投稿者: ちびぞう

ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収④/攻略・レポPart6‐2

どうもどうも、ちびぞうです!!!

前回の記事(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収④/攻略・レポPart6‐1)では、新たなシナリオの発見に成功しました!これでようやく、ベストエンディングを迎えられそうな気がします!!\(^ω^)/

探索を続ける

この部屋の探索の続きからですね。

  • 上段の茶色い机が置いてある壁のメモ

――鬼に追いかけられし女は、やがて夜叉になりて。無事、夜叉を黄泉に還す童は、その欠片が足りぬ。ただ、鬼の手中に堕ちぬよう――ここは唯一の守りなり。
――ここは、それを逃がさぬ唯一の鎖なり。

  • 壁にかけられている面、左から順に

――鬼の面だ。
――女の面だ。
――夜叉の面だ。

この部屋はこれ以上は何もなさそうです。
壁に貼ってあるメモを読む限り、「ことりおばけ」を成仏させるためにあの白い子どもの霊もここに捕らえたままにしてある・・・と読み解けますね。
うーん、仕方がない事とは言え、少し切ないです。

さて、一旦部屋を出ます。

ここの真ん中の水の張ってある箱を再び調べると、

  • 欠片を洗う
  • 何もしない

と選択肢が出ます。うーん、選択肢がやたら出てくるとそれも分岐ポイントなのかと不安になりますね・・・(笑)

一旦「何もしない」を選択し、上の方も探索してみます。

上には大きな入り口があり、上の方にキラキラと光るものが沢山あります。

――扉の上で、夜光石が光っている。

夜光石で守られている場所のようです。入ってみます。

こんな感じになっています。青い光を放っているものは、

――夜光石が入った灯篭だ。

先に進むとこんな感じ。

シオリ「・・・地面にびっしり、何か書いてある。・・・お経?何かを祀ってるの?」

地面の赤くなっている部分に何かお経のようなものが書いてあるようですね。これも子どもの霊を捕らえるためのものでしょうか。

その中央部分を調べると、

――桶が置いてある。

須賀「・・・」
シオリ「・・・もしかして、棺桶?」

その上にあるお地蔵様のようなものを調べると

――「外道」

と書いてあります。この場所の入り口に6体並んでいる地蔵?も調べてみると、左から順に

――「天道」
――「人間道」
――「修羅道」
――「畜生道」
――「餓鬼道」
――「地獄道」

とあります。これは多分、あの世にある六道のことですね。死ぬとこの6つをグルグルするという。「外道」はこの6つのどれでもない、外れたところにある魂、という意味なのだそうで。そのまま、この子の魂はあの世に行く事無くここに囚われている、ということなんでしょうね・・・。

欠片を洗ってみる

他は特にないようなので、一つ手前の場所に戻って「乳白色の欠片」を張ってある水の中で「洗ってみる」選択をしてみます。

シオリ「・・・もしかして欠片って、これのことかな」
須賀「・・・」

――小さな欠片を清めた。

再び、上の棺桶のある部屋に向かい、小さな欠片をそこに収めてみます。

――小さな欠片を、棺桶に戻しますか?

  • 戻す
  • 戻さない

また選択肢・・・辛い・・・

とりあえず「戻す」で。

シオリ「・・・じゃあ、入れるね」

部屋全体が白く光り、青白くなったところで例の白い子どもの霊が降りてきます!!!

―― あ り が と う
―― これで ぼくはやっとでられる
―― だから おねがい
―― ぼく を つれていって
―― だいすきな おかあさんに あわせて
―― きっと きっと きっと
―― おかあさんは ぼくをまってる

そして子どもの霊は消えてしまいました。

シオリ「・・・今の子、私知ってる。小さい頃に森で会ったことがある。・・・そっか、あの子はずっとここに居たんだ。お母さんに、会うために・・・」
須賀「・・・」

このイベントを見た後、再び棺桶を調べると

――棺桶を台座へ持っていきますか?

  • 持っていく
  • 持っていかない

また選択肢!!!

一応、念のためセーブをしておきます。

そして「持っていく」を選択。

シオリ「・・・持っていこう。確か、下の道に岩の台座があったはずだから。・・・かまわないよね?須賀君」
須賀「・・・」

須賀さんは何やら微妙そうな顔をしていましたが、とりあえず同意してくれた模様。

下の道の、石で出来た台座へ戻ります。

ここからは先頭をシオリちゃんが歩くようになります。

シオリ「・・・台座は、ここでいいんだよね?」

置きました!!棺桶を調べてみると・・・

――棺桶は静かに佇んでいる。

シオリ「・・・これで、いいのかな」

しかし特に何も起きる気配はありません(笑)困り果てるちびぞう。
とりあえずのセーブです(笑)

エンディングスタート!

書庫に戻る方がいいのかな?と思い上へ上がってみると・・・ガシャアアン!!と何やら音がして

何か来た!?画面が赤っぽくなっていきます!!

シオリ「・・・今の音・・・。もしかして、外の夜光石が割れたんじゃ・・・!」

須賀さんが音のした方に向かおうとします!

シオリ「! 須賀くん!」
須賀「・・・」

ここは任せろ!とばかりにキリっとした顔をする須賀さん。

「ことりおばけ」の登場です!!

可愛い 可愛い 私の子・・・
はよう はよう でておいで

須賀さんが立ち向かおうとする!

シオリ「・・・須賀君!戻って!――須賀くん!」

画面が白く光る!!!何が起きた!?と思うと・・・

白い子どもの霊も来たーーーーーー!!!!!

―― おかあさん
―― おかあさん
―― おかあさん
――
―― やっとあえたね、おかあさん

ぼうや・・・?わたしの ぼうや・・・?

ぼうやと再会した「ことりおばけ」の声が、おどろおどろしい物から、普通の女の人の声に変わっていきます・・・。浄化作業が進んでいるようです。

あぁ・・・あぁ・・・っ!ぼうや・・・ぼうや・・・っ!わたしのぼうや・・・っ!
可愛い 可愛い 私のぼうや・・・っ やっと やっと やっと

「ことりおばけ」の姿が一瞬弾けて、青白い姿に変わります。

やっと・・・見つけた
私の ぼうや・・・
苦しかったでしょう 辛かったでしょう
ごめんなさい ごめんなさいね・・・

―― おかあさん だいすきな おかあさん
―― いっしょにかえろうね これからずぅっと いっしょだよ

シオリ「・・・会えたんだね・・・。お母さんに・・・子どもに・・・」

シオリ「・・・今のうちに、行こう。きっと、「ことりおばけ」はもう大丈夫だよ」
須賀「・・・(にこ)」

あれ?須賀さんの声は?まぁいいかと思いつつ書庫に向かおうとします。

す、すると・・・!?

画面にノイズが走る!!!!!

!?何が起きた!?ベストエンディングじゃないの!?と戸惑うちびぞう。

このノイズ・・・すごく・・・怖いです・・・

 

と、いうところでですね!次回への引きも抜群!!というところで今回は終わりにしたいと思います!(笑)

ここまで読んで頂きありがとうございました!またお会いしましょうー!

ちびぞうでした(*´∀`*)

 

 


にほんブログ村 ゲームブログへ

ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収④/攻略・レポPart6‐1

こんばんは、どうもどうもちびぞうでーす(*^ω^*)

前回(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収③/攻略・レポPart5‐Last)に引き続き、霧雨のベストエンディングをひたすら目指す記事です!

前回の終わりに、ちびぞうはかなり行き詰まっていました!なぜなら

シナリオの分岐ポイントがどこにあるのか分からないから!!

そして裏でちらちらと遊んでみて、ちびぞうは推理しました。

ちびぞうの推理

おそらく、乳白色の欠片を手に入れるまでの部分に分岐ポイントはないのではないか、とまずは考えました(そうしないともう果てしない。推理が果てしない)。

ポイントは、最後に入るこの部屋。

この部屋は、左側の階段のある場所で「助けを呼ぶ」という選択肢をしない限り、外に出ることが出来ます。

そして、ここを出た場所も

この石の台座があるところですね。ここも、外に出ることが出来ます。

しかし、その外は

この上の部分は、出ようとすると

――気味の悪い気配が漂っていて、出ることができない

と表示されます。そしてこの怪しげな鍵のかかった部屋。(↑の画像左側の部屋)

ここをもしかして開けるのではないか・・・?という点も気になるポイント。

つまり、最後の部屋から動ける範囲内で、何か出来ることがまだあるのではないか・・・?というのがちびぞうの推理。
左側の階段のところで「助けを呼ぶ、呼ばない」と選択肢が出るので、何かが出来るからこそ、選択肢を設けてあるのではないか・・・と考えたのです。

推理ポイントまとめ

  • 「助けを呼ばない」という選択肢の意味
  • その状態で動き回れる範囲があること
  • 鍵の開いていない部屋の存在

選んだセーブポイント

須賀さんが夜光石の宝玉を持って、シオリちゃんと再会し、人工洞窟の中に入る。

この時点からスタートしてみました!

そしてこの部屋。

ここで、何か出来ることがないか?と考え、ひたすらクリックをしてみたんです。
というか、慌てて文を呼んでると何回も間違えてクリックして同じ文章を何度も読んでしまうという現象、ありますよね?(笑)そんな偶然がもたらした、一筋の光を発見したのです・・・(笑)

遂に分岐ポイントを発見

全ての書物をいつものように読み終えたら、上にある茶色のデスク。ありますよね。
それの、椅子が置いてある方の本をクリックすると、こんな文章が出ていました。

――古い言葉が書かれており、読み解くのは難しい。
――ひっついていてページがめくれない。

シオリ「なんでこんなにベッタリひっついてるんだろう」

これは、血か何かがくっついていて読めなくなっているのであろう、と言っていましたが。

実は!!!

これをもう一度クリックすると・・・

――ひっついていてページがめくれない。

シオリ「うーん。無理やりめくったら破けちゃいそう・・・」

なんと!?新たなコメントが出る!!!!!!!

そして、三度目のクリックをすると・・・

――ひっついていてページがめくれない。

ここはコメントは出ませんが、今まで出なかった須賀さんの顔アイコンが出ます。

更に!!!四回目!

――ひっついていてページがめくれない。

シオリ「・・・うーん。・・・気になるね。もう、めくっちゃおうか?」

  • ページをめくる
  • めくらない

出ましたー!!!選択肢です!!!

そして遂に!!!

――ページをめくると、くり抜かれたような窪みがあった。
――窪みには鍵が入っている。
――古ぼけた鍵を手に入れた。

【古ぼけた鍵】をゲット!!!!!

やりましたーーーーーー!!!!!やっと変化したー!!!

現在、持ち物には

  • 乳白色の欠片
  • 夜光石の宝玉
  • 古ぼけた鍵

の3つがあります。

この鍵はやはりあの部屋のものでしょう!!ということで、一旦外に出て鍵のかかっていた部屋に向かいます。

ここの左側の部屋ですね。

新たなシナリオ

鍵を使って中に入っていると、結構広めの通路?のような場所に出ました。

調べられるものは真ん中の箱のようなものだけ。

水が張ってある。
水は入れ替えられている様子はないのに、不思議ととても清らかだ。

左に部屋があるので、入ってみます。

ちょっと異様な感じの部屋ですね。探索してみます。

  • 入ってすぐ右の白い四角いヤツ

――行燈がある。

  • 入って正面の本棚

――古めかしい物の中に、一冊の古い画集が置いてある。
――なんの情報もないと判断した須賀は素早く本を閉じて、棚の上に置いた。

  • その下に並ぶ桶

――空の桶だ。

  • 階段を上がって一番左の本棚

――色褪せた一冊の本が置いてある。
――女を救うには、清めた亡骸を入れた棺桶を台座に捧ぐ必要がある。
――しかし、あの棺桶の中身は不完全であり持ち出すことはできない。
――恐らく、我が先祖が罪の意識に駆られ、唯一残した希望なのだろう。
――全てを狂気のままに壊した鬼のような男に、女が食らい尽くされないように。
――ただ、足りない亡骸を見つけ、清め、棺桶に収めない限り、希望が昇華されることはない。
――たった、これっぽっちの欠片だというのに。

シオリ「・・・欠片って」

  • その右隣の本棚

――古い文献や、資料について書かれている紙が置かれている。

  • 読む
  • 読まない

当然ここは読みます!

――昔の阿座河村の内部構造について事細かに調べ上げたもののようだ。
――村が行っていた自治について、血生臭い内容が記されている。
――家の主が犯した罪は、その家族をもって償わなくてはいけない。
――子は刑に処されるか、売買される。女は老婆になり捨てられるまで、身をもって村に尽くさなければならない。
――しかし牢獄は森の奥深くにあったため、そこに留置される女の相手はほぼ男であることから、推測される償いはあまりにも無残である。
――この私刑は、森が封鎖されるまで続いた。森を禁忌の場所とした女も、そういった経緯で捕らわれた者なのだろうか。
――私は、我が先祖のことを調べる際に、他者の妻に狂った男を記した先祖の書を見つけるに至った。そこから考察するに、伝承とされる女の罪は、濡れ衣であったのではないかと推測する。

やっぱりね~、そういうことですよね~。

つまり、昔から村で行われていた家族の連帯責任の刑を利用して、初代おがみさんは女を陥れ夫も子どもも殺し、自分の物としようとしたと。そしてその女が「ことりおばけ」に変貌してしまい、子どもを攫うようになった・・・と。これが恐らく阿座河村に伝わる伝承の真相ですね。

まだ部屋の探索の途中ですが、そろそろ次回記事へ続く!とさせていただきたいと思いますー!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。ちびぞうでした!

 

 


にほんブログ村 ゲームブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(*´∀`*)

映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』ネタバレ&感想

もういちど輝くために、 もういちど愛されるために、 すべてを手放し、羽ばたこう。

アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞・撮影賞を受賞し、その他主演男優賞などでも多数ノミネートをされたアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督×マイケル・キートンの、なんとも表現しにくい作品(笑/特にジャンルが)。アカデミー賞以外でも多数の映画賞を受賞している非常~~~~~に評価が高い作品です!

イニャリトゥ監督と言えば、レオさんがよ~~~~やくアカデミーを獲った『レヴェナント 蘇りし者』なんかの記憶が新しいですね!それ以前の作品では『バベル』くらいしか観ていなかったんですが・・・私的にはあまり好きな監督さんではなかったという・・・。

しかし、今作にはなかなか唸らさせられました。

パンフはこんな感じ!

激お洒落!!!!58ページで税込み860円という値段に見合う分厚さです。

珍しく左開き。最後の方に配給の20世紀フォックスの子会社である「フォックスサーチライトピクチャーズ」の紹介(どんな映画を配給しているか)等の情報ページもあってなかなかにボリューミー。

【映画情報】

【原題】Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
【制作国】アメリカ
【監督】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
【脚本】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー
【製作】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ジョン・レッシャー、アーノン・ミルチャン、ジェームズ・W・スコッチドープル
【撮影監督】エマニュエル・ルベツキ、ASC/AMC
【プロダクション・デザイナー】ケヴィン・トンプソン
【編集】ダグラス・クライズ、スティーヴン・ミリオン,A.C.E
【キャスティング】フランシーヌ・メイスラ―,CSA
【衣装デザイナー】アルバート・ウォルスキー
【ドラム・スコア】アントニオ・サンチェス
【製作総指揮】クリストファー・ウッドロウ、モリ―・コナーズ、サラ・E・ジョンソン
【出演([]内は役名)】

  • マイケル・キートン[リーガン]
  • ザック・ガリフィナーキス[ジェイク]
  • エドワード・ノートン[マイク]
  • アンドレア・ライズブロー[ローラ]
  • エイミー・ライアン[シルヴィア]
  • エマ・ストーン[サム]
  • ナオミ・ワッツ[レズリー]
  • リンゼイ・ダンカン[タビサ]
  • メリット・ウェヴァー[アニー]
  • ジェレミー・ジャモス[ラルフ]
  • ビル・キャップ[クレイジー・マン]
  • ダミアン・ヤング[ガブリエル]

【公開日(日本)】2015年4月10日
【上映時間】120分
【配給】20世紀フォックス映画
【映倫区分】PG12
【IMDB】7.8/10.0  (およそ462,200人の評価)

【あらすじ】

かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の底にいる俳優リーガン・トムソンは、復活をかけたブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優が大怪我をして降板。代役に実力派俳優マイク・シャイナーを迎えるが、マイクの才能に脅かされたリーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。【引用元:映画.com

【感想(ラスト部分のネタバレ有り!)】

☆3.3/5.0

演出の面白さ!

まず最初にウキウキしたのはノートンさんとの舞台上での練習シーン!あんな風に、熱のこもった演技のやりとりしてみたい!って興奮してしまいました!!
次にウキウキしたのは、超絶カッコいいジャズドラムと台詞のセッション!!登場人物が喋るタイミングに合わせてドラミングする人のシークエンスが挟み込まれるんですが、リズミカル過ぎて観ながら肩が揺れてしまいましたよ恥ずかしい!あんな音響効果初めてでほんとにワクワクが止まりませんでした!!

脚本の面白さ!

バードマンというドッカーン!バコーン!!的な大衆向けヒーローモノ映画でかつて人気者になった俳優が落ちぶれ、過去の栄光に縛り付けられながらも演技派の役者として成功したいと葛藤する!この今時のハリウッド映画を皮肉るようなシナリオもたまらんんんんんん!!!と唸らせてくれました。
超能力があるように見えて本当はないのかも?どっちだーーという演出も好きだし、もはや亡霊のような扱いのバードマンも良い味出してます。
主演の人がバットマンだったことを知らなかったので本当に悔しかったなぁ。知ってたらもっともっと楽しめた。

残念だった点

さてここまではとっても好意的に書いてきたんだけども、しかし!

しかしだ!

どういう意図でこの作品が作られたのか後半からよくわからなくなってしまった。。この映画が何故アカデミーに気に入られたのか、納得した〜と思って観ていたのに。
まるで最後の最後で怖くなって結末を観る相手に委ねたように感じられて、途中の皮肉や風刺のような表現が全てなくても良かったもののように感じた(少なくとも私は)。

もしラストで死んでしまうならば、バードマンとの決別は意味をなさないですよね。せっかく、批評家を”本気で”仕事させるのに成功したのにも関わらず…筋が全く通らなくなるような気がして仕方がない。決別したように見えて、結局実弾に頼ることしかできなかった自分を嘆いたのか。どうにもしっくり来ない。
大衆向け娯楽映画を批判しすぎて反感買うの嫌だから中途半端にボカしたようにしか見えないんですよねぇ…本当に残念だ。
(本当はスコアは5.0から始まったんですが3.3まで落ちてしまった・・・)

まとめ

しかしながらこの作品は観る人によって本当に意見が変わるし、生きてた派死んでた派(死んでた派の中にもいつどのタイミングで死んだかで派閥がある)超能力使える派使えない派と議論が絶えません!!
周囲に語り合える映画好きがいる人にとっては、鑑賞後とても有意義に過ごせる映画であることは間違いないと思います(*’ω’*)

 

余談ですが、この映画を観たあとマイケル・キートンが「バードマン」に扮する『スパイダーマン/ホームカミング』を鑑賞すると色んな意味で楽しくなると思います(笑)

MCU参戦!映画『スパイダーマン : ホームカミング』ネタバレなし感想

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

ラスト2行で驚愕する系小説『イニシエーション・ラブ』映画版との違いと感想

何年も何年も積んでいたこの作品をようやく読みまして、更に映画版の方も鑑賞したので、どんな違いがあったか?をメインにレポートしていきたいと思いますー!

映画版の主演は前田のあっちゃんと松田翔太でしたね!

そっちの感想もあるよ!

切ない恋に隠された秘密。映画『イニシエーション・ラブ』ネタバレ&感想

ネタバレも多大にしていきますので、未見の方は本当に注意してください!(笑)

こちらの表紙、地味にカバーのサイズが本の大きさと合ってないんですよね・・・(笑)なぜ!と思ってめくってみると

なるほど!映画化するから慌てて包んだのね!という事がよく分かります(笑)
元々のこの表紙の方が好きだなぁ私は。

簡単なあらすじ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて・・・。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆到で描いた青春小説―――と思いきや、最後から二行目(絶対先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。(裏表紙より)

叙述トリックのネタ

ここから先、この物語の核心に迫るネタバレがあります。
映画版共に未見の方は決して先を読まないでください!


結局のところどういう部分で「二度読みたくなるか」という部分の解説をします。

side Aの物語は、鈴木とマユの出会いから恋人になるまでの流れ、そしてside Bの物語は、就職した会社で異動が決まり、静岡と東京で遠距離恋愛になってしまった鈴木とマユの恋物語が鈴木の浮気によって壊れていくまでを描いている。

・・・と、見せかけて。

実は、side A の鈴木とside Bの鈴木は名字が同じなだけの別人であり、時系列もA→Bという風に流れているように見せて実は同時進行(Bの鈴木と付き合ったのが先であり、Aの方が後の恋愛)だったりという二重のトリックになっている!!!

それを最後から二行目に、鈴木の下の名前を第三者に呼ばせる事によって「え?Aの鈴木とは違う人!?」という驚きを読者に与えている。

よーーーく読んでいると、マユが大好きだという「男女七人物語」のシリーズがAとBで前後していたり、「JR」という名称が馴染んでいるかどうかという部分で、時間軸にもトリックが隠されている・・・というのが読み解けたりする。きっとこれ以外にもヒントは沢山散りばめられていたんでしょうな!!

私はそれらのヒントをサラッと掴んでいて、違和感は持っていたものの、最後の最後までネタに気付けなかったのですごく悔しかったんですよね・・・。
しかし、それは事前に「叙述トリックの作品だよ」とオススメされていて読んでいたからこそ!何も知らずに読んでたらきっとヒントにも気付くことなく、ネタバレされても理解できなかったかもしれません(笑)

原作と映画の相違点

サイドAの鈴木は「鈴木A」、サイドBの鈴木は「鈴木B」と記載しています。
特に改変のない部分については触れていません。

原作 映画
鈴木Aの見た目 メガネをかけている。地味で生真面目そうで「NHKのアナウンサー」っぽい印象、素顔はイケメン。服にも頓着しないタイプ。 メガネはかけていない。地味で冴えないデブ男。→俳優:森田甘路
マユの見た目 決して美人ではないが愛嬌のある顔立ち、ファ二―フェイスと鈴木に評されている。男のようなショートカット。 ポニーテール。女性らしく、人目を引く可愛らしさ。→俳優:前田敦子
マユが鈴木の下の名前を聞いたタイミング 最初の合コン。 最初のデート。
2人のベッドシーン 鈴木Aとマユ。 鈴木B(松田翔太)とマユ。
酒が入ると鈴木は Aは記憶がなくなるほどはっちゃけてしまう時がある。
Bは暴力的になる。
特にどちらも酒を飲むとどうというシーンはない。
マユから鈴木へのクリスマスプレゼント 革製の財布とパスケースのセット。 ナイキの赤いスニーカー。「男の人にプレゼントしたことなくて」と言いつつ、鈴木ABどちらにも同じ物を贈っている。
ラスト、鈴木Bは マユの電話での反応に不穏な気持ちになり彼女との思い出を思い出す。 マユの電話での反応に不穏な気持ちになり、彼女がクリスマスに予約したホテルをキャンセルしたことを知らず一人で待っているかもしれないと思い、静岡まで会いに行く。そしてそこでマユと、鈴木Aとばったり鉢合わせる。

感想

ぶっちゃけた話、叙述トリックと知っていて読んでいたせいか驚きは少なかったですね。

最後の二行で全てを理解する、ということも私には難しく、再び読むにも至らずネットでどういう事だったのか解説サイトを見て回ってしまいました・・・。
実写化映画ではなかなかないことですが、これに限っては映画版の方がトリックとしてよく出来ていたし、ネタばらしも非常に分かりやすかったので、そちらの方が面白かったなー。と思いました。

個人的に、クリスマスのプレゼント、映画版では全く同じ靴を鈴木ABにプレゼントしていたマユですが、原作ではどうだったかな?と思ったら革製の財布とキーケースのセットを贈っているんですね。
多分、これは鈴木Bと別れなかったら二人とデートしていたであろうマユのプレゼントを両方鈴木Aが貰ったという事なんだろうなと解釈しました(笑)

そういえば、この記事を書くためにパラパラと見返していたら、二人が貸し借りしていた本の中に「十角館の殺人」があったのを見つけてニヤリとしました(笑)
やっぱり、叙述トリックのお話として非常に有名な綾辻さんの作品ですから、リスペクトしているんでしょうかね!!それとも、「こういう意味の驚きが来るよ」という、ささやかなヒントだったのかもしれないですね(笑)

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

切ない恋に隠された秘密。映画『イニシエーション・ラブ』ネタバレ&感想

最後の5分、全てが覆る。あなたは必ず2回見る―――

画像引用元:映画.com

松田翔太×前田敦子のピュアラブ!!!!!!・・・なのか?!

実は私はこの作品を小説版の方でオススメされていて、買ってからずーーーーーっと積んでいる間に映画化(笑)
「映画化されたんなら早く読まないとなぁ」と思いながらもここまで引き延ばしてしまいました(笑)

先日ようやく原作を読了して、「これは映像化無理なんじゃ?」と思い映画の方も観てみることに!!!

東宝さんの情報ページはこちら

公式サイトはもうリンク切れになっていたんですが、サイトアドレスが i love takkun .com だったのに笑ってしまいました(笑)

【映画情報】

【制作国】日本
【監督】堤幸彦
【脚本】井上テテ
【原作】乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
【ゼネラルプロデューサー】奥田誠治
【エグゼクティブプロデューサー】門屋大輔
【プロデューサー】飯沼伸之、畠山直人、小林美穂
【撮影】唐沢悟
【照明】木村匡博
【録音】鴇田満男
【美術】相馬直樹
【装飾】田中宏、山森悠子
【衣装デザイン】宮本まさ江
【ヘアメイクディレクション】池田真希
【編集】伊藤伸行
【音楽プロデューサー】茂木英興
【音楽】ガブリエル・ロベルト
【音響効果】大河原将
【VFXスーパーバイザー】定岡雅人
【助監督】白石達也
【記録】井手希美
【制作担当】篠宮隆浩
【出演([]内は役名)】

  • 松田翔太[鈴木]
  • 前田敦子[成岡繭子(マユ)]
  • 木村文乃[石丸美弥子]
  • 三浦貴大[海藤]
  • 前野朋哉[梵ちゃん]
  • 吉谷彩子[優子]
  • 松浦雅[ナツコ]
  • 八重樫琴美[和美]
  • 大西礼芳[ジュンコ]
  • 佐藤玲[まどか]
  • 山西惇[桑島課長]
  • 木梨憲武[静岡支店部長]
  • 手塚理美[石丸詩穂]
  • 片岡鶴太郎[石丸広輝]
  • 池上幸平[天童]
  • 森田甘路
  • 盛岡龍
  • 矢野聖人
  • 藤原季節

【公開日(日本)】2015年5月23日
【上映時間】110分
【配給】東宝
【映倫区分】G
【IMDB】7.1/10.0  (およそ600人の評価)

【あらすじ】

1980年代後半の静岡を舞台に、奥手で恋愛経験のない大学生・鈴木が、合コンで知り合った女性マユとの日々を通して変化していく姿を描く「Side-A」、就職先の会社で東京本社に転勤することになった鈴木がマユを置いて上京し、本社の同僚・美弥子との出会いで心が揺れる「Side-B」という2つの物語が並行しながら、原作とは異なるエンディングを迎える。【引用元:映画.com

【感想(結末のネタバレもしています!)】

☆3.2/5.0

げ、原作小説よりも面白い・・・!!(笑)

あまり邦画も観ない上に、原作小説と合わせて楽しむ作品が少ないんですが、基本的に「原作の方が面白いだろう」という先入観があるので、これには驚いた・・・。

以下・重大なネタバレをしています!(2度目の主張)

原作・映画どちらかを知ってる方のみ読み進めてください!


映像ならではの、トリックとして魅せる上手さ

今作の一番のキモは、前半パート(A)と後半パート(B)の”鈴木”が同一人物と見せかけて実は別人だったという部分。

更に、A→Bへと時間が流れているように見せかけて、実は前後している部分もある、ということ。

原作では細かな時系列の操作や、鈴木のプロフィールの些細な違いなど、しっかりと読み解けば分かるヒントはあるものの、同じ名字な上に、ヒロインのマユが二人を同じ「たっくん」というあだ名で呼ぶので、彼女が同時進行で二人の男性と交際しているという事実が巧みに隠されています。

と言ってもそれは”叙述トリック”という字の上での仕掛けならではのもの。

「(映画で)顔が出てしまえば別人だと分かるじゃん」と思ったからこそ、映像化は無理なのでは、と考えたんです。

しかし!!!

今作では、そんな心配も拭い去ってしまうような”映像ならではのトリック”にしっかりと切り替えられているんです!!!
パートAの鈴木(以下、鈴木A)は、原作とは違いおデブな設定。そして、マユがプレゼントしたナイキのスニーカーは、全く同じものをどちらの鈴木もプレゼントされている・・・。

「あの二人、全く似合ってなくない?」と周囲に小馬鹿にされたことをきっかけに、鈴木Aはマユに見合う男になろうとダイエットを決意!もらったスニーカーを履いて、ランニングを始める・・・!

この、鈴木Aが走るシーンに、同じ靴を履いた鈴木Bがランニングするシーンを繋げることで

~~か月後、たっくんはこんなにも痩せてイケメンになったのだった――

というナレーションがなくても、鑑賞者は勝手に

「あぁ、痩せたから松田翔太に役者が変わったのね」

と思い込む!!!!!
いやぁ、そんな方法が。と驚かされましたね。

しかも、しっっかりと観ていれば、マユの部屋に鈴木Aがプレゼントしたハードカバーの本を鈴木Bが見つけて「こんな高い本買ってんなよ!」とキレるシーンがあったり、マユが鈴木Aとのデートで着ていたワンピースを後々、鈴木Bとのデートで買ってもらう、というシーンがあったりして、伏線もバッチリ振り撒かれている!!

ネタばらしの分かりやすさ

映像化してもしっかりと騙されるように作られている上に、ラスト5分間でAパートとBパートを時系列順に並びかえてダイジェストで見せてくれるので「原作では少し弱いかな?」と感じたネタばらしの部分もすごく分かりやすくなっていました。

ダイジェストがないままだと、鈴木Bが誰も待っているわけもないホテルへ向かい、過去の自分達を走馬灯のように見ただけ・・・というシーンに思える人もいるかと思います。

しかし、ばっちりと二人を遭遇させ、その上でダイジェストを見せ、実は二人は別人でしたーーーーーー!と分かった上での

前田敦子の「・・・大丈夫ですか?あれ?たっくん?」という台詞!!!

彼女のあのキョトンとした顔!!!!!あの演技があって、原作よりはるかに「女は怖い」という部分を演出出来ていたのではないかな・・・と思うと、本当にお見事なラスト5分間でありました。
ネタを知っていてこれだけ楽しめるんだから、すごいよね。

前田のあっちゃんの演技について

『もらとりあむタマ子』で前田のあっちゃん出演作を初めて観て彼女の演技が大好きになっていたので、今回の若干あざとさ(笑)を感じるマユの演技も、ラスト5分で最高に恐ろしいものに昇華されていて、さすがだな、と思いました。

前田のあっちゃんの映画に失敗無し!(当社比)というかまだ二本しか観てないんですけども(笑)

ラストの改変部分について

原作と違うラスト。それは鈴木Bがマユに会いに行ってしまうという点。

これは映像トリックのネタばらしとして都合が良いから、わざわざ静岡までクリスマスに車を走らせたのであって、あくまで映画の都合ですよね。

この結果は物語としては、というか「イニシエーション・ラブ」というタイトルにもある通り鈴木Bにとってマユとの恋愛は”通過儀礼”でしかなかったんだと知る展開の深みがなくなってしまうので・・・微妙だった、かな、と。鈴木Bがマユのところに戻ってしまえば、どこにも「イニシエーション・ラブ」はなかった・・・って事になるし、一見微笑ましい鈴木Aとマユの恋愛も通過儀礼になってしまうのかな・・・というもの悲しさみたいなものが感じられなくなってしまいますもんね。

トリックやって驚かすのがメインな映画的には、大成功。だけど、物語的には少し微妙・・・そんな印象でした。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

孤独死を悼む人。映画『おみおくりの作法』ネタバレ&感想

人と出会い、死と向き合い、人生は輝きだす。

これも、映画館で観れて良かったと思える一本。

超高齢化社会に突入して、独居のご老人の増加に比例して、孤独死する人も非常に多くなっている日本では、かなり心に響く人が多い映画なのではないかと思う。

パンフレットはこんな感じ。

B5サイズくらいのコンパクトサイズ、22Pで税込み700円は少しだけお高め・・・。
ジョンが旅した場所が地図付きで載っていました!裏面はこう。

【映画情報】

【原題】Still Life
【制作国】イギリス、イタリア
【監督/脚本/製作】ウベルト・パゾリーニ
【製作】フェリックス・ヴォッセン、クリストファー・サイモン
【撮影監督】ステファーノ・ファリヴェーネ
【編集】トレイシー・グレンジャー、ガヴィン・バックリー
【音楽】レイチェル・ポートマン
【美術監督】リサ・マリー・ホール
【衣装】パム・ダウン
【キャスティング】スージー・フィギス
【ヘアメイク】エマ・スレイター
【出演([]内は役名)】

  • エディ・マーサン[ジョン・メイ]
  • ジョアンヌ・フロガット[ケリー]
  • カレン・ドルーリー[メアリー]
  • アンドリュー・バカン[プラチェット氏]
  • キアラン・マッキンタイア[ジャンボ]
  • ニール・ディスーザ[シャクティ]
  • ポール・アンダーソン[ホームレスの男]
  • ティム・ポッター[ホームレスの男]

【公開日(日本)】2015年1月24日
【上映時間】91分
【配給】ビターズ・エンド
【IMDB】7.4/10.0  (およそ5,750人の評価)

【あらすじ】

ロンドンに暮らすジョン・メイは、孤独死した人を弔う民生係として働いてきたが、人員整理で解雇を言い渡され、自宅の真向かいに住むビリーの弔いが最後の案件になる。これまでも誠実に故人と向き合い、弔いをしてきたジョンだったが、最後の仕事にはいつも以上に熱心になり、故人を知る人を訪ね、葬儀に招く旅を経て、心の中に変化が生じていく。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

ロンドンの民生係、ジョン・メイ(エディ・マーサン)。
彼は身寄りなく孤独死した人達の遺品から遺族を探し、一人でも多く葬儀に参列してもらえるよう電話をかける。
しかし大体葬儀に参加するのは彼一人だけ。孤独に生きた彼らをたった一人でおみおくりする。
そんなある日、ジョン・メイのアパートの向かいに住む住人ビリーが孤独死する。仕事が遅いと上司にクビを宣告された彼は、最後の仕事にビリーの遺族を探す旅に出る…。

ジョン・メイとはどんな人?

  • イギリス、ロンドン、ケニントン地区の民生係
  • 勤続22年
  • おみおくりした人は数知れず
  • 妻子無し
  • 笑顔は苦手
  • クロスワードパズルが好き
  • 几帳面、部屋はいつも綺麗
  • 白衣をカバンに常備

ジョン・メイ流のおしごと

  • 亡くなった方の写真を見つけ出す
  • 故人の宗教を探し出す
  • その人に合った弔辞を書く
  • その葬儀にふさわしいBGMを選ぶ
  • 故人の知人を探し、葬儀に招待する
  • 葬儀に列席する

本当に静か

音楽も時々流れるピアノの音色くらいしかなく、とても静かな映画だった。まるでお葬式のような物悲しい静けさ。

淡々と流れる風景をただただ見つめる・・・そういう雰囲気の映画を得意としない人には退屈に思える部分も大きいかもしれない。

ジョン・メイという人の変化

最初は、主人公が故人をしっかり弔おうと奮闘する姿が遺族の心に何かを与える映画かと思ったけれど、それだけじゃなかった。ジョン・メイ自身も家族がないと知った時、この映画は主人公の“生前葬”なんだと思った。
孤独に死んだ人々を一人一人大切に思い弔って写真をアルバムに残す。まるで家族のように。故人に未来の自分の姿を重ね大切にすることで孤独な自分自身をも慰めていたんだろうな。すごくネガティブ。そう、とても几帳面で真面目な主人公だけど、ジョン・メイは最初とてもネガティブな思考の持ち主だと思った。

電車に乗る場面が何度か出てくるが、いつも彼は人のいない車内で進行方向と逆向きのシートに座っている。

しかし旅の終わりに大きな出会いをし、初めて彼は前向きのシートに座るのだ!この演出はきちんと観ていないと気付かないだろうしとてもささやかだけど、確実に彼の心境が前向きに変化した事を表していた。

驚きの結末

そして物語は…ジョン・メイの変化とは別の方向に意外性を見せて終わる。納得出来ない人も多いだろうし、ラストシーンをやりたいがための結末にも思えるけども、私個人としては彼が自分のために行っていた”生前葬”のつもりで観ていたのでとても綺麗にまとめたな、と思えた。

無駄だと言われた仕事での努力も、死んでしまった人達への想いも、全て報われたんだなぁきっと。
彼の後ろ向きな人生の中で輝ける瞬間を見出せたことにとても感動できた。

こんな職業があるんだなーと新聞記事を見て、そこから映画にしよう!と結びつける監督のセンス憧れる。どんな職業にも、ドラマが潜んでるんだもんなぁ。

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

金沢シネモンド:石川【素晴らしきミニシアターの世界】1館目

どうもこんにちは、こんばんは、ちびぞうです!

映画レビューやらゲームレポやらモノづくりのメイキングだとかが溢れている当ブログですが、今回新たなジャンルを開拓!

その名も

「素晴らしきミニシアターの世界」

え?どっかで聞いたタイトルですって?いえ気のせいです(笑)
内容はとっても単純。全国にあるミニシアターに足を運んで、実際に映画を観て、外観や上映作品・料金体系・観てみた感想などをつらつらまとめよう!というものです。

あまりお客さんの来ないミニシアターに、少しでも足を運ぶ人が増えたらいいな。
そんな気持ちで始めようと思いました。

ミニシアターとは?

まずはミニシアターというものの定義をちびぞうなりに語らねばなりません。

いわゆる単館系映画、というものがメイン立って上映されている映画館。単館、というのはその名の通り、全国展開している映画館の系列に属さない、独立した映画館を指しているものです。

主な全国展開している映画館

  • TOHOシネマズ
  • 松竹系(ピカデリー、MOVIX、大阪ステーションシティシネマ、札幌シネマフロンティア、ミッドランドスクエアシネマ等)
  • イオンシネマ

これらから外れ、独立した会社が運営している映画館(スクリーン数や動員人数は関係なし、2,3の複数館所有を含む)を「映画食べるゾウ」では”ミニシアター”と定義したいと思います。

記念すべき一館目!

今年、2017年の11月3日金曜日、文化の日ですね。

石川県・金沢の香林坊東急スクエア 4Fにあります

『金沢シネモンドさん』に行ってまいりました!

入り口のお写真はこんな感じ。

[photo from Facebook]

なんと!!石川県唯一のミニシアターだそうです!!

◇映画館情報

[写真は公式サイトより]

  • 名前の由来:”シネモンド”とはフランス語で「世界の映画」
  • 立地:金沢駅から車で10分・・・近くに金沢21世紀美術館や兼六園など
  • スクリーン数:1
  • 座席数:90
  • 料金:一般[1,700円]60歳以上[1,200円]会員[1,100円]学生[1,000円]高校生以下[500円]夫婦50割引(どちらか片方が50以上)[一人1,100円]障がい者手帳持参[付き添い一人まで1,000円]
  • 座席指定:無し
  • 駐車券割引:有り
  • 会員制度:有り[入ったその日から1,100円!][ポイント貯めて一本無料!][シネマガイドも郵送してもらえる!]
  • 所在:〒920-0961 金沢市香林坊2-1-1 香林坊東急スクエア 4F
  • 電話:076-220-5007
  • FAX:076-220-5008
  • メール:mail★cine-monde.com(★→@)
  • WEBサイトhttp://www.cine-monde.com/
  • チケットデザイン:★★★★☆
  • パンフレット:★★★★☆

◇ひとくちメモ

真っ赤な椅子に座ったら、ふっかふかでビックリ。
「これは寝る・・・」と思わず言ってしまった(笑)寝ませんでしたけどね!1スクリーンの小さな映画館なのに、上映前にはお客さんが沢山!話しかけてくれるおじいちゃんもいたりして、”地元に愛されてる映画館だ”という印象を受けました(*’ω’*)
何かとお洒落!!!

ちなみにこちらを鑑賞しました~!

時速160キロのおバカたち。映画『ボン・ボヤージュ ~家族旅行は大暴走~』ネタバレ&感想

入場時には20数名の方がいたと思います。コメディだったので、結構クスクス笑っているお客さんも多く、雰囲気も良かったです。

まとめ

金沢は観光地なので、車で行くと駐車場を確保するのが大変かも。
駐車場割引があるので、どこの駐車場なら割引になるのかしっかり下調べをして行くとよいですね。
ちなみに我々はakippaという「全国の空いている月極や個人の駐車場を一時利用できるサービス」を使って駐車しました!割引は出来ませんでしたが、三連休の初日でかなり良い場所に●一日、しかも無料で停められたのでかなりお得♪でした(*’ω’*)

金沢シネモンドさんは、外観(入り口)だけでなく映画の情報を載せたボードや、チケットもオシャレで映画好きさんが通いたくなる気持ちが分かる!!まさにザ・ミニシアター!といった感じでした!
それから、会員になったら情報誌を自宅まで配送してくれるというのもありがたいサービスですよね~。

後々、調べてみて分かったんですが、一つ驚いたのがWEBサイトの掲示板!!
訪問者が「こんな作品を上映して欲しい」とリクエストの書き込みをしているんです!!

こ、これは嬉しいなぁ~~~。うらやましいなぁ~~~。

やはり県に一つだけというのもあって、地元の映画ファンの方々を非常に大事にし、そして愛されている映画館なんですね!

ぜひ、皆さんも石川県へ遊びに行く際は立ち寄ってみてください(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

ショーン・コネリーの泥棒一家!映画『ファミリー・ビジネス』ネタバレ&感想

人は愛されていることを武器に何でも言えるのさ。

反対に誰かを愛せば――武器を渡すことになる

『恋愛小説家』が観たい。と言ってディスクまで出して来たら、母がおもむろに映画を再生したので「お、気が利くね」と思って観ていた。

あれ?あれれ?これ、恋愛小説家・・・?この人、ジャック・ニコルソンじゃなくない・・・?(笑)

私「ショーンコネリーじゃない・・・?これ」

母「そうだよ?」

私「何再生したの?」

母「”ファミリービジネス”

私「!?!??」

という非常にどうでも良い経緯で見始めた本作。どうやらBSで録画したものを再生したようです。

1990年というともう30年近く前の作品になるんですね・・・

【映画情報】

【原題】Family Business
【制作国】アメリカ
【監督】シドニー・ルメット
【脚本】 ヴィンセント・パトリック
【製作】 ローレンス・ゴードン
【製作総指揮】バート・ハリス、ジェニファー・オグデン
【撮影】 アンジェイ・バートコウィアク
【編集】アンドリュー・モンドシャイン
【音楽】 サイ・コールマン
【出演([]内は役名)】

  • ショーン・コネリー[ジェシー・マクマレン]
  • ダスティン・ホフマン[ヴィトー・マクマレン]
  • マシュー・ブロデリック[アダム・マクマレン]
  • ロザンナ・デ・ソート[エレイン]
  • ジャネット・キャロル[マージ]
  • ヴィクトリア・ジャクソン[クリスティーン]
  • デボラ・ラッシュ[ミッシェル・デンプシー]
  • ジミー・チュウ[B・D・ウォン]
  • ルイス・ガスマン[トーレス]

【公開日(日本)】1990年1月20日
【上映時間】110分
【配給】日本ヘラルド映画
【IMDB】5.7/10.0  (およそ10,300人の評価)

【あらすじ】

ニューヨークに暮らすジェシーは泥棒家業ひと筋に生きる男。その息子ビトーは結婚し、息子が生まれたことを機に泥棒を引退していた。ところがビトーの息子アダムは祖父のジェシーを秘かに尊敬し、新製品の強奪計画を提案。ビトーも父と息子を放っておくことができず、それに加わることに。父子、そして孫から成る泥棒チームは計画を実行に移すが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

泥棒一家に起きた悲劇というか喜劇というか。

一応ジャンル的にはコメディに入るらしく、内容は不適切なものを含んでいる(冒頭にそう出る)もののコミカルなタッチでクスりと出来るところも多い。

親子三代揃って一緒に網タイツをかぶり、じいちゃんととうさんがタイツを直し合ったりする場面が可愛くて、強盗中なのに微笑ましく思えてしまう(笑)

父と息子の確執のようなものが

全面的に描かれていて、特に

泥棒稼業に誇りすら持っていそうな破天荒な祖父(ジェシー)

に、育てられ小さいころから盗みの手伝いされて来たことに辟易し、ジェシーを反面教師にして肉を解体する工場でまっとうに勤めている父(ヴィト―)

に、育てられ非常に賢く、奨学金をもらって通った大学をあと少しで卒業というところでドロップアウトしてしまった孫(アダム)。(父よりも祖父を尊敬している)

という三代に渡る”子育て”、”父親としての在り方”が見え隠れする。

ヴィト―はジェシーを毛嫌いして、自分の息子はこんなに頭がよくなって奨学金まで貰った、自分の子育ては正しかった!と言うけれども、どうもアダムはそうは思っておらずヴィト―に腫れものに触るように育てられ、「一人の男として認めてもらった事がない」と言っていた。

そしてアダムは、自分を男として認めてくれる祖父に傾倒していく・・・。

その内容というのが「一緒に泥棒しようぜ!」というものだから、普通の父と息子の物語としては決定的に倫理観がずれているのだけど、そこがまた笑いに繋がるのかな。

バカな親子たちだなぁ、という。

相手の為にすることと、相手が本当に望むことの差異

ヴィト―は、アダムのためにジェシーを売る(自分も自首する)ことで、警察に捕まった息子の刑を少しでも軽くしようとする。それは父親として当然の行動だと私たちの価値観からすると思うんだけど、実はそれはアダムにとっては正しい選択ではなかった。

相手を思ってすることが、本当に本人のためになるのかと言えばそうでもないよなぁ・・・と切なく思いながら観ていた。

親子を繋げる”死”

和解のタイミングは、わりとありがちな”祖父の死”を通じてやってくる。

初めてヴィト―はそこで父のありがたみを想い、息子への謝罪を向ける。

息子もようやく、不器用な父の愛を知る。

家族が祖父の死によって一つになる。

倫理的に色々おかしなことを言っていた映画だったけど、ジェシーが最後に容赦なく終身刑にも当たるような30年近い刑を下された事もきちんと「報いを受ける」結果になっていたし、それなりに話はしっかりしていたのかな。

コメディという点

家族モノとしてのドラマも多分に含まれている+サスペンスに毛の生えたような展開があったりもするので、何も考えず頭を空っぽにして観れる!!という感じの映画とは少し違うかな。

けど、時々クスッと出来るシーンはあります。

ジェシーが刑務所へ送られるトラックの中で威張ってるやつをボコボコにしたら、周りの囚人たちが口をそろえて「彼は転んだだけ」と言うところが大好き。

名優・ショーンコネリーの魅力

ダスティン・ホフマンと比べて立ってるシーンを見るとめちゃめちゃでかいんですよ!!

そのせいかものすごくプロポーションも良くて、高級なスーツを身に纏う姿がカッコいいったらないですね。胸毛を見せびらかしながら入浴するシーンもあって、60とは思えぬ色香を放っています(笑)

ショーン・コネリーは母が大好きな俳優さんで、私もわりと好きなんですが、2006年に引退宣言をしてからスクリーンで観る機会はなくなってしまったんですよね・・・。

彼のファンだという方はぜひ、古い作品も観漁って、彼の若い頃の魅力という物にも浸ってもらいたいなと思います!!

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ

バットマン主催のヒーロー祭り!映画『ジャスティスリーグ』ネタバレ&感想

「ペット・セメタリ―だ!」

アメコミ界の人気を二分する、マーベルとDCコミック。

マーベルの『アベンジャーズ』と同じく、ヒーロー大集合のお祭り映画大作!!として遂に『ジャスティスリーグ』がやってきましたー!!

私はDCよりマーベル派なんですが(原作には詳しくないのです)、DCコミックの映画も好きなものがあります!!!

2009年の『ウォッチメン』!!!偶然にも、今作と同じザック・スナイダー監督作品なんですよねー(*’ω’*)

ザック・スナイダー監督の映画だと他には(DCではないですが)『300(スリーハンドレッド)』『エンジェル・ウォーズ』なんかも好きな私です。

なので普段はスーパーマンやバットマンにあまり食指が動かない私も、前作に当たるガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン』が面白かった事もあって「これは是非劇場で観ねば!!」となった次第。

→関連「DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

それと、『少年は残酷な弓を射る』で若手俳優の中で注目の一番株になったエズラ・ミラー君が”ザ・フラッシュ”として出演しているのですよーーーーーー!!

観るしかないよね!!!スクリーンでね!!!

というわけでパンフはこんな感じ。

なんですかこの表紙めっちゃカッコいい。原題横文字ずるい。裏はこう。

キャストに名前はあるものの、スーパーマンの姿はないですね。

A4サイズくらい、46Pで税抜き760円。まぁまぁ普通。ジャスティスリーグ史、ということでそれぞれのヒーローだけでなく、DCフィルムズ・ユニバースに登場するキャラクターの解説なども載っていて読み応えばっちり。

【映画情報】

【原題】Justice League
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・スナイダー
【原案】クリス・テリオ
【脚本】クリス・テリオ、ジョス・ウェドン
【製作】ジェフ・ジョンズ.p.g.a、チャールズ・ローブン.p.g.a.、デボラ・スナイダー.p.g.a.、ジョン・バーグ.p.g.a.
【製作総指揮】クリス・テリオ、カーティス・カネモト、クリストファー・ノーラン、ダニエル・S・カミンスキー、エマ・トーマス、ジム・ロウ、ウェスリー・カラー、
【編集】リチャード・ピアソン,ACE、マーティン・ウォルシュ,ACE、デビッド・ブレナー,ACE
【撮影】ファビアン・ワグナー,BSC
【衣装】マイケル・ウィルキンソン
【美術】パトリック・タトポロス
【視覚効果監修】ジョン・”DJ”・デジャルダン
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • ベン・アフレック[バットマン/ブルース・ウェイン]
  • ガル・ガドット[ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス]
  • エズラ・ミラー[フラッシュ/バリーアレン]
  • ジェイソン・モモア[アクアマン/アーサー・カリー]
  • レイ・フィッシャー[サイボーグ/ビクター・ストーン]
  • ヘンリー・カビル[スーパーマン/クラーク・ケント]
  • エイミー・アダムス[ロイス・レイン]
  • ジェレミー・アイアンズ[アルフレッド]
  • ダイアン・レイン[マーサ・ケント]
  • コニー・ニールセン[ヒッポリタ女王]
  • J.K.シモンズ[ゴードン市警本部長]
  • アンバー・ハード[メラ]
  • キアラン・ハインズ[ステッペンウルフ]

【公開日(日本)】2017年11月23日
【上映時間】120分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【前作】DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)
【IMDB】7.2/10.0  (およそ124,200人の評価)

【あらすじ】

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で描かれた、自らの命を賭して地球の危機を救ったスーパーマンの行動によって、人類への信頼を取り戻したバットマンが、迫りくる強大な敵に立ち向かうため、ワンダーウーマンとともに新たな仲間を探していく。そうして集まったのは、バットマン、ワンダーウーマンに加え、アクアマン、サイボーグ、フラッシュという、いずれも一筋縄ではいかない個性の強い超人たち。バットマンは彼らをまとめあげ、地球崩壊の危機に立ち向かわなければならないが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

今は多分、バットマンやスーパーマンを差し置いて人気を獲得しているっぽいワンダーウーマン(ガル・ガドット)の魅力は色んなところで語られまくっているのでここは割愛しましょう!!

前作、ワンダーウーマンが満足したよ、面白かったよ、彼女が美しくてカッコよくて可愛くて最高だったよ!という人には確実に気に入ってもらえることは間違いないと思います!

ちびぞうのお墨付き!(?)

まずはフラッシュくんについて

語らせて頂きたい!!!

エズラ・ミラー!!!!可愛い!!!!!!!最高!!!!目を付けててよかった!!!!(笑)

いやぁ、ありますよね。この子良いなって人が大作映画に出るようになるとニヤニヤしちゃうやつ。

彼の演技に大満足。

ちなみにドラマ版の「フラッシュ」は未見ですが問題なく楽しめました。

フラッシュとお父さんのやりとりもホロリとして良いし、彼の小気味よい軽口キャラも良かった。「ペット・セメタリ―だ!」と叫ぶシーンが愛しすぎます(笑)

アクションとしては、ザック・スナイダーさんお得意のスローモーションを駆使したアクションを映えらせるキャラとして、なくてはならない存在だな。と思いました。

しかし!!

エックスメンに登場するクイックシルバー(フラッシュと同じく超速キャラ)を愛している私としては・・・どうしてもキャラ被りが気になる。

速さを売りにしているキャラはそれだけでかなり強くなってしまうので、その人そのものの戦闘能力は低くしないといけないのかな・・・というのは何となく分からなくもないんですが。

やっぱり、『X-MEN: フューチャー&パスト』で魅せられたクイックシルバーのスローモーションシーンのカッコ良さには届いてない感じがして・・・残念でした。(いや、クイックシルバーよりカッコいいシーンがあったらそれはそれで複雑な気持ちになるけど!わがまま!)

フラッシュはクイックシルバーと違い、雷を発生させる、という能力もあるので、そこを上手いこと使って今後も住み分けさせてあげられるといいな。

フラッシュがいいなと思ったらぜひ!エックスメンも観てみようね!

物語について

これ系の映画を観てる人からしたらお馴染み過ぎるやつです。

「強すぎるパワー(本作では3つの箱)を手に入れたい敵から地球を守るために戦うぞ!」

というやつです。

ただ、今作では『バットマンVSスーパーマン』でスーパーマンという人々にとっての希望の象徴(ヒロアカで言うところのオールマイト)を失くした世界、というのが軸にあり、そこの描き方(特にオープニング)が良かった。

一強ヒーロー・スーパーマンがいなくなった人たちの絶望、そこへ付け込もうとする敵の存在、そしてそんな状況ではチームを組まざるを得ない、と動き出す残されたヒーローたち。

彼らのちょっぴり完璧ではない部分(例えばバットマンはもう体がボロボロだったり、フラッシュは戦闘経験皆無、サイボーグは自分の体も制御しきれてない、等)を補い合って協力するという構図がとっても分かりやすくてキャッチ―。

それぞれのキャラの背景も軽く描かれていてそれも分かりやすく、人数もそこまで多くないので(バットマンやワンダーウーマンについては有名だから語ることは特にないし)、入りやすかった。下手したら、アベンジャーズよりもキャッチ―で見やすい、という意見もあるかもしれませんね!!という感じでした。

バットマンについて

素直に、自分の能力は「金持ちなところ」というシーンが大好き。

それから、「ペンギンを追いかけていた時代が懐かしいですな」という台詞があったりして、ティム・バートン版のバットマンの事もなかった事にしてない感じが嬉しかった。

今回の彼の「スーパーマン」の死体を掘り返して箱の力で蘇らせようぜ!という耳を疑うような発想はアベンジャーズの社長を彷彿とさせるものでしたねー。感情論や倫理観は無視して理屈重視したいの社長がいかにも言いそうなことじゃないですか(笑)

本当は「死者を蘇らせるということ」についてもっと深く考えるべき点な気もするんですが、「ロイスと再会できたしまぁいいや!バットマンさんきゅ!」って感じの軽さがまぁ、お祭り映画っぽいのかなぁ。

アクアマンについて

彼の陸での活用法をもう少しください!!

口から水を噴射するとかさ!!!(スイスアーミーマンのラドクリフ君を見習おうよ

彼の波を受けた登場シーンとか最高にカッコよかったので、もう少しアトランティス人としての強さを陸でも表現出来たら最高でしたね・・・

そこを「フォークマン」とか「ヒゲの生えた人魚姫」とか仲間にツッコミ入れられてるとことかも可愛いけどさ・・・。

真実の縄の上に座っちゃってうっかり本音をポロリするところも可愛いけどさ・・・

まぁ、次回作は『アクアマン』という事で、彼が主人公の映画が観れるようですのでね、そこでたっぷり活躍していただきたいな!と思う次第です!

→関連「ぶっ飛んでるだけじゃない!『スイス・アーミー・マン』感想

サイボーグについて

アベンジャーズのアイアンマンとヴィジョンをミックスさせたようなキャラだなぁ・・・。

そのうち暴走して人類を危機に陥れる・・・みたいな展開はもう・・・満腹ですよ!

スーパーマンについて

復活するのは良いんだけどさぁ・・・!!!!!

強すぎませんか?(笑)

最終的に、この人が一人いたら他のメンバーいらないじゃん!という感じがあって・・・。特にフラッシュなんて・・・なんの特技もない人、みたいになっちゃうじゃないですかぁ(涙)雷はあるけどね!!

物語として、完璧でないメンバーが補い合う、という良さが、後半のスーパーマンの登場によって崩れてしまっている・・・。そこがすごく残念。

観ておいた方が良い作品

バットマンの作品は過去のものをどれか、一つでも観ておくと良いかも。彼がどういうヒーローなのかを知る意味で。

それから、前作に当たる『ワンダーウーマン』、直接話が繋がっている『マン・オブ・スティール』『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は押さえておいた方がいいなと思いました。B VS Sをチェックせずに観に行ってしまったので、そこだけが若干の後悔となりました・・・。

 

 

 


にほんブログ村 映画ブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(‘ω’)ノ

ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収③/攻略・レポPart5‐Last

どうも~~~~ちびぞうです。

前回の記事(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐2)では、またもベストエンディングを取り逃がし、バッドを引いてしまいました・・・。

最初に見た、エンド5よりは良いと思いましたが・・・。正直、あの展開は泣きましたね。

さて、ニコ生の枠がまだ残っていたので、前回の記事でもあった分岐ポイント

  • 須賀さんから差し出された夜光石を受け取るかどうするか

というところからやり直し、ベストにはならないだろうけども別エンドが見れるかどうかやってみました!

またもネタバレ全開です、ご注意を!

今度は受け取ってみる

シオリ「これ・・・夜光石・・・?わ、私が持ってろってこと?(夜光石は・・・お守り・・・浄化の石だ)だめだよ・・・ねぇ、須賀君・・・これを私に渡して、君はどうするつもりなの?」

―― 美しく磨かれた夜光石が須賀の手の中で青白い光を放っている。

  • 受け取る
  • 受け取らない

ここからですね!!

受け取る、を選択。

シオリ「・・・どうしても、私が持ってなきゃいけないの?」

須賀「・・・」

シオリ「・・・わかった・・・そのかわり、向こうには行かないで。一緒に、この場所に居て」

須賀さん、少し辛そうな顔を見せます。

―― 夜光石を受け取った。

笑顔を見せる須賀さん。シオリちゃんに背中を向けます。

シオリ「・・・須賀、君・・・?」

部屋を走って出て行ってしまう須賀さん!!!

ちびぞう「ダメだぁーーーーーッ!!!!」

シオリ「須賀、君!待って!ダメ・・・ダメだよ・・・!」

須賀さんを追いかけて扉に駆け寄るシオリちゃん!しかし、

――扉が固定されて、開かない

シオリ「・・・嫌・・・嫌だ!やっぱり、こんなのダメだよ、須賀君!私に、夜光石を渡したまま、行くなんて!さっき、須賀君の刀はあと少しでダメになるって言ってたのに・・・!・・・助けを、助けを呼ばないと・・・。早く・・・、早く、早く、須賀君を助けないと!」

そして、階段の方へ助けを呼びに行くシオリちゃん・・・

エンディングスタート・・・

1週目で見たような赤黒い画面に変わっていきます・・・。

「ことりおばけ」ではなく、追って来ているのは子ども達の霊なので、「見つけた」の文字は出ませんでしたね。

そして、画面は真っ白になり、望月巡査の声が聞こえてきます。

―― ここにいるのか!

―― しっかりしろ!

―― 今、そこから出してやる!

―― ・・・ん?須賀君はどうしたんだ?

―― そうか・・・俺が見てきてやる。君は先にそこから上がりなさい。

―― ・・・いいから、上がるんだ!

エピローグ

・・・あの後、須賀君を探しに行ってくれた望月巡査だったが、須賀君の姿はどこにもなく・・・洞窟には、夜光石でできた刀が無残に折れた状態で残されていただけだった。その後――彼の捜索が村で行われたものの何故か、すぐに打ち切られてしまった。

村の非常な対応にひどく怒りを感じた私と望月巡査だったが・・・

――――その直後、彼は”発見”された。

「森で行方不明になった者で体が見つかるのは珍しいことだ」

葬儀の間、村の人間が囁いたその言葉を、私はいまだ鮮明に覚えている。

――何日経っても、彼が納まった小さな箱から離れない私に、ある日、佐久間ちゃんがこう言った。

「まだ、”ことりおばけ”はお姉さんを探してる」

「早く、この村から出て行って」

「捕まってしまう前に、遠くへ」

「そして、森で起こったことも、この村のこともぜんぶ、ぜんぶ、忘れて・・・」

「――お姉さんが持ってる、その夜光石はお姉さんを守ることを望んでいる」

「”ことりおばけ”の声も、その石の声も、私には両方聞こえるの・・・だから、お願い、その石の望みを・・・管理人の望みを叶えてあげて」

――私は、それから少しして家に帰った。もう、彼に会うことは叶わない。

そして、すべてを忘れないといけない。あの森の出来事も・・・村の事も・・・。そう、思う日々を・・・ただ過ごした。

・・・でも。

雨の日は、ふと。

あの森で聞いた、おぞましい声が耳を掠める時がある。

「おいで おいで おいで おいで」

――そんな時、私は須賀君から受け取った夜光石をギュッと握りしめて眠った。そうすると、声は不思議と遠のいていった。

――守られている。死してなお、須賀君は私を守っているのだ。

彼が残し、守り抜いた約束。それを感じる度に、私の心には重く冷たいものが容赦なく圧し掛かってくる。

彼の・・・何もかもを奪ってしまった。私は、一生 これを胸に抱き続けるのだろうか。これから先も、ずっと、終わることもなく。

――記憶に刻まれた 彼の 最後の姿と共に

ちびぞう「須賀さんごめんなさいぃいいい!!!」

『END4 彼が守った約束』

まとめ

えー今回は2つ、バッドエンドを回収しました。

一つは、二人とも助かるけども須賀さんの手によってシオリちゃんの記憶が全て失われてしまうという切なすぎるエンディング「消えた約束」。

もう一つは、須賀さんは亡くなり、シオリちゃんを夜光石の宝玉が守り続ける・・・というこれまた悲しすぎるエンディング「彼が守った約束」。

前回、反省点に書いた

  • 台座の謎が解けていない
  • 乳白色の欠片を使っていない
  • 子どもをことりおばけに会わせられていない

この3つをどうにもこうにも、クリアしないといけないんですよね。

須賀さんが子どもを消す、という選択肢をしないままシオリちゃんのところへたどり着けるようにもしたいんですが、なんだか難しそうな気配がします。

それ以前のストーリーに、分岐ポイントがあるのか?という点も踏まえつつ裏でコツコツプレイして、なんとか新シナリオを見れるよう頑張っていきたいと思います・・・。

おそらくエンディングは5つで全部だと思うので、残り二つ!

出来ればベストエンディングだけでなく、全てのエンディングを見るため頑張っていきますので、もうーーーー少し、お付き合いくださいませね!!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

ちびぞうでした(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 ゲームブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(*´∀`*)

ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐2

こんにちは、ちびぞうのゲームレポのお時間です。

名作フリーホラゲ『霧雨が降る森』のエンディング二つ目を見ていくところです。

ネタバレ全開になっておりますので、注意してください!

こちらの記事は前回の記事(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐1)から続いています(*’ω’*)

「ことりおばけ」が追いかけてこない

書庫に追いかけてくるはずの「ことりおばけ」が追って来ず、代わりに子どもたちの霊がやってくる、という場面ですね。

扉の方へ歩いていく須賀さんをシオリちゃんが呼び止めます。

シオリ「そっちはダメだよ!ことりおばけじゃなくても、あの子どもの霊が入ってきたのに!」

シオリちゃんに向かって、夜光石の宝玉を差し出す須賀さん。

分岐ポイント再び

シオリ「これ・・・夜光石・・・?わ、私が持ってろってこと?(夜光石は・・・お守り・・・浄化の石だ)だめだよ・・・ねぇ、須賀君・・・これを私に渡して、君はどうするつもりなの?」

―― 美しく磨かれた夜光石が須賀の手の中で青白い光を放っている。

  • 受け取る
  • 受け取らない

来ました・・・分岐ポイントです・・・。

「受け取らない」を選択

迷わず、「受け取らない」を選択。

シオリ「・・・これは、須賀君が持ってて・・・」

夜光石を突き返すシオリちゃん。厳しい顔をする須賀さん。

シオリ「私は・・・受け取らない・・・!これ以上、須賀君が犠牲になるのは嫌だ!この森は・・・私を呼んでる。だから須賀君が犠牲になる必要なんてないよ!・・・・・・ねぇ、須賀君。誰も居なくなったあの資料館で・・・何年も何年も住んでいたのは・・・どうして?私の正体を知ったとたんに、追い出そうとしたのは、どうして?でも、私が死んだ両親のことを知りたいと言ったら・・・置いてくれたのは、どうして?」

無言の須賀さんに、シオリちゃんは続けます。

シオリ「須賀君は・・・ずっと、ずっと・・・あの約束を守ろうとしてくれてたんだよね。私のために・・・違うかな・・・でも、もしそうだったら・・・お願いだから、やめてよ!もうあの約束はなかったことにして!私は・・・、私だって・・・!「須賀君」を守りたい!・・・だから・・・その石は須賀君が持っていて」

須賀【わかった。僕が石を持っておく。でも、僕が石を持って向こうへ行っている間、君はここに居て。必ず、戻ってくるから】

シオリ「・・・。・・・分かった。・・・私は、その間に助けを呼んでおくから、無茶だけはしないで。絶対に戻ってきて。――約束だからね」

笑顔を見せて、扉の向こうへ行ってしまう須賀さん。

シオリ「・・・須賀君」

須賀さんを追って扉の方へ行っても

「・・・ここに居るって、約束したから」

と表示されて、追いかけることは出来ません。

急いで助けを呼ばなきゃ!!!

ということで、左の階段の方へ向かいます。

エンディングスタート!

画面は暗転。見覚えのあるシーンですね・・・

助けて

誰か 誰か 誰か

お願い 私たちはここにいるんです

出れないんです

誰か 誰か 誰か

危ない目にあっています

お願い

誰か 見つけてください

すると画面が真っ白になって・・・

―― お姉さん、ここにいるの!?

佐久間ちゃんです!!!

佐久間「――お姉さん!やっぱり、ここだったんだ!」

シオリ「佐久間ちゃん!」

望月「――おい!大丈夫か!?」

シオリ「望月巡査も!あぁ、よかった!お願いです、ここから助けて下さい!」

望月「――わかった、少し待ってろ!今、登れるものを持ってくるから!」

シオリ「・・・良かった、これでここから出られる。・・・でも、須賀君はまだ・・・」

そこに、須賀さんが戻って来ます!!!!

やったぜ!!!!!

シオリ「・・・須賀君っ!あぁ、よかった、無事だった!あのね、佐久間ちゃんと望月巡査が私たちがここに居ることに気がついてくれたよ!」

驚いた顔をする須賀さん。

シオリ「もう、大丈夫だね・・・」

須賀「・・・」

シオリ「・・・須賀君?」

笑顔を見せてくれる須賀さん!!!

わぁああい(*’ω’*)

佐久間「――お姉さん、持って来たよー!」

望月「――お前たち、早くそこから上がるんだ!」

・・・あれ?ことりおばけにあの子どもを会わせられていませんね・・・?

エピローグ

あれから、私たちは無事にあの森と地下から出ることができた。

私を見た途端に佐久間ちゃんはわんわんと泣き出し、望月巡査はホッとしたように苦笑いを浮かべていた。

須賀君も少しは安心したのか、疲労の色を滲ませた表情で困ったように笑っていた。

私はというと、張り詰めていた緊張の糸が切れ、その場でぱったりと倒れてしまったことだけを覚えている。

――なんにせよ、あの森から出てこれて本当に良かったと思う。佐久間ちゃんも、須賀君も無事だった。私はそれが何よりも嬉しかった。

――その次の日。私は須賀君と佐久間ちゃんに帰るように強く言われた。

「”ことりおばけ”は、まだお姉さんを探してる」

深刻な顔でそう告げる佐久間ちゃんは、ひどく悲しげな表情をしていた。

「でも・・・」

私は少しだけ言い淀んだ。

――何故なら、私には気がかりがあったからだ。もちろんそれは、須賀君のことだった。過去の全てを思い出した私にとって、須賀君との約束は、とても大切なものだった。

――彼だけを、犠牲にして苦しませるわけにはいかない。そう思う私は、どうしても素直に帰るという判断ができないでいた。

・・・そんな私に、須賀君は少しだけ微笑んでそっと、メモを書いてくれた。

『森が落ち着いたら、また戻ってきたらいい。その時は、連絡するから』

――彼の綺麗な字で書かれたその言葉は、どこまでも真摯に見えた。

本当に?と私が問うと、彼は何度もコクコクと頷くものだから私はその話を飲むしかなくなった。

そして私は――――一度、帰ることを決めたのである。

場面が明るくなり、阿座河村の最寄りの電車の駅で二人佇むシオリちゃんと須賀さんが現れます。

シオリ「・・・じゃあ、一度、家に帰ってくるね。・・・本当は・・・須賀君だけがしんどいんじゃないかって思うと辛いけど・・・」

須賀「・・・」

シオリ「・・・わかったよ。佐久間ちゃんも、ああ言っていたし」

少し悲しげな須賀さん。

シオリ「でも、落ち着いたら絶対に連絡してね。私、まだきちんとお礼も出来てないし。本当にありがとう、須賀君。・・・私、あの約束を思い出せて良かった。・・・じゃあ、行くね。もうすぐ、電車が来る時間のはずだから」

電車に乗ろうとその場を去るシオリちゃんに、近付いていく須賀さん。

!?と思っていると・・・須賀さんは何かを見せます。

シオリ「あの時、須賀君が持ってた夜光石・・・?」

夜光石が輝きを増し始めます。キラキラッ

シオリ「え?待って、何?待って、待ってよ、須賀君!」

夜光石の輝きが、シオリちゃんの記憶を消していきます――・・・

シオリ「ねぇ、待って、待ってよ須賀君!私、もう、忘れたくなんか――――」

ちびぞう「忘れさせないでくれーーーーー!!!!」

暗転。

シオリちゃんのモノローグが始まります。

――電車の音が聞こえる。不思議に思った私は、目を覚ました。すると、何故か本当に電車に乗っていて、私は心底驚いてしまった。見知らぬ電車は、見知らぬ場所をただただ走っている。

――おかしい。私はこんな電車に乗った覚えはない。そもそも、どうして電車に乗っているんだろう。・・・記憶を探るが、何も覚えていなかった。とにかく私は、切符点検に回る車掌さんにこの電車は自分の家がある駅に止まるのかを聞いた。

すると、この電車は私の住む町からずいぶん遠くの線を走っているらしく、何度か乗換えをしないといけないようだった。

ますます、分けがわからなくて私は頭をひねる。だけども、結局何も思い出せなかった。・・・あぁ、とにかく、帰らなければ。家に帰ったら、とりあえず寝てしまおう。明日は、両親のお墓参りにも行かなくてはいけない。毎日のようにお墓参りをしていたはずなのに、どうしてか、しばらく行ってない気がした。

私は、この非日常な出来事から逃げるべく、とりとめのないことばかりを考えながら、乗換えの駅につくまで、流れる景色を眺め続けた。

――まるで、何か大切なものがすっぽり抜け落ちてしまっているようだ。決して忘れてはならない何かがあった気がする。

私はどこでそれを無くしてしまったのだろう。

・・・気がつけば、私の頬は涙で濡れていた。

~スタッフロール~

「END2 消えた約束」

やらかしたーーーーーー!!!!!

 

ベストエンディングに辿り着けないまま・・・次回記事へ続く、とさせていただきます。

主な反省点

  • 台座の謎が解けていない
  • 乳白色の欠片を使っていない
  • 子どもをことりおばけに会わせられていない

まだまだ先は長そうです・・・

 

 


にほんブログ村 ゲームブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(*´∀`*)

ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐1

どうもこんにちはー!こんばんは、ちびぞうです!

前回(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐Last)の記事ではエンド5を回収したところでしたね!

おそらく想像しうる最悪のエンディングでした(笑)

今回は、須賀さんが一人でいるセーブから始め、前回と違ったエンディングを回収していけるように頑張りたいと思います!!

奇麗な光る石を探す

ここから再スタート!

記事で言えばニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐2の途中から分岐する感じになります。この記事でも書いていますが、白い子どもの霊が

見 つ け て

ひしめく 無数の声 の 中に

飛び込む その前 に

君が 作った 奇麗な 光 る 石

君は どこに あるか 知ってる

きっと 大事な人を 助けてくれるよ

そして ・・・逢 わ せ て

お 母 さ ん に

と言っていました。

この、奇麗な光る石というのはおそらく夜光石の事でしょうね!それを探しに行きます!!

少し戻って、大きな橋が壊れていて村へ帰れなかった場所がありましたね。

その場所の橋の手前、左側に封鎖されて通れない崖沿いの道がありました。

この左側ですね。

調べてみると、

――「崖により、危険」という張り紙が貼られている。

と表示されます。

  • 奥に進む
  • 進まない

と選択肢が出るので、奥に進むを選びます。

細い崖沿いの道を左の方へ進みます。奥まで行くと、縄梯子が崖下へ向かって降ろされているので、降ります。

ちょっとした空間に出ました。

崖に穴が開いていて、中に入れそうです。パッと見た感じ、ここに他にアイテムはなさそうです。

中に入ってみると、そこはまさに秘密基地!!!

探索します。

  • 真ん中のテーブルに乗った花瓶

――綺麗な花だが、すこし萎れてきている。また今度、摘んでこないといけない。

  • 右端の棚

――鉱物の装飾、加工についての本ばかりの棚。また整理しなければいけない。

  • その左側に置いてあるオレンジの箱

――夜光石で作った加工品を入れている箱だ。

  • 左端、下の灰色の箱

――大事な加工道具だ。

  • その上の石の欠片のようなもの

――途中で失敗してしまった、夜光石の加工品。

  • 右側、オレンジの箱の上のツルハシ?

――ボロボロの採掘道具。また新しいものに買い替えなければならない。

  • ツルハシの上の石

――初めて手を加えた夜光石の石。しかしすぐに朽ちてしまった。

  • 奥、正面の作業台に置かれている石

――加工が施された夜光石。最近作ったものだ。

  • 持っていく
  • 持って行かない

!!!

【夜光石の宝玉】をゲット!!!

宝玉・・・これは強そうだ。おそらくこれが白い子どもが言っていた石ですよね!

  • 奥の壁に貼られた黄色いメモ

――夜光石の加工法についてのメモが貼ってある。まだ書き足さないといけないことが沢山ある。

  • 作業台の左手にある棚

――夜光石の加工道具が入っている。子どもの時から、少しずつ集めたものだ。

  • その棚の左下で淡く光る石

――夜光石の原石が光っている。最後に拾って来たものだ。

ここは以上ですね。

表示される文章からして、間違いなく須賀さんの秘密基地ですね、ここは。小さいころから加工道具を集め、夜光石の装飾品を作ってきたことが分かります。

花瓶にいけてある花がまだ枯れきっていないことから、最近までここで作業していたことがうかがい知れます。

さぁ!この宝玉とやらが、エンディングを変えるキーアイテムと成り得るのか!?

先へ進んでみたいと思います。

シオリちゃんを探しに行く・再

シオリちゃんを探しに行く前に、橋のところで一度セーブをしました。

4人の子どもの霊が道を塞いでいたところまで戻ります。

ここまでは・・・何も変化しない・・・。

この子を消す、を選択すると須賀さんがダークサイドに堕ちてしまう気がする・・・だから消したくない・・・。消さないままシオリちゃんの元までたどり着きたい・・・!

ここでちびぞうの考えるベストエンディングなんですが、あの白い子どもは多分、「ことりおばけ」がことりおばけになる前、普通の人間の女性だった時に身籠っていた子どもで、夫と共に殺されてしまった赤子というのが、あの白い子どもだと思うんですよ。

だからまず、その子と「ことりおばけ」を再会させてあげる。そして、「ことりおばけ」に須賀さんの声を返してもらう。さらに、生きてシオリちゃんと須賀さん、二人で村へ帰ってくる。この3つを果たしてこそのベストエンディングだと思うんです。

だから出来れば須賀さんの心は汚さないままで(子どもを消さないままで)いたい・・・・・・・・・・

しかし、他に進む道が見当たらない!!

本当はやりたくないですが、仕方ない。

セーブもしたし、ここで再び「この子を消す」の選択肢を選びます。

特にストーリーに変化は見られないまま、「無数の声がひしめく」場所の奥にも進みます。

シオリちゃんを発見!!!

ここから、シオリちゃんの三つ目の回想シーンが流れて、二人が再会します。

三叉路の下の道から人工洞窟に入り、梯子を使って反対側へ渡り、あの石の台座がある場所へ行きます。

ここに宝玉を置くに違いない!!!・・・と思っていたのですが?

置けない!!!

なぜ!!!!

あれ・・・?変化ないの・・・?と不安になっていると!!

エンディング二つ目突入

書庫で、読めるものは全て読み、左の階段のところで助けを呼ぶ、の場面ですね。

シオリちゃんが上に向かって助けを呼びます。

すると、ガシャァアアン!!と何かが壊れる音がして、声が聞こえ始めます。

シオリ「・・・その外の夜光石が壊れたんだ・・・っ。でも、この声は・・・きっとあの子どもみたいな霊だ・・・っ」

ここの声が、子どもたちの声に変わっています!!

前回プレイした時は、「ことりおばけ」の声が聞こえて来ていましたが、子どもたちの声になっています!!!

追いかけてきたものが、「ことりおばけ」から「こどもの霊」に変化したようです!!

ヤッタァ!!!

別エンディングへのルート侵入、成功です!!!

・・・ということで、ここから先は次記事にて書いていきたいと思います(笑)

毎度中途半端ですみません!ちびぞうでした!!(*’ω’*)

 

 


にほんブログ村 ゲームブログへ
ランキング参加中です♪よろしければポチりお願いします(*´∀`*)