カテゴリー: さ行

真の信仰とは?映画『沈黙 ‐サイレンス‐』感想&ネタバレ

主はなぜこんなみじめな者まで愛せるのか?

画像引用元:映画.com

『ソーシャル・ネットワーク』、『アメイジング・スパイダーマン』、『ハクソーリッジ』なんかで活躍中のアンドリュー・ガーフィールド主演作!

スコセッシ監督の作品は難しくてとっつきにくい・・・という印象のある監督さん。今作は、日本でのキリシタン弾圧を書いた日本人作家の『沈黙』という作品が原作になっています。(読んではいませんが!)

私自身は特に信仰心などはないんですが、幼稚園と高校をカトリック系のところで過ごしたため、なんとなくキリスト教をテーマにした作品は身近に感じてしまうんですよね。

外国人の監督さんが日本で起きた宗教弾圧をテーマに、沢山の日本人俳優さんも起用されて、どんな作品になるんだろう?と興味津々で鑑賞しました。

【映画情報】

【原題】Silence
【制作国】アメリカ
【監督】マーティン・スコセッシ
【原作】遠藤周作『沈黙』
【脚本】ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ
【製作】マーティン・スコセッシ、エマ・ティリンガー・コスコフ、ランドール・エメット、バーバラ・デ・フィーナ、ガストン・パブロビッチ、アーウィン・ウィンクラー
【製作総指揮】デイル・A・ブラウン、マシュー・J・マレク、マニュ・ガルギ、ダン・カオ、ニールス・ジュール、チャド・A・ベルディ、ジャンニ・ヌナリ、レン・ブラバトニック、アビブ・ギラディ、ローレンス・ベンダー、スチュアート・フォード
【撮影】ロゴリゴ・プリエト
【美術】ダンテ・フェレッティ
【衣装】ダンテ・フェレッティ
【編集】セルマ・スクーンメイカー
【音楽】キム・アレン・クルーゲ、キャスリン・クルーゲ
【出演([]内は役名)】

  • アンドリュー・ガーフィールド[セバスチャン・ロドリゴ]
  • アダム・ドライバー[フランシス・ガルペ]
  • 浅野忠信[通辞]
  • キアラン・ハインズ[ヴァリニャーノ]
  • リーアム・ニーソン[クリストバン・フェレイラ]
  • 窪塚洋介[キチジロー]
  • イッセー尾形[井上筑後守]
  • 塚本晋也[モキチ]
  • 小松菜奈[モニカ]
  • 加瀬亮[ジュアン]
  • 笈田ヨシ[イチゾウ]

【公開日(日本)】2017年1月21日
【上映時間】159分
【配給】KADOKAWA
【IMDB】7.2/10.0  (およそ62,000人の評価)

【あらすじ】

17世紀、キリスト教が禁じられた日本で棄教したとされる師の真相を確かめるため、日本を目指す若き宣教師のロドリゴとガルペ。2人は旅の途上のマカオで出会ったキチジローという日本人を案内役に、やがて長崎へとたどり着き、厳しい弾圧を受けながら自らの信仰心と向き合っていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.2/5.0

いやぁなかなかに考えさせられる作品でした。

当時のキリシタン弾圧が行われた日本側の事情というものを私は何も知らずに観たんですが、監督の言いたいことはなんとなく分かりました。

この作品の面白いところは、「別にどの宗教だっていいんじゃないか」という前提で「どこまで神を信じられるか」と説いているところだと思うんですよね。ただ単に、イエス万歳、キリスト教万歳!と言いたい作品ではなく、もっと大きな意味での「信仰とは」という部分に疑問を投げかけているんだと思います。

イエズス会の教えを信じ、「自分たちの師が棄教(自分の宗教を捨てること)したなんて信じられない、日本には自分たちの救いを待っている信者がたくさんいて、彼らを救わねばならない!」と長崎に渡る二人の宣教師。

しかし渡ってみれば自分たちの宗教は間違った形で日本に広がっており、自分たちがいるから殺されてしまう人々がいて、自分たちが棄教すれば救われる人々がいる。信仰を捨てることが信者を助けることになるという矛盾の中で苦しんでいても、神は何も言ってくれない。ただただ「沈黙」するのみ。その「沈黙」が何より恐ろしい、という主人公(ロドリゴ宣教師)の言葉は、なるほどなと思わさせられましたね。

他の映画でも時々、神を信じられなくなったという人が「あれだけの不幸が起きても神は救ってくれなかった。神など存在しないんだ」と言っている場面をよく見かける気がします。そういった理由で信仰を捨てる人はとても多そうだし、この映画では、そんな状況で主人公は神を信じ続けられるのか?という部分を何度も何度も試している気がしましたね。

特に、窪塚洋介扮するキチジローというキャラクターが興味深くて!

彼は、踏み絵を踏まず家族がみんな死んでいった中で自分一人だけ踏み、助かったという男なんですが、「自分は踏み絵を踏んだがずっと信仰を続けている、自分の罪に苦しんでいる。どうか許してください」と何度も何度も、告解に来る。そして何度も何度も踏み絵を踏む(笑)ロドリゴ宣教師の事も裏切るし、それでも何度も「赦してください」とやってくる。

もうね、悪魔かこいつはと思いましたね。宗教なんてこんなものだよ、と耳元でささやく悪魔のような存在。実際にロドリゴさんも「なんでこんなヤツまで神は許しちゃうの?」と言っちゃっているし(笑)

どこにでもいますけどね、「反省したんだ!今度こそギャンブルなんてやめるから金を貸してくれ!」とか言って同じ間違いを何度も繰り返す人。固い信仰心を根底から揺さぶる、良いキャラクターだったなキチジロー。人間の弱さの権化みたいな人でした。

勿論、まともな信者の人達も沢山いましたけどね!

塚本晋也さん演じるモキチなんて、鬼気迫っていて本当に素晴らしい演技でした。

まとめ

とても重くて苦しい映画でした。現代では考えられないほど理不尽な理由で沢山の人が処刑されていく場面が、これでもかと描かれています。とても観ていて辛いです。

だけど、宣教師ロドリゴと一緒に苦しみぬいた先に出会うフェレイラ神父の言葉、彼の生き様は「信仰を持ったまま人を自由にしてくれる」一種の光のようなもので、苦しんで映画を観るだけの価値があったと思わせてくれます。

自分の中で宗教とはビジネスである、というイメージがとても強いんですが。その反面、人々の心の支えになるとても不思議なものだなと感じています。

なんでだろう、結局こうしてキリスト教ネタの映画に惹かれてしまうのは、「何かを強く想い続ける人」に人としての強さを感じ憧れる部分があるからなのかもしれませんね。

ラストシーンで棺桶に入れられたキリスト像を見た時に、その強さを思い知ります。

とても、良い映画だったなぁ。

そして、支離滅裂な感想だなぁ・・・(笑)

 

 


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1st蜘蛛男を知ろう第二弾!『スパイダーマン2』ネタバレ&感想

スパイダーマンにはもうならない…2度と

初めてのスパイダーマン実写映画化、その第二弾!

アベンジャーズに新登場した三代目スパイディに惚れちゃった方はぜひ、初代の作品も観直そう!のコーナーですねー!

トビー・マグワイヤ扮するピーター・パーカーと、キルスティン・ダンスト扮するMJの恋模様が今回もうワンステップ進んだ形で描かれます!

アルフレッド・モリーナ扮するヴィラン『ドック・オク』とのバトルシーンも見ものです!!

【映画情報】

【原題】Spider-Man 2
【制作国】アメリカ
【監督】サム・ライミ
【脚本】アルヴィン・サージェント
【原案】アルフレッド・ガフ、マイケル・シェイボン、マイルズ・ミラー
【製作】アビ・アラド、ローラ・ジスキン
【製作総指揮】ジョセフ・M・カラッシオロ、スタン・リー
【撮影】ビル・ポープ
【美術】ニール・スピサック
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • トビー・マグワイヤ[ピーター・パーカー/スパイダーマン]
  • キルスティン・ダンスト[メリー・ジェーン・ワトソン]
  • アルフレッド・モリーナ[オットー・オクタビアス/ドック・オク]
  • ジェームズ・フランコ[ハリー・オズボーン]
  • ローズマリー・ハリス[メイ・パーカー]
  • J.K.シモンズ[J・ジョナ・ジェイムソン]
  • ディラン・ベイカー[カート・コナーズ博士]
  • ビル・ナン[ロビー・ロバートソン]
  • テッド・ライミ[ホフマン]
  • エリザベス・バンクス[ミス・ブラント]
  • ブルース・キャンベル[門番]
  • ウィレム・デフォー[ノーマン・オズボーン]

【公開日(日本)】2004年7月10日
【上映時間】127分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンタテイメント
【前作】スパイディの成り立ちが分かる!映画『スパイダーマン』ネタバレ&感想
【次作】『スパイダーマン3』
【IMDB】7.3/10.0  (およそ451,000人の評価)

【あらすじ】

大学やアルバイトに加え、スパイダーマンとして闘うピーターは、憧れのメリー・ジェーンとすれ違うばかり。スパイダーマンへの復讐を誓う親友のハリーともうまくゆかず、人間関係に悩む。そんな時、優秀な科学者であるDr.オクタビウスに会うが、彼は実験中の事故で凶暴な怪人ドック・オクに変身してしまう。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

1では、スパイダーマンの成り立ちをよく知ることが出来ました。

今作は、スパイダーマンがスパイダーマンとして生きていく上での葛藤が描かれ、さらに親友であるハリーとの確執が深まっていき、次作でようやく激突するのかな!?という伏線としての物語にもなっています。

若干のツッコミどころもある

例えば、MJとの関係。前回、良い感じで終わったと思われた二人ですが、いつの間にか別れて親友としてのポジションに収まっています。しかもMJは新しい恋人と婚約・・・もうすごいテンポ早い!!

スパイダーマンやってたら彼女に危険が及ぶし離れていた方がいいよね!と思う気持ちも分かるんですが、それならその葛藤が生まれ始めて別れちゃうところも観たかった!!

それから、クライマックスの暴走電車を止めた後のシーン。スパイディのマスクが取れて顔が乗客にモロバレになっています。「私たちは決して口外しないよ」みたいな空気が漂っていたんですが・・・いやいや一人ぐらいは絶対話しちゃう人いるって!!今ならインスタ上げちゃうって!

スパイディの能力が突如失われてしまうのも、説明不足感が否めないですね。精神的な物が原因だったのか、それとも・・・結局そこのところの謎は分からずじまいで。

という・・・まぁ些細と言えば些細なところが少し、気になってしまいましたかね。

アクションシーンが楽しい

前回のグリーンゴブリンよりも、ヴィラン(敵役)であるドット・オクが現実にあり得そうな見た目になっているのも世界観に入り込みやすくて良いですし、そのタコのような足を巧みに使いスパイダーマンと電車の上や横に張り付いて戦うシーンは、重力どこいった!って感じで最高に楽しいです!

そしてクライマックスの電車を止めるシーンも、当時CMで散々見たような気がしますがやっぱりハラハラさせられますねー!

サム・ライミ監督の見せ場

ホラー映画で有名なサム・ライミ監督の一番の見せ場として個人的にお気に入りなのは、ドット・オクが悪に染まって研究員を襲ってしまうシーン!

大暴れする様子がものすごくホラー的な見せ方をしていて、どのシーンよりもあそこが一番観ていて怖かったですね!流石サム・ライミさん!!という感じがしました(*´∀`*)

まとめ

2作目ですが、面白さは1より上がっている気がします!
2004年、十年前とは思えぬアクションシーンは必見ですし、ヒロインであるMJはあまり評判良くないですが私的にはとても綺麗で可愛くて・・・大満足です。

ジェームズ・フランコ扮するハリーが、ついにスパイディの正体を知ってしまって・・・次作で彼は父の仇をうつため第二のグリーンゴブリンとなってしまうのか!?という引きもすごく気になる感じで終わっていました・・・。

スパイダーマン好きにはきっと満足できる一本になっていると思います!

このまま3も楽しめると良いなぁ!

 

 


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ぶっ飛んでるだけじゃない!『スイス・アーミー・マン』感想

”自由を奪われるのにどうして戻ろうとする?”

来ましたー!!!!私の大好きな大好きな俳優さん「ポール・ダノ」の劇場最新作です!!

いやまさかこんなことになってるとはおもわなかったよね(思わず全部平仮名)

何も知らずに(予告編も観ずに)ポール・ダノの新作だ!というだけで母親を連れて観に行ってしまったんですよね・・・・・・・この作品を観た人ならきっと「可哀想に」と思ってくれるかもしれません(笑)うちの母はかなり許容範囲の広い人なので助かりましたが。

ちなみにパンフはこんな感じ。

26Pで税抜き667円は普通と言うか、ミニシアター系ならありがちな感じですね。しかしよくこんなミニシアター系を近場のTOHOさんでやってくれたなぁと思ったら、意外や意外、サンダンス映画祭で最優秀監督賞を獲得していて賛否分かれる中でも賛の多い映画のようです。

内容としては、

  • ラドクリフ君の演技への情熱(スタントはほとんど使わずに自力で撮影に臨み、ポールもそれに応えて実際にラドクリフ君を担いだとか)とか、
  • 監督達のこの作品に込めたメッセージ性がとても真面目に語られていて、
  • メイキングについての話(森の中のバスは美術スタッフが実際に森の中にあるものを拾って作った)も読み応え抜群でした。

ちなみにタイトルの『スイス・アーミー・マン』とは「スイス・アーミー・ナイフ(十徳ナイフ)」から来ているようで、万能な死体ということが言いたいようです(笑)

【映画情報】

【原題】Swiss Army Man
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ダニエルズ(ダニエル・クワン、ダニエル・シャイナート)
【編集】マット・ハンナム
【撮影】ラーキン・サイプル
【美術】ジェイソン・キスバーディ
【美術監督】デヴィッド・デュアルテ
【セット装飾】ケルシー・エフレイム
【衣装デザイン】ステファニー・ルイス
【音楽】アンディー・ハル
【音楽】ロバート・マクダウェル
【声の出演([]内は役名)】

  • ダニエル・ラドクリフ[メニ―]
  • ポール・ダノ[ハンク]
  • メアリー・エリザベス・ウィンステッド[サラ]
  • アントニア・リベロ[クリシー]
  • ティモシー・ユーリック[プレストン]
  • リチャード・グロス[ハンクの父]
  • マリカ・キャスティール[リポーター]
  • アンディー・ハル[カメラマン]
  • アーロン・マーシャル[警察官]
  • シェイン・キャルース[検視官]

【公開日(日本)】2017年9月22日
【上映時間】97分
【配給】ポニーキャニオン
【IMDB】7.0/10.0  (およそ70,000人の評価)

【あらすじ】

遭難して無人島に漂着した青年ハンクは、絶望して命を断とうとしたとき、波打ち際に男の死体が打ち上げられているのを発見する。死体からはガスが出ており、浮力があることに気付いたハンクは意を決し、死体にまたがり無人島脱出を試みるが……。【引用元:映画.com

【感想(下品な言いまわしが予想されます)】

☆4.2/5.0

物語の核心に迫る部分はボカして書きます。

 

青春・サバイバル・アドベンチャー!(チラシのアオリ)とはよく言いましたなぁ!(笑)

常人には理解できないぶっ飛び設定

無人島に漂着した青年と死体の出会い。そして止まらないオナラ、加速していく下ネタ、ラドクリフ君の股間のテントと丸出しの尻とケツ毛。死体の尻から出る腐敗ガスでジェットスキーをしたり、口から出る水をウォーターサーバーやシャワー代わりにしたり、気付くと死体が喋り出して一緒に友情ごっこをしている・・・しまいには口から発する空気砲を利用して兎や鳥を仕留めだす・・・「監督’sは完全にキメてると確信したくなる数多の奇抜過ぎる発想と展開(笑)

終始、非常にバカバカしくて、くだらなさすぎて失笑→じわじわ笑い→いつしか爆笑→そして「あれ!?私泣いてる!?」という後半の切なさの畳みかけ。

ファンタジーではないしヒューマンドラマと言うほど共感は得られないだろうし、ゾンビ映画やホラーとも違う。ジャンル定義がかつてないほど難しく、他の映画では体験できない不思議なものを観た、そんな感じがしました(勿論良い方向の体験です)。

「この二人行きつくところまで行ったら、まぐわってしまうのだろうか?」という恐怖心を母親の隣で感じながら観ていたので(一人なら平気だった)、人を選ぶ内容ではあるもののオススメしない!とまでは言いたくないですが、ただ一つ、「絶対に一人で観て欲しい」これだけは言いたいですね(笑)人と観たら集中力が削らされます。

アホなナンセンス映画に見せかけて

この映画、くだらない下ネタのバカなコメディというだけでは決してないんです。

音楽の使い方(アカペラ最高)や編集はすごくハイセンスだと思うし、何より内容がしっかりとある。

「人のオナラはどうして嫌悪を感じるのか」という素朴な疑問から、凄まじい切り口で「人間社会とは、人生とは」というところまで深堀している。気がする(笑)

わざと、その疑問について考えさせるためにあれだけのバカをやって、観ている人間の”目を背けたくなる気持ち”を試しているようなそんな映画でした。ラドクリフ君がまるで子どものように何も知らず、そんな彼にポールダノが「人間とは何か」を教えていく過程が重要でしたよね。ラドクリフ君は、あの97分の映画の中で、「人生」をまるごと体験したんだと思います。ポールを通じて。

更に、「愛と成長」についての映画でもある。「恥じる事なく全てをさらけ出してこそ、相手の事も受け入れることが出来る」んですよね。二人の間に生まれたものは友情だけではなく、愛にも近いものだった。主人公は最後、勇気を出して恥を捨てることで「誰も愛せなくなって、誰にも受け入れられなかった自分」から一歩踏み出せた。そう思います。

(愛がいっぱいのバスのシーン、流石MV出身の監督達なだけあって最高に美しいです)

本当に、詰め込み過ぎてる!って思うくらいに色んなものが読み取れる、ただの下品でバカバカしいだけの映画ではないんです。

 

・・・しかし、ここまで思うより先に「ついていけない」「気持ち悪い」「不快」と思って拒絶する人は後を絶たないでしょう・・・(大丈夫、それがまともな人間社会の中での感覚だとも思うのです)

サンダンス映画祭でも、途中退席した人がいたみたいですね。

演技派俳優の二人に魅せられる

ラスト付近までたった二人で、ほとんどの時間をこなしていく。すごいことです。脚本の力と、主演二人の演技力あってこそ。

死体役のラドクリフ君はあまりの体当たりっぷりに、ハリポタで得た女性ファンを相当数失うと思うんですが、それすらなんとも思っていないような入り込みっぷりが逆に漢(おとこ)を感じさせるなぁと思ったのは私だけでしょうか(笑)

私の大好きで愛してやまないポールダノは、ラドクリフ君のぶっ飛び設定に食われがちですが、やっぱり真の演技派でした。あの女装した時の女っぽい仕草や目線がびっくりするほど自然で、笑ってしまいました(笑)

彼が本当に死体を親友と思って接していく過程も素晴らしかった、「自分は頭がおかしくなってしまった」と自覚しながらも、なぜか死体から離れられなくて、その根本には冒頭でボトルや船に書いていた「とても退屈」「助けて欲しい」「孤独に死にたくない」、この気持ちがあったからこそ。だから何にでも縋ってしまうし、冒険してしまうし、心を寄せてしまう。すごく切ない心境を序盤は隠しながら、本当に自然に演じていたと思います。

あー泣けてきた。

冒頭を思い返すと、余計に泣けます。

2人が映画を観たり、パーティで踊ったり、倒錯的なシーンではあるものの・・・凄く幸せそうで良い笑顔だったなぁ・・・。「幸せは常識に囚われない」という部分についても、考えさせられましたね。

まとめ

これは、「人間社会に適応できなかった孤独な男の最後の冒険と、希望を見出す旅」でもあると思うんです。あまりにバカげていて下品な表現も多々あって(というかそれがほとんどだけど)観る人を選んでしまう作品になってしまっていますが(笑)

逆にこの監督達の挑戦状かのような本作にぜひ失笑しながらも向き合って、そして「勝利」を勝ち取ってもらいたいなと思います。

一番重要なのは「一人で観ること」ですよ!!!(笑)

私は前知識なく母親を連れて観に行ってしまったので、冒頭15分くらいで「これは大変なことになった」とかなり焦りました。一人で観てください。絶対に。(笑)

 

ラストについての私の見解ですが、物語としてはしっかりと結論を出していたので、主人公の考えていたことが決してうやむやにならず、「希望」が残るラストでまとめられていたと思います。

スイス・アーミー・マンは万能なヒーローだったんだ!そういうことだよ!(笑)

 

 


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ゾンビの人権とは?映画『ゾンビ・サファリパーク』ネタバレ&感想

人間の良心は?ゾンビになったら良心はどこにいってしまうの?

久々にゾンビ映画を観ました!前回観たのは多分『ゾンビ・リミット』、その前が『アイアムアヒーロー』かな?前者はゾンビ感染が広がった後、治療方法まで見出された世界の話(ただし薬を毎日打たないとゾンビ化してしまう)で真新しかったし、後者は日本映画良くやった!!と褒めたいくらいに爽快な正統派ゾンビ映画でしたね!

何気にゾンビ映画も大好物なちびぞうです(*^ω^*)

一番好きなゾンビ映画はオチが斬新な『アンデッド』です!

今回はなんと、ゾンビの島でゾンビの射的が楽しめるよっていうリゾート地が開発されちゃっている世界でのお話。邦題はだいぶフザけた感じですが・・・中はどんな感じやら。

【映画情報】

【原題】The Rezort
【制作国】イギリス・スペイン
【監督】スティーブ・バーカー
【脚本】ポール・ガーステンバーガー
【製作】シャーロット・ウォールズ、ニック・ジロット、カール・リチャーズ
【製作総指揮】エイドリアン・ポリトウスキー、ジル・ワテルケン、アラベラ・ペイジ・クロフト
【撮影】ロマン・オーシン
【美術】ジェームズ・ラプスニー
【衣装】アリソン・ミッチェル
【音楽】ザカリアス・M・デ・ラ・リバ
【出演([]内は役名)】

  • ダグレイ・スコット[アーチャー]
  • ジェシカ・デ・ゴウ[メラニー・ギブス]
  • マーティン・マッキャン[ルイス・エヴァンス]
  • ジャッサ・アールワリャ[ジャック]
  • エレン・リス[セイディ]
  • クレア・グース[ヴァレリー・ウィルトン]

【公開日(日本)】2017年1月18日
【上映時間】90分
【映倫区分】PG12
【配給】ポニーキャニオン
【IMDB】5.3/10.0  (およそ4,600人の評価)

【あらすじ】

20億人が犠牲となった人類対ゾンビの戦争から7年。生き残ったゾンビを孤島に隔離してゾンビ狩りを楽しむアトラクション「リゾート」が人気を集めていた。戦争で父を亡くしたメラニーは、ゾンビ狩り療法がトラウマ克服に良いと聞きつけ、パートナーのルイスと共に島にやって来る。しかし、何者かが「リゾート」のシステムにウィルスを仕かけたためにセキュリティが制御不能となり、島中にゾンビが解き放たれてしまう。さらに「ブリムストンプロトコル」が発動され、島は5時間後に自動的に空爆されることに。何も知らないメラニーたちは、野外キャンプでゾンビ狩りを楽しんでいたが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.3/5.0

誰しも思いつきはするけどやってこなかったこの世界観・・・。なぜ誰もやらなかったか?それは”たとえゾンビでも元は人間である”という部分が暗黙の了解というか。見れば分かるというか。倫理的に当たり前というか。だったからなんでしょうね(笑)

全体的にツッコミどころ満載でしたね、やっぱり。分かっていたけども。でもそれでも観てしまう・・・それがゾンビ映画の不思議な魅力・・・

ツッコミどころ

  • ゾンビとの戦争で20億人も失った

まず”ゾンビとの戦争”という言い回し、そして犠牲者の数字に笑ってしまった。おそらく噛まれて死んでいるとすればその人たちも全員ゾンビに違いないので世界人口70億人だとしたら4分の1~3分の1はゾンビですよ!近所の人3~4人に1人がゾンビ!人類滅ぶって!

まぁ、じわじわと広がっていってゾンビ化→ヘッドショットしていって最終的に出た被害者が20億人・・・ということなんでしょうね。冷静に考えれば他のゾンビ映画でもそれぐらいの犠牲者が出ていそうなものはありますが、具体的な数字を提示されることがあまりないのでシュールに感じてしまいました(笑)

  • どう考えてもタブーなリゾート地

ゾンビの生き残りが見つかった島全体をリゾート地に改造。街中に、ゾンビが板のようなものに括り付けられていたり、あるいは鎖で繋がれていたり、それがまるでアトラクションのようにバーンと出て来る。そしてそれを射的のように本物の銃で撃ち殺す。という場所が舞台。

お客はみんなそれぞれ、復讐だったりトラウマ克服の治療だったり、ただはしゃぎたくて来てたりと理由は様々ですが・・・。そもそも”ゾンビを生け捕りにして的にする”という発想が反倫理的に思えるんですよね。だって元は人間の、生ける屍なわけで・・・そのゾンビも誰かの親であり子どもだったわけですよ。いくら動くし襲ってくるからって自分の家族や親類の死体を的にして銃で撃って楽しむなんてことは・・・普通の神経してたら出来ない気が・・・。しかも客の中には16歳の少年まで!いくらガンシューティングゲームの優勝者でもなぁ・・・。

(ゾンビ映画好きの私が倫理観を語るのか?という点は一旦置いておいていただきまして・・・(笑))

  • ぐだぐだのセキュリティ

ゾンビの島にこのリゾート施設のセキュリティルームのようなものを置いている事も「おいおい」ですし、ハンティングが始まる前夜祭の会場からセキュリティの中枢へアクセス出来る場所へお客がすぐに入れてしまうことも「おいおい」ですし。

しかもセキュリティにウィルスを仕込む女は手首にコードをメモっててそれを見ながら打ち込んでるし・・・。そんなとこに書いてたら怪しまれるし何よりすぐ消えちゃうでしょ!!

そしてそんな簡単にセキュリティは破られてしまうのに、島の職員は「鉄壁のセキュリティのはずが何故」とか言っているのでもう笑うしかないです。

  • 脚本もぐだぐだ

ネタバレになりますが、今作を観ながら書いていた私のメモが残っているのでそれを貼ります。

「島だし、客にはヘッドショットを教えているわけだし、いつかはゾンビの数が絶えるのを考えると、どこかから人間を補充していると考えるのが妥当。
先の無いビジネスすぎるもん。
おそらく最初の方で見た難民とかを島に投入してそう
そしてこの島でゾンビになった人の中に家族がいたりしたら、やめさせたくなるのかも。」

90%この通りでした!!

予想から外れたのは、このリゾート地を止めるためのスパイの女は、”リビング2”というゾンビの権利団体の女だったということです。でも大体合ってた。

こんな簡単に予測できてしまって、しかもそのスパイの招待が客の中から発覚する流れも唐突ですし、特に大きな人間ドラマもなくヒロイン以外は全員しんでしまうのです。なんだそりゃ、という感じ。

まとめ

ちょっとだけ、ゾンビの人権?というものを考えるシーンがあって、そこだけは良かったかなー。ラストのヒロインの台詞も良かったです。

ただせっかく、今までなかった事をしているのだからもう少しタブー方向に振り切れてしまっても面白かったかもしれません。中途半端に真面目なので、ネタとしても楽しむことが出来ず、また、昔ながらのB級ホラー映画の様式美(例えば意味のない美女の裸とか、意味のない女同士の絡みだとか、すぐにしぬ頭の悪そうなカップルとか)が踏襲されているわけでもないので、ホラー洋画ファン的にもいまいち。全体的に残念な作品でした。

 

 


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スパイディの成り立ちが分かる!映画『スパイダーマン』ネタバレ&感想

大いなる力には、大いなる責任が伴う

今年、『スパイダーマン / ホームカミング』を観まして、過去のスパイダーマンも見返したい!と思ったので復習がてらDVDにて再鑑賞しました!

ちなみに新スパの方も記事を上げていますので良ければどうぞ!→三度目の映画化!『スパイダーマン : ホームカミング』感想

トビー・マグワイヤのスパイダーマン・・・少し陰鬱すぎて苦手だったんですよね。今はどう感想が変わるでしょうか・・・

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MCU参戦!映画『スパイダーマン : ホームカミング』ネタバレなし感想

ホームカミング=”帰郷”を祝福せよ!

待ちに待ったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の最新作が、ファン待望のスパイダーマンをリブートさせアベンジャーズの一員として描く形でやってきました!!!

以前公開された2作のスパイダーマンとはまた別に新たに、『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』で助っ人として登場したスパイダーマンの個別作品第一弾です!

今までのスパイダーマンよりももっと年齢を若く設定し、高校生としてのピーター・パーカーがどのようにヒーローになっていくのかを身近な目線で堪能出来るのが本作の魅力。

私もやっとこさ劇場で観る事が出来ましたー!

パンフはこんな感じ

A4より少し大きめサイズで46P税抜き760円はやっぱり豪華め。もう一つ、豪華版のようなものが出ていたようなのですがそちらは売り切れでした。残念。

キャストやスタッフさんへのインタビューも豊富で、監督の全て生身で撮れるように”リアルにこだわった”アクションシーンへについての記事も面白かったです。

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憧れのテーマパークが再び!映画『ジュラシック・ワールド』感想&ネタバレ

あのテーマパークが、ついにオープンする。

ジュラシックシリーズは正直チラッとしか観た記憶がなく・・・どの作品をどれくらい観たかとかが定かではないんですよね(笑)もしかしたら一作もまともに観た事がないかもしれません(笑)

『炎の王国』に合わせて全作おさらいしてまいりました!!どうも!ちびぞうです!

あの恐竜シリーズはここから始まった!映画『ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

あの名作恐竜映画の続編!『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』ネタバレ&感想

ついにプテラノドン登場!!映画『ジュラシック・パークⅢ』ネタバレ&感想

ちびぞうが恐竜の中で一番怖いなぁと思っているのは「ディフォロサウルス」という名前のわりと小さめで可愛い体をしているのにも関わらず、突然エリマキトカゲのようになって毒を吐いて来るヤツです。デカいの一体に襲われるよりも、ああいう系に囲まれる方が怖い(笑)

パンフレットはこんな感じ。

いたってノーマルな縦長A4サイズ。写真ではわかりにくいですが、恐竜マークとタイトル部分はエンボス加工がしてあって浮き出ています!34Pで税抜き667円。まぁまぁ普通ですかね。

キャラクター紹介以外にも、恐竜たちの紹介なんかも載っているので恐竜好きには興味深いと思います!!(笑)

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”22年目の告白”の原案!映画『殺人の告白』感想&ネタバレ

「あなたは――本当に身勝手ね」

最近公開された『22年目の告白 ―私が殺人犯です―』を観まして、その原作となったという今作にも興味が湧いたのでレンタルして観てみました。

この作品は、同じく韓国映画『殺人の追憶』のネタ元となった「華城連続殺人事件(80年代に実際に韓国で起きた未解決の連続殺人事件)」からインスピレーション?を受けて作られた作品のようです。

韓国映画は両手の指で数えられるほどしか観ていないので、レアですね!!

ちなみに吹き替え版で観ました( ´ސު`)

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戦慄の贈り物。映画『ザ・ギフト』ネタバレ&感想

お前が過去を忘れても、過去はお前を忘れない―――

 

【画像元:映画.com】

このポスターにも堂々と出ている贈り物男、実は今作の脚本も務めた監督ご本人だったようです(笑)多才すぎる!!今後注目していきたい。

さて。夫婦の元に届く贈り物が一本のワインから始まり衝撃のラストにどう繋がっていくのか・・・というサイコスリラーですね!

この”衝撃のラスト”という煽り文句が過大広告ではないか不安になりつつDVDで鑑賞しました・・・

【映画情報】

【原題】The Gift
【制作国】アメリカ
【監督】ジョエル・エガートン
【脚本】ジョエル・エガートン
【製作】ジェイソン・ブラム/レベッカ・イェルダム/ジョエル・エドガートン
【音楽】ダニー・ベンジー/ソーンダー・ジュリアーンズ

【出演([]内は役名)】ジェイソン・ベイトマン[サイモン]、レベッカ・ホール[ロビン]、ジョエル・エガートン[ゴード]、アリソン・トルマン[ルーシー]、ティム・グリフィン[ケヴィン・“KK”・ケラー]、ビジー・フィリップス[ダフィ]、アダム・ラザール・ホワイト[ロン]
【公開日(日本)】2016年10月28日
【上映時間】108分
【配給】ロングライド/バップ
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.1/10.0  (およそ96,000人の評価)

【あらすじ】

新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、2人に1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にゴードからのギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦のまわりに異変が起き始める。【引用元:映画.com】

【感想(ネタバレ含むよ!)】

☆2.7

ある程度スリラーやミステリー好きであれば予測できてしまうところが結構あるかも。

たとえば

この家は実はこの男の家ではないのでは?→やっぱりそうだったー!

夫が過去にしたことに対する復讐なのでは→やっぱりそうだったー!!

会社のライバルも陥れようとしているのでは?→やっぱりそうだったー!!!

この赤ちゃん夫の子どもでないのでは?→やっぱりそうだったー!!!!

といった感じで、発想が安易だった。(子どもに関しては真相は明かされていないので謎ですが)予想がすぐついてしまったので、「衝撃のラスト」とはやはり言い過ぎだな・・・と。

 

安易ついでに言えば夫の過去にした事がゲスすぎるけど安易だったなぁ。韓国の某名作サスペンスを思い出させるような復讐の理由だけど、こちらは「全部ウソ」だったわけで。もう少しそこのところ掘り下げて欲しかったですね。

クズ男と知らず結婚してしまってそのせいで精神的に負担を抱える妻が誰よりも可哀想。

というか、あれだけのクズなら今までの人生で限りなくたくさんの人に恨みを買ってそうですし、そういう性格の片鱗って見えないものなのかな。あんまりリアリティもないですよね。

 

脚本・助演をしている監督の演技は、シッチェス・カタルーニャ国際映画祭(スペイン)で最優秀男優賞を獲得しただけあって素晴らしかったです。

ゴードという不気味な男は、きっと変わり者なだけで根は優しい良い人なんだ、そう信じたいんだ・・・という気持ちにさせてくれる良い演技でした。

 

勝手に家の前に贈り物が置かれていたり、望んでもいない人物の接近というのは恐ろしいものがありますよね。そういう点ではわりと引き込まれる作風でした。

 

 


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ディズニーの深すぎるCGアニメ映画『ズートピア』感想

JUST ZOO IT!!

あまりディズニーっぽさの無い、CGアニメが来ましたね~!

この記事を書いている時点でズートピアを検索すると「ハリウッドの脚本家がズートピアは盗作だと訴えを起こす」というニュースが引っ掛かりますが…(笑)大丈夫なんでしょうかね。ゲーリー・ゴールドマンって知ってるぞと思ったらゲイリー・オールドマンと間違えただけでした(笑)金男さんの方は『トータル・リコール』なんかの脚本さんなんですね。結構大物。

こういうニュースってけっこう、最終的にどうなったかまで報じなかったりするので(本国ではどうなのかわかりませんが)、モヤモヤしたまま終わる事が多いです。

さて!なんだかとてつもなく面白いぞ!という空気に押されて私も劇場へ足を運びましたー

パンフレットはこんな感じ!

 

出ました!!背表紙のあるふっといパンフレット!!!ほぼほぼ真四角なかたちも可愛くていい感じです!

中開きするページも二か所あってそこも合わせると全部で36ページ!しかし税抜き667円!やすい!ファンタビのパンフもこれくらいの値段にして欲s

ズートピアの各エリアの説明もどの場所がどこにあるかと一緒に載っていたり、コンセプトアートがあったりして、更に動物学者である新宅広二氏がキャラの解説をしているページが非常に興味深い…!ズートピアならではの良さがたっぷりなパンフでした^^。

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ナタリー・ポートマンがファーストレディに!映画『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』感想

これが、私の使命だから。

ブラック・スワン』の監督、ダーレン・アロノフスキーと主演のナタリー・ポートマンのタッグ再び!※アロノフスキー監督は今回は製作です!

ジョン・F・ケネディの妻、ジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)のケネディ大統領暗殺のその後の最後の使命を描いた伝記的な作品!

アロノフスキー監督が好きなので、劇場まで足を運びました!

特別な歴史的知識は特に必要なし!そこがこの映画の良いところです^^

パンフはこんな感じ~

真っ赤なデザインがとても印象的ですよね。税抜き667円で30ページ。やはり映画の雰囲気に合わせて中身もシックでハイセンスなデザイン!

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障がいと向き合うということ。映画『シンプル・シモン』感想

「ぼくは変化が嫌いだ」

【画像引用元:映画.com】

劇場で観れなかった事を心から後悔している、大好きな作品。

スウェーデンのカラフルポップなハートフルストーリーです!!

主演のビル・スカルスガルドくんは、『マイティ・ソー』や『アベンジャーズシリーズ』にも出演しているステラン・ステルスガルドの息子さん!いやぁ調べててビックリしました(笑)

親子で良い演技するんだなぁ…

例によってパンフはありません!

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