何冊か持ってるくせにまだ読んでないという・・・)、一応前作もおさらいしてから観に行きましたが、特に1を観ていなくても大丈夫かもしれません。

どこの映画館にもいると思うんですけど、デップーいました。

今回はアベンジャーズのサノス役で大暴れしていたジョシュ・ブローリンがケーブルという役で大暴れしているんですが、サノスからもお祝いが来ていますね(笑)

パンフはこんな感じ。

B5より大きくてA4よりは小さいような、そんなサイズ感。44Pで税抜き667円。前作のスマッシュヒットでお財布に余裕があったにも関わらず、世界観を守るために今作も低予算気味で作ったというエピソードに見合った感じの控えめなパンフ(笑)

ネットでも買えますよー

【映画情報】

【原題】Deadpool 2
【制作国】アメリカ
【監督】デヴィッド・リーチ
【脚本】レット・リース&ポール・ワ―ニック、ライアン・レイノルズ
【製作総指揮】レット・リース&ポール・ワ―ニック
【製作】サイモン・キンバーグ、ローレン・シュラ―・ドナー、ライアン・レイノルズ
【撮影監督】ジョナサン・セラ
【視覚効果スーパーバイザー】ダン・グラス
【プロダクション・デザイナー】デヴィッド・ショイネマン
【衣装デザイナー】カート・スワンソン、バート・ミューラー
【編集】エリザベット・ロナルドティア、ダーク・ウェスターヴェルト、クレイグ・アルパート
【音楽】タイラー・ベイツ
【オープニング・テーマ曲】セリーヌ・ディオン
【出演([]内は役名)】

  • ライアン・レイノルズ[ウェイド・ウィルソン/デッドプール]
  • ジョシュ・ブローリン[ケーブル]
  • モリーナ・バッカリン[ヴァネッサ]
  • ザジ―・ビーツ[ドミノ]
  • ジュリアン・デニソン[ラッセル/ファイアーフィスト]
  • T・J・ミラー[ウィーゼル]
  • レスリー・アガムズ[ブラインド・アル]
  • ブリアナ・ヒルデブランド[ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド]
  • 忽那汐里[ユキオ]
  • カラン・ソーニ[ドーピンダー]
  • ステファン・カピチッチ[コロッサス]
  • エディ・マーサン[理事長]
  • ジャック・ケシ―[ブラック・トム]

【公開日(日本)】2018年6月1日
【上映時間】120分
【配給】20世紀FOX映画
【映倫区分】 R15+
【前作】デッドプール
【IMDB】8.1/10.0  (およそ122,500人の評価)

【あらすじ】

最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!)】

☆2.7/5.0

うーーん今作もメタ要素いっぱい!!!!

というかもうメタ要素85%くらいない?

『レディプレイヤー1』でいかにキャラクターを探すか、別映画やアニメのパロを探すか、に心血注いで観たように、今作ではいかにデップーの放つ台詞の中のメタ要素に気付けるかどうか?が面白さにだいぶ影響しているように感じます。

ゲームを愛するあなたのための映画『レディ・プレイヤー1』ネタバレ&感想

とはいえ、デップーの誕生秘話そして復讐劇がメインだった前作に比べ、最愛の彼女ヴァネッサを亡くし絶望のどん底から一人の少年を救おうとすることで心の居場所を探し出す・・・というハートフルウォーミングな内容に変化しているので、デップーの新たな一面も見られ、さらに笑いながらも涙がジワる!!!という不思議な感じに仕上がっています(笑)

もちろん、そんなお涙頂戴な展開は最後の最後でデップーに吹き飛ばされてしまうんですけど!!!

おおまかなストーリー

ヴァネッサと子どもを作って家族になろう!と話していた矢先、殺し屋に彼女を殺されてしまう!

絶望して自殺を試みたデップー、爆破でバラバラになるもコロッサスに回収されて「恵まれし子らの学園」で保護される。

エックスメンの見習いとなって現場に駆け付けるデップー。そこではミュータント養護施設で虐待を受けたラッセル(ファイアーフィスト)が施設職員に復讐しようと暴走していた!

虐待していた施設職員を銃殺したデップー。ラッセルと共に「アイスボックス」と呼ばれるミュータントの犯罪者を収容する刑務所へ入れられる。刑務所でラッセルに懐かれたデップーだったが冷たくあしらってしまう。

そこへ、未来からやってきた「ケーブル」という男が二人を襲う!彼は未来で成長したラッセルに家族を殺されてしまったらしい。ケーブルは自分の家族を救うため過去に戻り、ラッセルが殺しの味を覚える前に殺そうとしていた。

ケーブルとの戦闘で死にかけたデップー。あの世への入り口でヴァネッサと対話し「あの子どもを救わねば」と立ち上がる。

刑務所から脱出したデップー。ラッセルを救うために超能力者を募集してチームを組む。(しかしヘリから着地した時点でドミノ以外は全滅)

刑務所内で一番強いジャガーノートと手を組んでいたラッセル。ジャガーノートが大暴れし、デップーもケーブルも敵わない。

デップーの元へケーブルがやってきて手を組もうと言ってくる!ラッセルを殺すと言うケーブルに、デップーは彼が殺人鬼になる前に説得するから30秒くれと頼む。
エックスメンからもコロッサスを誘って、ジャガーノートと共に養護施設を破壊しに向かうラッセルを止める最終決戦が始まる!

刑務所で使う”能力を無効化する首輪”をはめてラッセルを説得しようとするデップー。ケーブルの撃った弾からラッセルをかばって代わりに撃たれるデップー。そこでラッセルは心を入れ替え、ケーブルの家族も蘇るが、デップーは死んでしまう。

あと一回しか使えないというタイムトラベルのアイテムを使って時間を巻き戻すケーブル!(本当は自分が元の時間軸に戻るための一回だった)戦いへ向かう場面に向かい、デップーの胸にコインを仕込む。撃たれたデップーはコインで命を救われる。

壊れたタイムトラベルのアイテムをエックスメンが修復し、それを使ってデップーがヴァネッサを救ったり、全滅した仲間たちを死なないように導いたり、『X-MEN ZERO ウルヴァリン』の時間軸に戻ってウルヴァリンと話をしたり、『グリーン・ランタン』に出演しようとするライアン・レイノルズの頭を撃ちぬいたりとやりたい放題して映画は終わる。

ここだけは注目して欲しい!

『X-MEN』シリーズ本編で絡むことはないと思われますが、世界観はX-MENと繋がっているので、そちらも頭に入れておくとよりデップーが楽しめるでしょう!!

以下はちびぞう的に面白かったパロまとめ

  • 監督が『ジョン・ウィック』の人だったことから、オープニングロールでの監督の欄に「ジョン・ウィックで犬を殺したやつ」と書かれていた
  • ウルヴァリンフィギュア、そしてラストでウルヴァリン本人の登場!!
  • 恵まれし子らの学園にて、X-MENメンバーの1~2秒ほどの出演!ビーストと、クイックシルバーを確認しました!!!(5、6人はいたけど時間が短すぎて他のメンバーは分からなかった)
  • プロフェッサーXの使うセレブロや車椅子をデップーが使うシーンがある
  • デップーが募集した新メンバーの中に「バニッシャー」という透明人間がいて、その正体はなんとブラッド・ピット(笑)バニッシャーが電線で感電する一瞬、顔が出るんですけど、それがブラピだったのでもう衝撃でした(笑)
  • 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『ムカデ人間』などなど映画の名前がたくさん出てきます!(ムカデ人間の出来が最悪とか言ったのは絶許)
  • ケーブルに対して「サノス・・・」と呼んだデップーの口をケーブルが塞ぐシーン(ケーブル役のジョシュ・ブローリンはアベンジャーズでサノスを演じている)

もうあんまり思い出せないんですけど、これ以上にもたーーーーーーくさんのパロやメタ発言があるんでいくつ分かるかな?って感じで観ると楽しい!

ちびぞうが個人的に気に入ったのは「ドミノ」という新キャラ
彼女の超能力はなんと「ラッキー」ただ単に運がイイだけ、という能力なんですけど、これが地味にすごいんです(笑)

ピタゴラスイッチのように彼女の通る場所だけはギリギリセーフで障害物が避けていく・・・って感じで(笑)彼女の活躍をもっと観たいなぁ・・・。

まとめ

楽しいには楽しいんですけど、個人的には1を観た時のような「これ面白い!!」という感動は少なめでしたね・・・デップーちゃんというキャラそのものに慣れてきているのもあると思いますが。

あとは本当にメッタメタなこの内容、あんまり映画を観ない人が観ても楽しめるのかどうかもう怪しいな?というレベルのような気がしますね。

それとデップーちゃんが第四の壁を越えて観客や撮影陣に声をかけて来まくりなので、脚本を追いかけつつもなんか映画ではないような不思議な感覚になってきて

「今、自分は何を観ているんだろう」

という気持ちになってしまったり・・・なんだかよく分からない映画でした(笑)

続編、多分出ると思うんですけどちびぞう的にはもーーーーすこし映画観ない系の人にも優しいつくりにしていただければな!!と思う次第であります!!!

 

 


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少女は再び戦場へ。映画『ハンガー・ゲーム2』ネタバレ&感想

歴代勝者による、壮絶なバトルの幕が開ける!

どうもー!ちびぞう(@cbz_ewe)でっす!
前回の記事に引き続きハンガー・ゲーム2の感想を書いていきたいと思います!

ちびぞうは以前、1で観るのをやめてしまったので、2以降を観るのは初めてです・・・。

主演メンバーは変わらずですが、ここで新たにゲーム・メイカー役でフィリップ・シーモア・ホフマンが参入!!!(『カポーティ』などで有名な演技派俳優さんですね!!)

ちびぞうはホフマンさんの大ファンなので大喜び!!

生存確率1/24を生き残れ!映画『ハンガー・ゲーム』ネタバレ&感想

前回、無事にゲームを勝ち抜いた二人が新たなハンガー・ゲームに参加させられるということで、どういうことなの!!?と思いつつ鑑賞。

今回はよりバトロワっぽさが上がっています!!

【映画情報】

【原題】 The Hunger Games: Catching Fire
【制作国】アメリカ
【監督】フランシス・ローレンス
【脚本】サイモン・ビューフォイ、マイケル・デブライン
【原作】スーザン・コリンズ
【製作】ニーナ・ジェイコブソン、ジョン・キリク
【製作総指揮】スーザン・コリンズ、ルイーズ・ローズナー、ジョー・ドレイク、アリソン・シェアマー
【撮影】ジョー・ウィレムズ
【美術】フィリップ・メッシーナ
【衣装】トリッシュ・サマービル
【編集】アラン・エドワード・ビル
【音楽】ジェームズ・ニュートン・ハワード
【出演([]内は役名)】

  • ジェニファー・ローレンス[カットニス・エバディーン]
  • ジョシュ・ハッチャーソン[ピータ・メラーク]
  • リアム・ヘムズワース[ゲイル・ホーソーン]
  • ウッディ・ハレルソン[ヘイミッチ・アバナシー]
  • エリザベス・バンクス[エフィー・トリンケット]
  • レニー・クラビッツ[シナ]
  • フィリップ・シーモア・ホフマン[プルターク]
  • ジェフリー・ライト[ビーティー]
  • トビー・ジョーンズ
  • ウィロウ・シールズ[プリムローズ・エバディーン]
  • サム・クラフリン[フィニック・オデイル]
  • リン・コーエン
  • ジェナ・マローン[ジョアンナ・メイソン]
  • アマンダ・プラマー
  • アラン・リッチソン
  • スタンリー・トゥッチ[シーザー・フリッカーマン]
  • ドナルド・サザーランド[スノー大統領]

【公開日(日本)】2013年12月27日
【上映時間】147分
【配給】KADOKAWA
【映倫区分】G
【前作】生存確率1/24を生き残れ!映画『ハンガー・ゲーム』ネタバレ&感想
【次作】 ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス
【IMDB】7.5/10.0  (およそ552,100人の評価)

【あらすじ】

独裁国家パネムが毎年開催し、12の地区から選ばれた少年少女が最後の1人になるまで戦い続ける「ハンガー・ゲーム」を生き延びたカットニス。彼女の勇気ある行動が民衆に希望を与え、国家に対する革命の火種になりつつあった。やがて節目の記念大会となる第75回ハンガー・ゲームが開催されることとなり、カットニス抹殺を企む独裁者スノーは、歴代のゲーム勝者を戦わせるという特別ルールを設ける。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆2.6/5.0

ここから結構面白くなるような気がする・・・!!!

バトロワっぽさも増していきます。
今回のバトルの相手は歴代勝者!ということで一筋縄ではいかない感じがするのか・・・?と思いきや、お話はもっと先の方向へ進んでいきます。

おおまかなストーリー

故郷である12地区へ戻り、立派なお屋敷と優雅な暮らしを手に入れて母親と妹プリムローズと共に静かに生活していた主人公のカットニス。

ピータと共に他地区を回る凱旋ツアーをしに行くところから物語は動き出す。

前作から引き続き登場している教育係のヘイミッチやお世話役のエフィー、衣装デザイナーのシナなどのメンバーも馴染んできましたね!

今回も、「悲劇の恋人」として国民を欺いたとバレないようにピータと恋人のフリをしながら凱旋ツアーをするカットニス。11地区で台本を無視し、前作で亡くなってしまったルーや家族に対する慰みの言葉をかけてしまうカットニス。彼女を尊敬する仕草をした11地区の人々を見て、スノー大統領は彼女こそが国民が反乱を起こすきっかけになると恐れ、彼女を始末しようと新たなゲームを開催する!!

それがハンガー・ゲーム75周年の記念大会。
今回の大会では、プレイヤーは歴代勝者の中から男女一人ずつ選ばれるということに。

もし相手が選ばれたら代わりに立候補して助けてあげて欲しいとヘイミッチに頼むカットニスとピータ。しかしくじでカットニスとヘイミッチが選ばれ、ピータがヘイミッチの代わりに立候補する流れに。

プロチームが二組、薬物依存の二人、頭脳明晰な二人、マグスという母親代わりの教育係の老婆を守るためなら何でもするというフィニックという男やエレベーターで全裸になる(笑)変態女ジョアンナ・メイソンなどなど、キャラの濃いメンバーたちが参戦。

同盟を組んで戦おうと、頭脳明晰チームと老婆マグスに目をつけるカットニス。

今回は今までのハンガーゲームの要素に加え、新しいゲームメイカーが考えた

マップを時計に見立ててエリアを仕切り、何時間かおきに大砲の音が示すエリアが雷、毒の霧、血の雨、大波、サルの群れなどに襲われる

という仕様になっている。これがより、バトロワっぽいですね。確かバトロワでも指定エリアから制限時間内に脱出しないと首輪が爆発して死んでしまうみたいな仕様で、参加者は常に動いていないといけない感じになっていたはず・・・。

カットニスたちは、落雷の雷を利用してプロたちを感電死させる作戦を立てるも、失敗してピータとも離れ離れになってしまう。

しかし、カットニスは自分の矢をワイヤーに結び、落雷のタイミングに合わせてドームの天井を狙う撃つ!そして、落雷の電撃を矢を通して受けたドームは壊れ、死にかけたカットニスを政府の船が回収する・・・。

ん?なぜカットニスはまだ死んでいないのに回収されるの・・・?

と、思っていると、目覚めたカットニスの前に現れたのは、フィニック、ヘイミッチ、そしてゲーム・メイカーのプルタークだった!!!

なんと今回のハンガーゲームは反乱軍によって計画されていたもので、参加者の半数が協力者であったという。ヘイミッチとプルタークは反乱軍の参謀であった・・・。

そして目覚めた彼女が激昂して暴れていると鎮静剤を打たれて眠らさせられる、というところで映画は終わる。

なんといってもピータが可哀そう

国民を騙すために恋人の演技しなくちゃいけないにしても、ピータはカットニスを好きなんですよ!

しかもカットニスのゲイルとピータのふらつきぶりったら到底演技には見えない!!!
キスとかされて、どうせ故郷に帰ったら無視されてしまうのに・・・と思うと本当にピータが気の毒。

いや、本当にピータに惹かれていっているなら良いんですけども、そこの描かれ方が曖昧で。いや、どっちの男子を選ぶの!?みたいな恋愛要素を入れたいのは分かるんですけどーーーーーー

カットニスのイメージが!!というかジェニファー・ローレンスのイメージが!!

こんな優柔不断に男の子をもてあそぶような子じゃないのに!!!

どうもねーーーそれが気に入らなかったですね。

ゲームメイカーことホフマンさんに期待高まる

フィリップ・シーモア・ホフマン大好きなちびぞうとしては、彼が仲間側の人間だったということがもう嬉しくて嬉しくて。

まぁ画面に映るだけで嬉しいんですけども(笑)

彼が出演しているという事で、次回作への期待値も高まりましたね。

まとめ

反乱軍の計画によって、ゲーム自体が操作されていたという背景があったため、ハンガーゲーム自体の内容はわりと薄いというか。参加者同士の戦いというよりも、ゲーム・メイカーの用意した罠をいかにかいくぐるか・・・というのがメインになっている感じがしますね。

次回からは反乱軍が政府にどう反旗を翻していくのか・・・?という感じなので、政治色が強くなっていくのかな。

離れ離れになってしまったピータは政府に捕まってしまったらしいし、続きが気になって仕方ない!!!

というわけで3は前後編に分かれて二本あり、だいぶボリューミーですけども引き続き観ていきたいと思います!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

せめて前篇だけで良かった。映画『サクラダリセット 後篇』ネタバレ&感想

咲良田の未来をかけた、最後の聖戦が始まる―――

はいどうもぉ、ちびぞう(@cbz_ewe)です。

前回の記事に引き続き、こちらの青春超能力映画の後篇について書いていきたいと思います。

超能力者たちの青春映画『サクラダリセット前篇』ネタバレ&感想

今回の見どころはミッチーこと及川光博さんが後篇から登場するということでね、いかに前篇の面白く無さを底上げするか・・・ということなんですが(序盤から辛口全開)

というか今気付いたんですけども、こちらの原作はラノベでしかもアニメ化もされてるんですね。ラノベ原作に偏見はないんですけども、アニメ化されるようなラノベは実写化に向いていないのでは?という気持ちはうっすらとあります・・・。

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】深川栄洋
【原作】河野裕 「サクラダリセット(角川スニーカー文庫)」
【企画】丸田順悟
【プロデューサー】春名慶、二木大介、青木裕子
【撮影】清久素延
【照明】三善章誉
【録音】小松将人
【美術】黒瀧きみえ
【スタイリスト】浜井貴子
【ヘアメイク】ワシダトモキ
【視覚効果】松本肇
【編集】坂東直哉
【音響効果】齋藤昌利
【主題歌】flumpool – “ラストコール”
【出演([]内は役名)】

  • 野村周平[浅井ケイ]
  • 黒島結菜[春埼美空]
  • 平祐奈[相麻菫]
  • 健太郎[中野智樹]
  • 玉城ティナ[村瀬陽香]
  • 恒松祐里[岡絵里]
  • 岡本玲[宇川紗々音]
  • 岩井拳士朗[坂上央介]
  • 矢野優花[皆実未来]
  • 奥仲麻琴[魔女(若い頃)]
  • 吉沢悠[津島信太郎]
  • 丸山智己[加賀谷]
  • 中島亜梨沙[索引さん]
  • 八木亜希子[浅井陽子]
  • 及川光博[浦地正宗]

【公開日(日本)】2017年3月25日
【上映時間】103分
【配給】ショウゲート
【映倫区分】G
【IMDB】5.8/10.0  (およそ35人の評価)

【あらすじ】

住人の半数が特殊能力を持つ閉ざされた街・咲良田。芦原橋高校の奉仕クラブに所属する浅井ケイと春埼美空が2年前に死んだ同級生・相麻菫を再生させるべく奔走する一方、管理局内では強い権力を持つ対策室室長・浦地正宗が、街の未来を左右する計画を実行しようとしていた。その計画に相麻が関わっていたことを知ったケイと春埼は、仲間たちと共に計画を阻止するべく立ち上がるが……。【引用元:映画.com

【感想(酷評というか・・・)】

☆1.0/5.0

前篇後篇に分けて公開するという割と大作をイメージさせる作りなわりには、前篇は3週目には終わっていたと言う大コケぶりで大変なことになっていましたね。

さて。後篇は果たして盛り返せたのか?

いや、盛り返せるはずはない

IMDbでも前篇の6点台から鑑賞数の半数が減り、人数が激減りすると点は上がりやすくなる(追いかけてるの熱心なファンだけだろうから)と思うのに5点台に下落・・・これは辛い。

もう感想書くのもしんどい

  • 相変わらず物語に置いてきぼりされている点
  • ミッチーを相手取った最終決戦がただの説得という地味さで、前篇のクライマックスの方がよっぽど緊迫していた感
  • ミッチーの演技も怪演というほどでもなく浮いていてつらい
  • 全体の演技もなんだか自然さがなくてつらい(元々ラノべってアニメに似合う台詞回しが多いと思うんですよ。だから現実だと違和感生まれること多々あり)
  • 途中でいきなり主人公とハルキが両思いになって突然三角関係!みたいなシーンが出てくるけど違和感しかない
  • 能力者の能力が暴発したら街中で爆発が起きると言うよく分からない流れ(爆発させときゃクライマックス感あると思ってる)

おおまかにいえばこんな感じです。

ぶっちゃけラストの方は、あまり頭に入って来なくて「え?どうなったっけ?」って感じだけど見返して理解しようという気がまず起きないというね・・・。

能力者を町から消し去りたい!というミッチーVS能力者がいるサクラダが好きという主人公

というのは分かりました。

そして、能力で悲劇が起きないようにしっかり管理していけばいいじゃん?俺がやるし!という主人公の案が最終的にミッチーを納得させた・・・

というのも分かりました。

なんで納得したのかとかいまいち分かっていませんが・・・

 

すごく思うのは、前後編にせずに前篇だけもう少し掘り下げてクオリティアップさせた方が良かったんじゃないかな・・・というところ。

未来視の能力を持った女性がサクラダの管理局で幽閉されながら仕事をしていて、しかし最期には愛する人のそばで死にたい・・・という想いを叶えるために能力者が力を合わせて管理局から脱出させる・・・というのはすごく良い話じゃないですか。
しかも、主人公はその作戦を成功させるためにその身を投じて死にますからね!一回ね!絶対に前篇のラストの方が後篇より盛り上がるよね!

まぁ言ってても仕方ないんですけどね!!

 

よし、こんな感じで勘弁してください。

 

 


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画像引用元:映画.com

超能力者たちの青春映画『サクラダリセット前篇』ネタバレ&感想

能力者が集う街、咲良田に、聖なる再生を―――

映画館でチラッと予告を観た時に、タイムリープ系の青春群像劇で、ちびぞう(@cbz_ewe)の好みっぽいなぁと思ったものですが・・・しかし気付いたらものすごい速度で上映が終了しておりまして。

劇場で見逃してしまいましたね。

でもなんか大コケしたみたいですね。それを知らずにレンタルしてDVDで観ましたが・・・。

ちなみにちびぞうは原作未読です!!!

【映画情報】

【制作国】日本
【監督/脚本】深川栄洋
【原作】河野裕 「サクラダリセット(角川スニーカー文庫)」
【企画】丸田順悟
【プロデューサー】春名慶、二木大介、青木裕子
【撮影】清久素延
【照明】三善章誉
【録音】小松将人
【美術】黒瀧きみえ
【スタイリスト】浜井貴子
【ヘアメイク】ワシダトモキ
【視覚効果】松本肇
【編集】坂東直哉
【音響効果】齋藤昌利
【主題歌】flumpool – “ラストコール”
【出演([]内は役名)】

  • 野村周平[浅井ケイ]
  • 黒島結菜[春埼美空]
  • 平祐奈[相麻菫]
  • 健太郎[中野智樹]
  • 玉城ティナ[村瀬陽香]
  • 恒松祐里[岡絵里]
  • 岡本玲[宇川紗々音]
  • 岩井拳士朗[坂上央介]
  • 矢野優花[皆実未来]
  • 奥仲麻琴[魔女(若い頃)]
  • 吉沢悠[津島信太郎]
  • 丸山智己[加賀谷]
  • 中島亜梨沙[索引さん]
  • 大石吾朗[佐々野宏幸]
  • 加賀まりこ[魔女]

【公開日(日本)】2017年3月25日
【上映時間】103分
【配給】ショウゲート
【映倫区分】G
【IMDB】6.2/10.0  (およそ61人の評価)

【あらすじ】

住人の半数が特殊能力を持つ閉ざされた街・咲良田。過去に体験したすべての記憶を保持する能力を持つ高校生・浅井ケイは、世界を最大3日分巻き戻す能力「リセット」を持つ春埼美空と行動を共にしていた。「リセット」後の世界では春埼自身の記憶もリセットされてしまうが、ケイの記憶はリセットされないため、2人が一緒にいれば世界を最大3日分やり直すことができるのだ。2年前、「リセット」の影響で同級生の相麻菫を死なせてしまったケイと春埼は、咲良田の人々の様々な能力を組み合わせることで相麻を蘇らせることができるのではないかと考えはじめる。【引用元:映画.com

【感想(酷評だよ!)】

☆1.2/5.0

DVDも当然のことながら前篇と後篇ありましてね・・・。

レンタル屋で両方見つけて「おし!」と両方借りたんですけどね・・・。

正直前篇を見始めてすぐに

「あ、これは後篇まで全部観るのがキッツいやつ・・・」

と思いましたね・・・。

もうこういうのはすぐに分かりますね。なんでだろう。役者の雰囲気とか、オープニングの入りなどなど、感覚ですかね。第6感的な感覚で。

まず最初から置いてきぼり感ある

原作をはしょりまくって、結果、映画だけではいまいちキャラクターの関係性や設定がわかりにくくなってしまう。という残念な事になっていると思います。

主人公が突然、「管理局の頂点に近い人間(もうこの呼び方がすでに厨二くさいのは置いておくとして)」に呼ばれて行ってみたら、

「あなたは私がここに呼んだ」だの「この咲良田市に入れば二度と戻れなくなる」だのよくわからない・・・

主人公が小さい頃、この女性に呼ばれてこの町に来た、というところまでは理解できるんですけど、「二度と戻れなくなってしまうのにも関わらず親の記憶からも消されてまでこの町で暮らすことを選んだ理由」が分からないんですよね・・・。

一応恋愛要素もある感じなんですが(特に後篇は)、主人公とハルキの関係性だったり、もう一人のヒロイン?の関係性もなかなか謎が多いままで進んでいく・・・

超能力に関しても曖昧

ルールが曖昧と言うかガバガバな感じがするんですよ。全体的に。

主人公の能力が「全ての記憶を保持し続けられる」っていうのは分かりやすいんですけど、ハルキの「リセットと言えば三日間巻き戻る。ただしセーブをしたらそれより前には戻れない。更に、セーブが出来るのは一度に一回だけ」みたいな、この能力。

そもそも、主人公とセットでないと使えないの。って言われても

なんで????

となるわけですよ。一応、過去に自分だけでリセット能力を使っていたらミスって友達が死んでしまったという事があってから、信頼する主人公の言葉がないと能力を使えなくなってしまった・・・という理由は説明されるんですけど・・・。

精神的な問題であるなら、最後に主人公がわざと殺されることでリセットしよう!って場面の時にわざわざ”声を届けられる能力”を使ってハルキにリセットを命じなくても、あんな壮絶な場面だったら自力で能力使ってくださいよって思ってしまう。
だって、主人公がただの石になってしまっても愛せるって明言するくらいハルキは主人公ラブなわけだから。死ぬ気で能力使えよ、と思ってしまうわけです。

しかも、「セーブをされた日より昔には遡れない」はずなのに、写真で過去に戻ればそこからまたリセットが使えるのもなんだかなぁ。ルール違反じゃないですかね。法の隙間ってことですかね。

それ以外の能力者も、ルールが曖昧な感じがする人が多い。

「能力を奪える能力者」と言っても、そのやり方は”記憶を操作して能力者にその使い方を忘れさせる”というもの。

それって、つまりは能力を奪うのがメインではなくて「記憶を操作するのがメインの能力」ってことだよね??ほかにもできることめっちゃありそうだし強い能力じゃないですか!!でも基本的に能力を奪うことにしか使わないんだよなあ・・・。

他人に声を届けるにしても、対象から対象へ能力を移す能力も、どれもいまいちハッキリしない。よく分からないまま能力を使うところを見せられても、あまり楽しい!!とはならないわけです。

おそらく、原作ではしっかり説明されているのかと思うんですが・・・。

最後少しだけ盛り上がる

まさかのわざと殺されてハルキに能力を返させるというめちゃくちゃな作戦はぶっちゃけ勝機をなぜそこまで確信して出来たのか?と思ってしまうんですが

そこへ行きつくまでの、能力者たちの力を複数組み合わせて魔女を脱出させる、といった展開は全体的に退屈な流れの中で楽しめた一部分でした。

まとめ

しかし、最後の最後に、過去に死んだ相麻菫(もう一人のヒロイン)が蘇ってビックリ―!!!と言う感じになるんですけど、ちびぞう的には

誰???

ってなるし、もうよく分からないです!!!(笑)

正直この感想すら書く気力が非常に起きなくて苦しみました・・・苦しんで生み出した子(感想)ほど可愛いとかそんなもんではありません。

前篇と後篇を両方借りて失敗したなぁと心から思っていたんですが、逆に両方借りていたから良かったのかもしれません。

だって前篇だけ観たら後篇を借りる気力ってなかなか沸いてこないと思うので・・・。

果たして後篇で盛り返すのか?及川光博さんが出演しているっぽいので、そこに希望の光をかんじているちびぞうでした・・・

 

 

 


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画像引用元:映画.com

イタリア×日本のヒーロー誕生!映画『みんなはこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』ネタバレ&感想

「皆を―――救って」

どうもこんにちは、こんばんはちびぞう(@cbz_ewe)です!

見始めるまで知らなかったんですが、こちらの作品、なんと、日本で1975年に放映されていたテレビアニメ「鋼鉄ジーグ」をモチーフにしているというイタリア版のヒーローもの!

劇中にもばっちり「鋼鉄ジーグ」の映像も出てきますし、主人公がアニメの登場人物の名前である「ヒロシ」と呼ばれたりなど、明らかにモチーフにしているのが分かります。この邦題もカッコよくて良いなぁと思ったんですが、どうも監督自らが訳した邦題らしいです!!すごい!!日本愛に溢れている!!

ちびぞうは全く知らないアニメですが、やっぱり日本愛を感じる作品は嬉しいですね~。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】Lo chiamavano Jeeg Robot
【制作国】イタリア
【監督/製作】ガブリエーレ・マイネッティ
【脚本】二コラ・グアッリャノーネ
【撮影】ミケーレ・ダッタナージオ
【美術】マッシミリアーノ・ストュリアーレ
【衣装】メリ・モンタルト
【編集】アンドレア・マグオーロ
【音楽】ガブリエーレ・マイネッティ、ミケーレ・ブラガ
【出演([]内は役名)】

  • クラウディオ・サンタマリア[エンツォ/ヒロシ]
  • イレニア・パストレッリ[アレッシア]
  • ルカ・マリネッリ[ジンガロ]
  • ステファノ・アンブロジ[セルジョ]
  • マウリツィオ・テゼイ[リッカ]
  • フランチェスコ・フォルミケッティ[スペルマ]
  • ダニエーレ・トロンベッティ[タッツィーナ]
  • アントニア・トルッポ[ヌンツィア]
  • サルボ・エスポジト[ビンチェンツォ]
  • ジャンルカ・ディ・ジェンナー[アントニオ]

【公開日(日本)】2017年5月20日
【上映時間】119分
【配給】ザジフィルムズ
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.1/10.0  (およそ10,000人の評価)

【あらすじ】

ふとしたきっかけで超人的なパワーを身につけたチンピラのエンツォは、世話になっていたオヤジが殺され、アニメ「鋼鉄ジーグ」の熱狂的なファンである娘のアレッシアの面倒を見る羽目になる。超人的な能力を持つエンツォを「ジーグ」の主人公である司馬宙とダブらせて慕うアレッシアを前に、パワーを私利私欲のために使っていたエンツォは、彼女を守るため正義に目覚め、互いにほのかな愛情が芽生えていく。そんな2人の前に、闇の組織のリーダー、ジンガロが立ちはだかる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆4.1/5.0

ちびぞうはこの映画、好きなんですよ~~~~~~。

とっても画面が暗くて主人公も陰気だしヒロインは頭がおかしいしで決して娯楽映画ではないんですけど、でもすごくアーティスティックで愛に溢れていて愛しい映画なんです!!!!

哀愁と悲哀たっぷりの主人公がイイ

盗みを働き男たちに追われている主人公エンツォ。川に逃げ込むと、そこに廃棄されていた核物質のドラム缶にはまってしまい、全身に放射能物質に浸かってしまう。

というオープニングのシーンから始まり、ちょっと体調を崩したあと彼は

放射能物質の影響で肉体強化されちゃいます!!!

9階の高さから落ちても平気だし、鉄も変形させられるほどに怪力だし、傷もすぐに治っちゃいます。(しかし鋼鉄のような体かと思いきや、刃物では切られてしまうし、切断された指とかはくっつかない)

しかしスーパーパワーをゲットしたからと言って、エンツォは突然正義に目覚めたりはしないんですよーーー!!!

そこがイイ!!!

ATMをまるごと盗んだり現金輸送車を襲ったりして悪いことをする。そしてお金を溜め込む。
溜め込んだお金で引っ越したりもしないし、くたびれたアパート住まいのまま、豪華なご飯を食べるでもなく好きなヨーグルトを大量に買い占めて、巨大なスクリーンを買い、その画面でアダルトビデオを観る、という今までの生活に毛が生えたような感じの事をするんですよ・・・(笑)
なんだろう、金は最低限生きていくために必要で、最低限生きるとは彼の中で「雨風しのげる家がある/ヨーグルトを食べる/AVを観る」くらいのもの。その最低限の生活を維持するためだけに金を盗んだ・・・そんな感じがします。つまり、彼自身は彼の人生に何も展望がなく、夢ややりたいことがあるわけでもない。超人的な能力を手に入れたとしても、それは何も彼の生き方を変えるきっかけにはならなかった・・・。

ならば、何が彼を変えるのか!?

それはヒロイン、アレッシアの存在。
同じアパートに住んでいたギャング一味のおっさんに盗んだ時計とか売って生活していたエンツォ。そのおっさんが麻薬密売の時に死亡。彼の家には一人娘(アレッシア)がいて、行き場がなくなった彼女は顔見知りだったエンツォの周りをうろつくようになる。

アレッシアは母親を亡くしてから精神を病み、日本のアニメ「鋼鉄ジーグ」の世界観の中にどっぷりと入りこんでしまってまともに会話が出来ないような感じ。
彼女はエンツォの超人的なパワーを見て「あなた、シバ ヒロシね!」と鋼鉄ジーグの主人公の名前で呼び始める。最初は困惑していたエンツォだったが、彼女の持っていたアニメのDVDを観たことで一緒にハマってしまい、DVDセットを買ってしまう。(ここらへんすごく可愛い)

同じものを観て同じものを好きだと感じたり、同じ時間を共有して、彼女のピュアな心に触れていくうちに、エンツォは次第に彼女を愛するようになる。

廃遊園地へ彼女を連れて行って、動かなくなった観覧車に乗せて、エンツォが自力で観覧車を回してあげるシーンとか最高に可愛くてロマンチックだし、いい雰囲気になったらパニックになってしまうアレッシアを抱きしめる二人の姿に鋼鉄ジーグのアニメの画面がかぶっていたりするのがすごくアーティスティックで素敵!!!!!!

孤独で盗むことでしか生きていけなかったこの情けない冴えない男がですよ。
輝き始めるわけですよ。アレッシアに時々見せる笑顔が切なくて愛しいわけですよ。

しかもきっと今まで女性を愛したことなんかなかったものだから関わり方も愛し方も知らない。どうしたらいいの?って

そんな矢先!!!!悲劇は起きてしまうんですねーーーーーー。

ヒーロー映画にはつきもの。ヴィラン(敵)の登場ですね。それまでただのギャングのチンピラっぽかったジンガロ(しかし無駄に運がよく死なない)が、エンツォのパワーに目を付け、アレッシアを人質にしてそのパワーの秘密を教えろと迫ってくる。
そして逃げ出そうとしたアレッシアは銃弾に倒れ、最期に「皆を救って」とエンツォに言い残す

かたやジンガロはエンツォと同じ川で同じ核物質に浸かり、同じような超人パワーを手に入れてしまう。球場で爆弾テロを仕掛けようとするジンガロをエンツォは止めに行き、最後に一対一で戦って勝つ。

このラストの場面、エンツォは爆弾を持って必死に走るんですよ。出来るだけ人の少ないところへ、出来れば川の中へ、と走る。このシーンがオープニングの彼の走る姿とリンクするんです!!!

オープニングでも彼は必死に走っていた。しかしそれは、自分の身のため。盗んで捕まらないようにと必死に走っていた。
しかし!!このラストの走りは違う。爆発まで5分を切っている爆弾を小脇に抱え、アレッシアの言葉を胸に「誰かを助けよう」と走っている!!同じ川辺を走るシーンですが、全く意味合いが違うんです。

こんなに分かりやすく成長してくれる主人公も珍しいというか、すごく感動しましたね。

エンツォのキャラクターが本当に素晴らしく、彼の生き方の描き方も本当に良かった。

ヒロイン、アレッシアの魅力

彼女はちょっと外見が、美人なのか不細工なのかちょっと場面によってコロコロ変わる不思議な女優さんでして・・・(笑)しかしそれが魅力の一つと言うか。精神を病んでしまった部分でのピュアさの演技だったり、それまでの正常な女性であった時の顔が見え隠れする演技が、表情から何から不安定なアレッシアを表現していたと思うんですよね。

エンツォを演じたクラウディオ・サンタマリアも素晴らしかったですけど、アレッシアのイレニア・パストレッリもすごく良かった!!!

お姫様のドレスを着て、喜ぶ彼女の姿はエンツォの目にも心にも焼き付いたんだろうなぁ・・・。

まとめ

SFアクションですけど、これは間違いなく愛によって成長する男のストーリー。

そして、ヒーローの誕生の物語でもあります。

すっごくちびぞうは好き!!続編も観たい!!!!

エンツォはあまり表情に変化がないし明るい性格ではないけど、でもコミカルな雰囲気にも持って行けると思うし、ヒーローとして目覚めた彼の今後の生き方もぜひ見ていきたいんで監督宜しくお願いしますよ続編をぉおと額を擦りつけて土下座したいですね!!!!!!

 

あ、結構グロいシーンあります。容赦なく人が死にます。あとエロいシーンもあるっちゃあるし基本的に雰囲気が陰気なので苦手な人は気を付けていただきたい。
PG12ですからね。

でもすごくオススメですよ!!!!!!!!!鋼鉄ジーグも観たくなりますよ!!!

 

 


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画像引用元:映画.com

ゲームを愛するあなたのための映画『レディ・プレイヤー1』ネタバレ&感想

”新世代VRワールドで、三つの謎を解け!”

こんにちは、ちびぞう(@cbz_ewe)です!

今作は劇場で予告を観た時期が『ヴァレリアン』と近かったので、ちょっと警戒してしまっていましたね・・・。色んなキャラクターが登場するって話は前から聞いていたので、映像重視で、監督のやりたい放題の夢を叶える系の作品かなー・・・と(ヴァレリアンは映像とデハーン様は良かったけど内容が・・・)

宇宙で彼女を落とす方法。映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』ネタバレ&感想

しかし、結構「良かった!」という声も聞くので迷うくらいなら観よう!と劇場へ!スピルバーグさんですし誰でも楽しめるエンタメ作品にしてくれているはず!

そういえばポスターもパロりまくりで面白いんですよね、/Filmさんで見れますよ!(結構不満の声が多かったようですが/笑)

パンフはこんな感じ!

42Pで税抜き760円。まぁまぁ普通のお値段!表紙はこれ、写真ではなくイラストでなんとなく『インディ・ジョーンズ』を彷彿とさせるデザインですね~

【映画情報】

【原題】Ready Player One
【制作国】アメリカ
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【脚本】ザック・ベン
【製作】ドナルド・デ・ライン、クリスティ・マコスコ・クリーガー、ダン・ファラー
【製作総指揮】アダム・ソムナー、ダニエル・ルピ、クリス・デファリア、ブルース・バーマン
【撮影】ヤヌス・カミンスキー
【美術】アダム・ストックハウゼン
【編集】マイケル・カーン、サラ・ブロシャー
【衣装】カシア・ワリッカ=メイモン
【音楽】アラン・シルベストリ
【出演([]内は役名)】

  • タイ・シェリダン[ウェイド・ワッツ/パーシヴァル]
  • オリビア・クック[サマンサ・エブリン・クック/アルテミス]
  • ベン・メンデルソーン[ノーラン・ソレント]
  • リナ・ウェイス[ヘレン/エイチ]

 

  • マーク・ライランス[ジェームズ・ハリデー/アノラック]
  • フィリップ・チャオ[ゾウ/ショウ]
  • 森崎ウィン[トシロウ/ダイトウ]
  • サイモン・ペッグ[オグデン・モロー]
  • ハナ・ジョン=カーメン[フナーレ]
  • T・J・ミラー[アイロック]
  • ラルフ・アイネソン[リック]
  • スーザン・リンチ[アリス]
  • パーディタ・ウィークス[キーラ]

【公開日(日本)】2018年4月20日
【上映時間】140分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ106,020人の評価)

【あらすじ】

貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもあるよ!)】

☆3.2/5.0

ゲーム・映画・アニメ・漫画が大好きなファンたちが大喜びするキャラクターたち、アイテム、車、ロボ、パロディも沢山で愛がとにかく詰まってる。そんな作品でした。

なんだろう、沢山知ってるだけ歓びを得られるんですよ。不思議です。

今までどれだけオタクって来たかどうかが試されているような気もするし、まるでその歓びは「よく見つけられたね」というスピルバーグさんのご褒美のようで・・・

 

と脱線しかけたので戻ります。

バーチャル世界でアバター使って大冒険ってのは『サマー・ウォーズ』でもやってたような感じですね。

流石スピルバーグさん!!!!!

と叫びたいくらい、かなり大味だけどしっかり勧善懲悪の物語でスッキリ分かりやすい。

ネタが分からなくてもちゃんと楽しめる作りになっていると思うし、古き良き『インディ・ジョーンズ』を現代に蘇らせたような謎解きも楽しい

 

VRという今後私たちの身近にもやってくるであろうアイテムを使って「バーチャル世界」の良さと「リアル世界」の良さ両方を描いていて希望に溢れるラストだったと思う。

「リアルは現実にしかない」というのは言われなくても分かるって思いがちだけど、人間はその想像力の豊かさからリアルでない物にもリアルを見出してしまいがちなんですよね。別にでも、それは悪いことじゃない。今後も私たちがリアルの大切さを忘れず見失わなければ、きっとバーチャル世界でも楽しく生きていくことが出来るんだろうな。

 

物語のキーになる”過去の偉大な人物から、次の新世代へと遺志が引き継がれていく”流れも感動したし泣けた。天才の孤独とか、生きにくさとか、そういうの弱いんですよねぇええええ・・・!!!

 

どんなキャラやパロディがあった?

ちびぞうはにわかオタなところがあるので(大体なんにでもミーハー)分かったのは

  • マイン・クラフト
  • キティちゃん
  • けろけろけろっぴ
  • ぽんぽこ ぽこぽん
  • デロリアン(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)
  • バットマン
  • キング・コング
  • T・レックス(『ジュラシック・パーク』)
  • ビートルジュース
  • ケント・クラーク(『スーパーマン』)
  • レックス・ルーサーのセリフ(『スーパーマン』)
  • ハーレクイン(『スーサイド・スクワッド』)
  • 『ブレック・ファースト・クラブ』
  • 『シャイニング』
  • アイアン・ジャイアント
  • フレディ(『エルム街の悪夢』)
  • RYUと波動拳(『ストリート・ファイター』)
  • メカゴジラ
  • チャッキー
  • ガンダム
  • 『ターミネーター』の親指立てるシーン

パパッと思い出せるのはこのくらいですねー。有名どころばかり!

本当に一瞬のシーンの中にも色々とパロってるっぽいので100や200以上はネタが仕込まれてそうです。

『シャイニング』のシーンは噂には聞いていたけども吹き出しそうになってしまいましたよ!!!!あのホテルの再現はずるい!!!!!美しすぎる!!双子ちゃんに幽霊に、あと斧がバキバキと扉をやぶってくる演出ね。

ジャック・ニコルソンは登場しませんでしたけどね!!

してくれたら★1つ上がってたな!

メカゴジラ登場でゴジラのテーマも流れるし・・・チャッキーは武器アイテムになってるし・・・もうカオス(笑)

 

 

まとめ

それにしてもーーー、楽しかったーーーー!!!

映画館で、ぜひ!!!

 

 


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ネタバレなしで映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想

―――それは、”慈悲”だ

ついに来てしまいましたねーーーー!MCU第19弾!ちびぞうは過去作18本全てを一から見直しまして復習もバッチリバッチリ!な状態で挑みました!!

アベンジャーズってどの順番で観ればいいの?という方のためにまとめたこちらの記事もどうぞ!

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

パンフレットは当然特別版を購入しましたとも!千円!

裏をシールで閉じられたカバーがついています。

もったいなくて外せない・・・!なので中身をチラり。

こんな感じでキャラクターのアートワークが描かれています!

カバーを外すとこんな感じ。

66ページで、しっかり他MCU作品の紹介もあり、出演者さんのインタビューもかなり多め(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Avengers: Infinity War
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー&ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、トリン・トラン、ジョン・ファブロー、ジェームズ・ガン、スタン・リー
【共同製作】ミッチ・ベル
【撮影監督】トレント・オパロック
【プロダクション・デザイナー】チャールズ・ウッド
【編集】ジェフリー・フォード、マシュー・シュミット
【衣装デザイナー】ジュディアナ・マコフスキー
【視覚効果&アニメーション】インダストリアル・ライト&マジック
【視覚効果監修】ダン・デレウ
【ビジュアル開発主任】ライアン・メイナーディング
【音楽】アラン・シルヴェストリ
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr[トニー・スターク/アイアンマン]
  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • マーク・ラファロ[ブルース・バナー/ハルク]
  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • ベネディクト・カンバーバッチ[スティーヴン・ストレンジ/ドクター・ストレンジ]
  • ドン・チードル[ジェームズ・”ローディ”・ローズ/ウォーマシン]
  • チャドウィック・ボーズマン[ティ・チャラ/ブラック・パンサー]
  • エリザベス・オルセン[ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ]
  • ヴィン・ディーゼル[グルート]
  • ブラッドリー・クーパー[ロケット]
  • ジョシュ・ブローリン[サノス]
  • トム・ホランド[ピーター・パーカー/スパイダーマン]
  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • ポール・ベタニ―[ヴィジョン]
  • セバスチャン・スタン[バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ピーター・ディンクレイジ[エイトリ]
  • ベネディクト・ウォン[ウォン]
  • ポム・クレメンティエフ[マンティス]
  • カレン・ギラン[ネビュラ]
  • デイヴ・バウティスタ[ドラックス]
  • ゾーイ・サルダナ[ガモーラ]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]
  • クリス・プラット[ピーター・クイル/スター・ロード]

【公開日(日本)】2018年4月27日
【上映時間】150分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】
【アベンジャーズ前作】人工知能が暴走する!?映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】アベンジャーズ4
【MCU前作】今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想
【MCU次作】アントマン&ワスプ
【IMDB】9.1/10.0  (およそ129,000人の評価)

【あらすじ】

6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレなし)】

☆3.0/5.0

もうなんというか、若干、点数が付けずらい感じですね。

もう、とにかく登場人物がひたすらに多い!!!!!!!!

ということと、

全員が同じ場所で戦うわけではないので、あっちの場面へ飛んだりこっちの場面へ飛んだり・・・「さて、その頃こちらでは~」みたいなシーンチェンジがすごく多い!!

少なくとも

  • キャップのワカンダチーム
  • アイアンマンの宇宙チーム
  • ソーの宇宙チーム

って感じに大きく分けて3つ?は別行動なのでここが把握できなないとわけわかんないと思いますね。

そもそも、もう過去作未見だと辛い

あまりにも多いキャラを全員把握するには、過去作をほぼコンプリートしていないと厳しいんじゃないか問題がありますね。

今作までは、まとめ記事でもマスト!と思う作品にだけ絞って観てもらえれば良いかなーと思っていたんですが、今作を観たら

「あぁ、もう全部(18本)観ないといけないじゃん・・・」

という感じになりました(笑)

全ヒーロー中、二人だけ登場しないので、せいぜい観なくても問題ないなーと思ったのは

『インクレディブル・ハルク』
『アイアンマン2』
『アントマン』

くらいかなーと思ったんですけども、どうせ3本抜かすくらいならもういっそ全部観たらいいじゃない?と思うので

やっぱり全部観ましょう!!!!(笑)

ちなみに、今から追いかけるという方は前作の『ブラックパンサー』がまだレンタル可開始していないのでおそらく今作には間に合いません
今作のレンタル開始が8月の『アントマン&ワスプ』に間に合えば、そこからリアルタイムで追いかけられると思います。頑張って!!!!!(もしそれがダメなら来年の『キャプテン・マーベル』までに全て観られると思います・・・)

インフィニティ・ウォーなので例の石たちがすごく大事!

ヒーロー達を知るのと同じくらい大事なのが、強大な力を持った6つの「インフィニティ・ストーン」。今作ではその6つを集めて宇宙人口を半分に減らそうと計画する最恐超人サノスとの戦いが描かれています。

ちびぞうも石についてまとめた記事をアップしているのでそちらをぜひ読んでください。

アベンジャーズに登場する謎の石たち【インフィニティ・ストーン】とは

スタン・リーおじさんも出演しているよ!

偉大なるマーベルの原作者であるクリエイターのスタン・リーおじさん(おじいちゃん)ですが、いつもMCU作品のカメオ出演をしていることで有名。

今作にもしっかりと出ていますので、目を皿のようにして探しましょう!!!

あの時消えたあの悪役(赤い奴)が再登場するよ!

MCUのあの作品でヴィランとして登場し、ちびぞうは「多分生きてる気がする・・・」と言っていた例の赤い人が意外な場所で再登場します!

今後も登場するのかは不明ですが気付けるとちょっぴり嬉しいかも。

まとめ

ネタバレなしだと本当に言えることが少ないですね・・・!!!!!!

息つく暇ないアクションシーンの連続とか、とっても迫力があってとにかく楽しいですし、色んなヒーローとの色んなコラボだったり口喧嘩だったりが見られて幸せ・・・・!!!!

な半面、

ファンにとっては色々とショッキングな展開が多く、涙無しにはみられない感じになっていますけども、ちびぞうは希望を捨てずに、次回作まで待ちたいと思います。

それにしてもおあずけの期間が長いなぁ・・・!!!

あ、ネタバレのみを抽出した記事もアップしていますのでこれだけでは物足りない!という方はそちらをどうぞ・・・!(自己責任で!)

ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?

 

 

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ネタバレ注意!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』メンバーの運命の行方は!?

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

ここから先は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレしかありません。

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

自己責任の上、スクロールしてください!!!!

 

!!!!ネタバレ注意!!!!!

 

 

どうも、こんにちは。ちびぞう(@cbz_ewe)です!

アベンジャーズについてのまとめ記事はこちら↓

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

 

ネタバレ注意(物語の核心/オチにも触れています)

 

ちびぞうはですね、もうね、これを劇場で観終わりましてね、面白いとか面白くないとかそういう感じではなく。放心状態というか・・・なんというか。衝撃が大きすぎて

 

「( ゚Д゚)ポカーン・・・・・・・」

 

って感じでしたね。

 

何が衝撃って、

 

多すぎるキャラクターの死ですよ。

今回ちびぞうはそのキャラの死を、自分の頭の中を整理する意味でも、分かりやすくまとめてみようと思いました。

かいつまんだ流れ

宇宙最恐の超人サノスが、6つのインフィニティ・ストーンをかき集めて「宇宙の人口を半分に減らす」という恐ろしい計画を行おうとしていました。

そして、強すぎるサノスによって、アベンジャーズの抵抗虚しく石は全てそろってしまい、映画の最後にはその恐ろしい計画が実行され、地球や宇宙のあらゆる惑星の人口が半分、消し去ってしまいます。

 

 

誰が死に、誰が生き残ったのか?

 

時系列順に追っていきたいと思います。

 

死んでしまったメンバー

まず最初の犠牲者、それは

  • 我らがロキたん

でした・・・。(号泣)

『マイティ・ソー/バトルロイヤル』の直後、サノスの船に襲われたアスガルド一行。サノスにソーを人質に取られ、渋々四次元キューブを渡したロキ。サノスを騙して襲おうとしますが、返り討ちにあってしまい「今度こそ本当の死」を迎えてしまいます・・・。

そして、そこでアスガルド民はソーを残して全滅。

  • ヘイムダル

も、最後にハルクを地球へ返すという力を使って、死んでしまいます。

ノーウェアが壊滅状態だったのでおそらく

  • コレクター

も殺されているでしょう。

続いて、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーから

  • ガモーラ

惑星ヴォ―ミアにて。ソウル・ストーンを手に入れるには代償として「愛する者を手放さなければならず」サノスはその代償にガモーラを選びます・・・。

そして次に、遂にそのご尊顔(ポール・ベタニ―)を見れた喜びに浸っていたところで死んでしまったのが

  • ヴィジョン

彼の額についているマインド・ストーンをサノスの手に渡らせてはならない。なので、ワカンダで彼の額から石を取り外し、それをワンダが破壊する作戦でした。しかしワカンダを攻め込まれ間に合わず、額についたままヴィジョンが死んでしまうと分かった上でワンダがヴィジョンの額のマインド・ストーンを破壊することに成功。
しかし、タイム・ストーンを持っているサノスにより時間を巻き戻され生き返ったヴィジョンは再びサノスの手によって額から石をもぎ取られ、再び死んでしまいます・・・

(個人的にこのヴィジョンの扱いは最高にむごい)

 

そして石を6つ手に入れたサノスは、全ての人口を半分にするという計画を実行してしまいます。
それによって消えてしまったメンバーはこちら。

  • バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー)
  • ファルコン
  • ワンダ(スカーレット・ウィッチ)
  • ブラック・パンサー
  • スパイダーマン
  • ドクター・ストレンジ
  • グルート
  • マンティス
  • ピーター・クイル(スター・ロード)
  • ドラックス

更に、エンドロール後にパニックになった地球の様子が描かれます。そこで

  • ニック・フューリー
  • マリア・ヒル

の二人も消えてしまいました。

 

生還したメンバー

  • キャプテン・アメリカ
  • アイアンマン
  • ソー
  • ハルク
  • ナターシャ・ロマノフ(ブラック・ウィドウ)
  • ローディ(ウォーマシン)
  • オコエ
  • ロケット
  • ネビュラ

生死不明のメンバー

  • アントマン
  • ホークアイ

この二人は『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』でソコヴィア協定を裏切る形になっていましたが今作で「司法取引した」と語られていたので、謹慎中・・・みたいな扱いなんでしょうか。一切登場していないので生死は分かりません。

  • ウォン

    彼は「サンクタムを守らねば!」と言って早々に退場していましたね。その後どうなったか覚えてないのですが多分再登場していないので生死不明。

ちょっと死んだかどうか覚えてない人

  • シュリ

    彼女に関しては単純に覚えてない・・・すいません!

 

まとめ

映画そのものに対する感想をまとめるまでにまだ時間がかかりそうだったので、取り急ぎ脳内の整理のためにも多すぎるメンバーの行く末についてまとめてみました。

また、後日この熱と落ち込みが過ぎてから冷静に感想も書いていきたいと思います・・・!

ちびぞう(@cbz_ewe)でした!

ネタバレなしでも感想書きました!↓↓↓

ネタバレなしで映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』感想

 

 


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80年代風クリーチャー映画『ザ・ヴォイド 変異世界』ネタバレ&感想

奈落が開かれる―――

どうもこんにちは、ちびぞうでっす!!!!

こちらも、GEOさん先行レンタルの作品。
何やら未知のクリーチャーに襲われる系の、古き良きSFホラーを踏襲した作品になっているようです。

R18と書かれていたり、R15 +と書かれていたりして映倫区分がどうなってるのかよく分かりませんが、ちびぞうの個人的な見解で言えば「なぜこれがR15+以上になるのか・・・」という感じ。

【映画情報】

【原題】The Void
【制作国】カナダ
【監督/脚本】ジェレミー・ギレスピー、スティーブン・コスタンスキ
【製作】ケイシー・ウォーカー、ジョナサン・ブロンフマン
【製作総指揮】トッド・ブラウン、デビッド・ワトソン、ジェームズ・ノーリー、スティーブン・ヘイズ、ピーター・グレアム、ロス・M・ディナースタイン、ジェレミー・プラット、ミック・フォーシイ、ロン・モルナー
【撮影】サミー・イネイヤ
【美術】ヘンリー・フォン
【音楽】ブリッツ//ベルリン
【出演([]内は役名)】

  • アーロン・プール[ダニエル・カーター]
  • ダニエル・ファザーズ[父親]
  • キャスリーン・マンロー[アリソン・フレイサー]
  • エレン・ウォン[キム]
  • アート・ヒンドル[ミッシェル]
  • ケネス・ウェルシュ[リチャード・パウエル医師]

【公開日(日本)】2018年1月13日
【上映時間】90分
【配給】彩プロ
【IMDB】5.8/10.0  (およそ20,000人の評価)

【あらすじ】

保安官のダニエルは、深夜のパトロール中に発見した血まみれの男を病院に連れて行く。しかしその病院にいる人々は「人間ではない何か」に変身しようとしていた。そんな中、銃を持った中年男と斧を持った若者が病院に乱入。さらに大型ナイフを手にした白装束のカルト集団もやって来て、病院が包囲されてしまう。誰が敵で誰が味方なのかもわからないまま、ダニエルは生き残った人々を連れて脱出を図るが……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレするよ!!)】

☆1.9/5.0

閉じられた病院、外には額に△の穴が開いてる白装束の集団、突然患者を襲い出す看護師、そして未知のクリーチャーに変貌する人々・・・そんな時に臨月の妊婦が苦しみだす!もう帝王切開するしか母子は助けられない!主人公の妻である女医は単身薬品室へ向かう・・・

武器を取りに外の車へ向かう主人公一行・・・しかし戻った時には、妻の姿はなかった。

この全ての怪異を巻き起こしたのは病院の院長で、カルト教団の教祖であり、闇の力を使いかつて亡くした娘を蘇らせようとしていた・・・!

(でもなんかその儀式で開いた異次元?に院長をタックルしたら解決したし蘇った娘クリーチャーも普通に倒されて平和になって終わる)

 

と、いう何の変哲もない(といっても話の核心に触れる部分は特に種明かしされない仕様なんですけど)よくある感じのホラー。

封鎖的な空間に追い込まれて人間同士で揉めたりなんだりって展開はゾンビ映画でもよく見る光景ですけどキャラクター同士のアツい物語があったりするわけではありません。

監督は70年代~80年代のホラーをリスペクトしていて、そのオマージュなどがふんだんに散りばめられた鋭意的な作品のようなんですが・・・。

いかんせん80年代っぽさが活かされきれてない・・・

「あーあるあるこんな感じのSFホラー」という感想を上回るものが特に何もないんですよね。

白装束のカルト教団はなんとなくKKK(実在する団体で白装束のカルト集団で有名だった)を思い起こさせるし、その額部分の布が△に切り抜かれていたり、儀式をする教祖の世界には大きな三角の山(ピラミッド?)があって、なんとなくイルミナティ(秘密結社)を連想させる感じ。。

で、別にそういうものと一切関係のない話なのかもしれませんが「意味深に演出しよう」という意図からそういったモチーフを安易に選んでる感じがどうしてもしてしまうんですよね。「どう?なんか恐ろしい秘密や謎が隠されているように見えるだろう?」って感じで。
本当に何も語る気がなく、意味深な部分を不可解な謎として残すなら、もう少しオリジナリティのあるカルト集団だったりマークだったりを考案してそれを採用すべきだったのかなと。

ぐちゃぐちゃになってるクリーチャーも、なんとなく画面が暗かったり点滅していたりで見辛い・・・。せっかくデザインしたんだから全部見せようよ!本当にそのデザインがクリーチャーとして成功してたなら真昼間に明るいところで観てもかっこよく見えたりするものだから!たぶん!
(H・R・ギーガー氏のエイリアンなんかフィギュアの状態でもかっこいいもんね)

と、いうわけで今作はちびぞうの中で佳作にもう一歩!といった感じの作品になりました。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

 


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