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これぞリーダー!映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』ネタバレ&感想

「敵の見分け方は?」
「撃ってきたら敵」

どうもーちびぞうです。『マイティ・ソー/ダークワールド』からMCUをおさらいしよう!の流れでここまでたどり着きました!!!
キャップの2作目で、MCUとしては9作目に当たります。

二度目の鑑賞のはずなんですけどね、あまりにも内容を覚えておらず。まるで初めての鑑賞のように楽しみました(笑)

本作から新ヒーローの「ファルコン」が登場、活躍します!!

MCU作品のまとめはこちら↓(随時更新)

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

【映画情報】

【原題】Captain America: The Winter Soldier
【制作国】アメリカ
【監督】アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
【脚本】クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ビクトリア・アロンソ、マイケル・グリロ、スタン・リー、アラン・ファイン、ルイス・デスポジート
【撮影】トレント・オパロック
【美術】ピーター・ウェンハム
【編集】ジェフリー・フォード
【衣装】ジュディアナ・マコフスキー
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ヘンリー・ジャックマン
【出演([]内は役名)】

  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • セバスチャン・スタン[バッキ―・バーンズ/ウィンター・ソルジャー]
  • アンソニー・マッキー[サム・ウィルソン/ファルコン]
  • コビー・スマルダース[マリア・ヒル]
  • フランク・グリロ[ブロック・ラムロウ]
  • エミリー・バンキャンプ[シャロン/エージェント13]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • ロバート・レッドフォード[アレクサンダー・ピアース]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]
  • トビー・ジョーンズ[アーニム・ゾラ]
  • マキシミリアーノ・ヘルナンデス[ジャスパー・シットウェル]
  • ギャリー・シャンドリング[スターン上院議員]
  • ジェニー・アガター[世界安全保障委員会のメンバー]
  • バーナード・ホワイト[〃]
  • チン・ハン[〃]
  • アラン・デイル[〃]
  • アーロン・テイラー=ジョンソン[クイックシルバー]
  • エリザベス・オルセン[スカーレット・ウィッチ]

【公開日(日本)】2014年4月19日
【上映時間】136分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【キャプテン・アメリカ前作】キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想
【キャプテン・アメリカ次作】シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
【MCU前作】ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想
【MCU次作】ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
【IMDB】7.8/10.0  (およそ586,000人の評価)

【あらすじ】

ブラック・ウィドウやニック・フューリーらとともに、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の一員として任務の数々にあたっていたキャプテン・アメリカは、仲間であるはずのシールドから襲撃され、誰が本当の敵なのかわからないまま逃亡者となる。そんなキャプテン・アメリカを最強の暗殺者ウィンター・ソルジャーが追いつめるが、その姿は70年前に死んだはずの親友バッキー・バーンズのものだった。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしてるよ!)】

☆3.0/5.0

なんで初回鑑賞時の私は内容を覚えてなかったんだろう!!!面白いじゃないか!!!

脚本もアクションもよくて、キャップがいかにリーダーにふさわしいかが描かれていた本作でした。

おおまかなストーリー

退役軍人省にいるサムとマラソンで仲良くなるキャップのシーンから始まる。

アルジェリア人がシールドの船を襲った件で救出任務に当たるキャップとブラックウィドウ。
しかし、ブラックウィドウだけ別の任務についていた事に不信感を覚えたキャップは”情報の共有”を長官に求められるもなだめられてしまう。

シールドはインサイト計画という、巨大戦闘機ヘリキャリア三隻と衛星をリンクさせて敵を攻撃出来る兵器の開発を行っていた。

キャップが自分をテーマに作られた博物館に行ったり、おばあさんになったマギーとお話するシーンが挟まれる。切ない。このシーンは本当はファースト・アベンジャーの方に差し込まれる予定だったけどカットされたらしいですね。

シールドのファイルが開けなくなっている(権限が奪われている)事に危機を察した長官はインサイト計画を遅らせることをピアース理事に提案。
車で移動中、警官車両に扮した敵に襲われる長官。謎のエージェントにも攻撃される!長官はキャップの家に逃げ込むがそこにも追手が来て撃たれてしまい最後に「誰も信用するな」と言い残して死んでしまう。

ピアース理事に呼び出されるキャップ。
船を襲わせたのは長官だったと言われるけど信用しないキャップ。

なぜかシールドから逃亡者として追われる事になるキャップ。ナターシャと合流して一緒に逃げる。長官が死ぬ前に渡してくれたUSBが示していた場所に向かうと、そこはシールドの秘密基地だった。
そこにいたのは機械に意識をコピーして生き永らえたヒドラのゾラ博士だった。
ゾラ博士からヒドラは消滅したかのように見えてシールドの中でひそかに育っていたという話を聞かされるキャップとナターシャ。
ゾラの開発したアルゴリズムであらゆる人間の過去の情報を漁りそこから未来のヒドラの脅威となる人物を予想、それらの人々を先に殺してしまおう、というのがインサイト計画の真の目的だった。さらにその首謀者はピアース理事、ウィンターソルジャーという暗殺者を裏で操っているのも理事だった。

キャップとナターシャは退役軍人のサムのところへ逃げ、実はファルコンだったサムを仲間に加えてシールド本部に乗り込み、インサイト計画を阻止しようと戦いを開始!そこに実は生きていた長官(死んでいたというのは見せかけだった)も作戦に加わる!

 

ウィンターソルジャーが70年前に死んだと思っていたキャップの親友バッキーだという事に気付いたキャップは記憶を失っているらしき彼に思い出させようと奮闘する。
ヘリキャリアの狙いを人間たちから、お互いの機体を撃たせ合わせるように照準を変更。落ち行く機体に挟まっているバッキーを助け、海へと落ちるキャップ。

海に落ちたキャップをバッキーが救う。

全てが終わり、アベンジャーズがシールドを崩壊させたと責任を問われるも、ナターシャが
「確かに危機を招いたのは私たち。だけどそれに対処できるのも私たちだけ。逮捕でもなんでもすればいい」とはねのける。

長官は眼帯を燃やし、死んだことになっているので「ヨーロッパへ行く」と旅立ってしまう。

キャップはナターシャからキエフ(ウクライナの首都)の友人からもらったというバッキー(ウィンターソルジャー)についての資料を渡してもらう。

エンドロール中、ヒドラの組織内でのやりとりが描かれる。まだまだヒドラの残党は沢山いるらしい。なぜか手に入れているロキの杖を使っての実験?で成功したという双子(高速移動する男と念力を使う女)が映し出される。

エンドロール後のおまけ映像は、博物館内のキャップ記念館で自分の展示パネルを読むバッキーの姿。

アベンジャーズとの関り

  • インサイト計画のヘリキャリア開発にはトニー(アイアンマン)も携わったという発言がある
  • インサイト計画を遅らせて欲しいと言った長官に、理事が「その代わり姪っ子の誕生日にアイアンマンを呼んでくれ」「空を飛ばすだけじゃだめだぞ」と言うシーンがある
  • ファルコン初登場!!!!
  • ロキの杖がヒドラの手に渡っている(シールド内にヒドラの人間が浸透していたため)
  • エンドロールの双子がスカーレット・ウィッチとクイックシルバー
    (ややこしいですがX-MENシリーズに登場するクイックシルバーとは別人です)

キャップがシールドに所属しているので、アベンジャーズとの関りは一番深いですね。キャップの物語はアベンジャーズを追いかけるなら必要不可欠。って感じ。

良かったところ!

追跡装置のついてるUSBをけっこう気軽に差しちゃうなぁ、とか、ロバート・レッドフォード扮する理事が悪役だということがわりと簡単にわかっちゃう、とか、ヘリキャリアの強制発射を武装チームの人も出来ちゃうなら技術者いらないじゃんんんん、とか色々とツッコミどころもあったんですけども、良かったところも沢山あった!!

  • キャップの肉体の強靭さがよく分かる!!
    それはさすがに痛い!!!って思うシーンが沢山ありました。高所から落ちて盾だけを下敷きに地面に叩きつけられるシーンとか。アクションシーンがとにかくすごい。
  • キャップのリーダーの素質がよく分かる!!!
    ナターシャが考え込んでいるのを察知して、「なんでもないわ」と言われながらも話を聞こうとする姿勢がさすがリーダー!と思いましたね。仲間の機微に敏感なところもリーダーだなぁ。
    それから、ラストでマイクを使ってシールド全体に危機を知らせるシーンは序盤でフューリー長官がしていた「情報の分割化」とは真逆の作戦で、全てを全員で共有した上で一致団結させるっていうのは素晴らしいし、キャップにしか出来ない事だと思いました。
  • ブラック・ウィドウ(ナターシャ)との逃亡劇が楽しい
    カップルのフリをしたりとか、キスして追手の目をくらますあたり、どんだけ使い古された手を使うんだよ!!!って思うんですけど、それすらキャップには新鮮なのかなって感じが良いですね・・・(笑)それと、ふざけて映画『SAW』の台詞を言ったり、なんとなくナターシャがイキイキしてる感じがしましたね。恋はしてないけど、相当キャップに心許してそう
  • ナターシャとキャップが恋バナしかしてない
    キャップに漂う童貞感(本当にそうなのかは謎だけど)を若干小馬鹿にしてるっぽいナターシャが「女の子とデートしたら?あの子はどう?この子はどう?」と色々すすめてくるところが面白い(笑)他に話すことないんかなって思ってたけど、もしかしたらナターシャはキャップが自分に恋しないように防波堤を作ってたのかもしれないって終盤おもったーーーー。さすが経験豊富な出来る女は気遣い方が違う!!!!ってのもあるけど、今後くるロマンスの伏線(すでに別の人を想っている)なのかもしれません。
  • ちょくちょく同じ言い回しをさせる脚本
    キャップが長官に話した不満の言葉をピアース理事が(盗聴して知っていたんだと思うけど)キャップに話して親近感を持たせようとする場面や、かつてバッキーに言われた「最後まで一緒だ」という台詞を本人に聞かせたり、オープニングでマラソン中にキャップがサムを追い抜いていく時の「左から失礼」と言う台詞をラストで病院で目覚めたキャップがもう一度サムに言ったり、同じセリフを何回か使うという脚本も良い演出になっていました。
  • ラスト10分が良い
    前作でも思ったんですが、キャップの映画はとにかくラスト10分が良いですね。バッキーとのラストバトルは切なさ抜群!!!

まとめ

全体的な物語の流れはありがちなんですけど、思った以上に楽しめる場面が多くてだいぶ満足しました!!

次は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』!!!

エンドロール後に登場する双子はガーディアンズのその次の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で活躍しますのでそれまで覚えておきましょうね(´∀`)

 

 


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ロキファン必見!映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』ネタバレ&感想

「礼を言うのは私の方だ」

どうもー!ちびぞうです!MCUをおさらいしようそして新たにアベンジャーズとの繋がりを学ぼうのコーナー、前回のアイアンマン3でファイズ2がスタートし、ソーに続いてキャップとそれぞれの映画に続いていきます!

今作の目玉は何と言ってもロキたん!!!!ロキはソーの弟なのですがひねくれた性格をしていまして・・・ヴィランなのにこんなに人気になってしまっていいのかというレアなキャラクター(*’ω’*)
ロキファンには堪らない内容になっていますので、バトルロイヤルから入った方もぜひ!!今作だけは!ロキたんのために押さえておいてくださいね!!!

ちなみにカメオ出演ぽく1シーンだけキャップが出演しています。
今回も、アベンジャーズとの絡みも一緒にまとめていきたいと思います。

【映画情報】

【原題】Thor: The Dark World
【制作国】アメリカ
【監督】アラン・テイラー
【原作】スタン・リー、ラリー・リーバー、ジャック・カービー
【原案】ドン・ペイン、ロバート・ロダット
【脚本】クリストファー・L・ヨスト、クリストファー・マルクス、スティーブン・マクフィーリー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】ナイジェル・ゴステロウ、スタン・リー、アラン・ファイン、ビクトリア・アロンソ、クレイグ・カイル、ルイス・デスポジート
【撮影】クレイマー・モーゲンソー
【美術】チャールズ・ウッド
【衣装】ウェンディ・パートリッジ
【編集】ダン・レーベンタール、ワイアット・スミス
【音楽監修】デイブ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • イドルス・エルバ[ヘイムダル]
  • クリストファー・エクルストン[マレキス]
  • アドウェール・アキノエ=アグバエ[アルグリム]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • ザカリー・リーバイ[ファンドラル]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • ジョナサン・ハワード[イアン]
  • クリス・オダウド[リチャード]
  • トニー・カラン[ボー]
  • クリス・エヴァンス[キャプテン・アメリカ]
  • ベニチオ・デル・トロ[コレクター]

【公開日(日本)】2014年2月1日
【上映時間】112分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【マイティ・ソー前作】雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想
【マイティ・ソー次作】ハルクとソーが大暴れ!映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想
【MCU前作】終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想
【MCU次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ480,000人の評価)

【あらすじ】

英ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。事態を打開するため、ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることになるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.7/5.0

さて、まず初回鑑賞時のちびぞうの感想がありましたので貼っておきます。興奮注意

MCU関連の作品はアイアンマン以外あまり食指が伸びず今作もかなり長い事放置してしまったんだけども・・・

も 、 も っ と 早 く に 観 れ ば 良 か っ た ! ! !

と叫びたくなるほど面白かったです。最高でした。
特にロキちゃん。
これはもう彼のためにある映画かな?ってくらいロキが拗ねたり落ち込んだり強がったりはしゃいだり笑ったり泣いたり嘘こいたり実はそうでも無かったりお母さん大好きだったり本当は兄貴と仲直りしたかったりでも素直になれないもん殺してやるぅううう!と、盛りだくさんです!!!!
本当に情緒不安定だよね!!(笑)
マイティ1の時もアベの時もそこまで気にならなかったロキが大好きになりました。彼のためにDVDも欲しいくらい。

仲間内では”兄弟喧嘩はマイティ・ソーだけでやってて”と言われてますが、個人的にはまたアベ3辺りでロキに活躍してほしいなぁと思ったり思わなかったり。

いけないだめだ、全然映画の内容に触れられていない。

あまりにもロキの印象が強すぎて、「この映画どんな内容だったっけ?」となってしまっていますね・・・(笑)もう、ロキの魅力だけで出した点数と言っても過言ではない・・・。

おおまかなストーリー

オープニングは昔話!

かつて、ソーの祖父ボーがアスガルドを治めていた頃、闇から現れたダークエルフという軍勢率いるマレキスという悪者(今回のヴィラン!)がエーテルというとてつもなく大きな力を持ったアイテムを解き放とうとしていた!
惑星直列(コンヴァージェンス)と言って9つの世界が一列に並ぶタイミングでエーテルを解き放てば世界が大変なことになってしまう。ので、ボーがなんとかエーテルを奪い、闇の軍団も次々に倒し、マレキスも姿を消してエーテルも消滅した・・・と語られていたが、実は地中に深く埋められていた!!

時間軸は現代、『アベンジャーズ』の戦いから一年後。

何千年に一度来るという惑星直接の時期が再び訪れようとしていた。

ロキはアスガルドの牢に入れられ、ソーとジェーンは2年会えないままだった。

ある日ジェーンがロンドンでの調査中、重力場に異常が発生している場所を見つけ、そこからエーテルを隠してある場所にワープしてしまう。そしてそこで彼女は自分の体にエーテルを取り込んでしまう。
ソーは彼女を地球からアスガルドへ連れて行き、体の中を調べさせパワーが宿っているのに気付く。そこへ目覚めたマレキスと闇の軍団が襲ってくる。戦い虚しく母フリッガが殺されてしまい、アスガルドは悲しみに包まれる。

 

放っておけばまた攻め込んでくるという父オーディンに「ジェーンを敵の本拠地に連れて行ってマレキスがエーテルを取り出した瞬間に敵も倒せばいい」と提案するも反対される。虹の橋も壊され、四次元キューブも宝物庫にしまわれているので、”秘密の抜け道”を知っている弟ロキに手を貸してもらい、アスガルドからマレキスの元へと向かう。

ジェーンの体からエーテルを取り出したマレキスと戦い、闇の仲間と刺し違える形でロキは死んでしまう。

一方地球では、惑星直列の危険性に気付いたセルヴィグ博士が自分の作った装置で九つの世界の中心を安定させようとする。
エーテルを解き放とうとするマレキスと地球での最終バトル。直列の影響と装置の力でワープしまくるバトルを繰り広げ、勝利。

戦いの後、父オーディンに王座を継がないと告げたソー。ラストにオーディンの姿はロキに変わる。

エンドロール中に、アスガルドの幹部が”コレクター”に「うちにはキューブもあるしインフィニティは二つも持ってられないから」とエーテルを預けに行く場面が差し込まれる。

エンドロール後の映像は、地球に戻ってきたソーと再会するジェーンのシーン!

アベンジャーズとの関わり

  • エーテルという6つある”インフィニティ・ストーン”のうちの一つが登場!
  • 『アベンジャーズ』の戦いの一年後
  • 『アベンジャーズ』でロキに洗脳されていたセルヴィグ博士の精神状態が不安定に
  • 再会したジェーンが去年NYにソーがいたのを見た(アベンジャーズの戦い)のに会いに来なかった!と怒るシーンがある
  • エーテルを預けた”コレクター”は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場する

ここがよい!

すいませんやっぱり「ロキたん最高」が感想でした・・・。(一周目と大差ないことしか書けない)

一回目を観た時は母親が死んで取り乱して牢の中をグチャグチャにしたのは本心からやってるのかなって思ったんですが、二回目観るとあれもソーを「母親の死に怒っている」と思わせるための演技だったように・・・見えなくもない。

しかし!!!!やっぱりちびぞうの中ではロキたんは自分の出生に孤独感や裏切りを感じていて家族を愛するがゆえにその愛情を歪んだ形で試そうとする

究極のかまってちゃん

に見えるんですよねー。だから家族への彼の愛は本物なのかなと。

怒ったり泣いたり笑ったりはしゃいだり、本当に楽しそうな船の操縦シーンは必見ですよ!!

 

 

あと、あのお年でカメラの前で全裸になって見せたセルヴィグ博士(ステラン・ステルスガルド)の役者魂ほんとすごい・・・あそこまでする必要どこにあったのかなって思うけど・・・。

 

さぁ!次はキャップのウィンター・ソルジャーだ!

 

 


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画像引用元:映画.com

 

 

終わりと新たな出発。映画『アイアンマン3』ネタバレ&感想

「私はアイアンマンだ」

MCU作品をおさらいしようのコーナー!!!前回の『アベンジャーズ』でフェイズ1(シーズン1みたいなもの)が終了し、今作でフェイズ2がスタート!!

アイアンマンの単品シリーズでは4の予定はいまだ未定なので、実質こちらでおしまいになる感じでしょうかね。でも個人的には一区切りにするには良い作品だな、と思っています。

ちなみにストーリー的に、『アベンジャーズ』の戦いでこうなったああなった、という後日談的な感じになっているので、出来ればそちらも観ておいた方がいいですね。

パンフはこんな感じ!

ペッパーがデカデカと表紙を飾っているのも嬉しい!!
46Pで税込み700円はお得!!!!しかも、今まで登場したアイアンマンスーツのまとめページなんかも載っていてすごく嬉しいです!!!

【映画情報】

【原題】Iron Man 3
【制作国】アメリカ
【監督】シェーン・ブラック
【脚本】シェーン・ブラック、ドリュー・ピアース
【製作】ケヴィン・ファイギ
【製作総指揮】スタン・リー、スティーヴン・ブルサード、ジョン・ファブロー、ルイス・デスポジート、チャールズ・ニューワース、ビクトリア・アロンソ、アラン・ファイン、ダン・ミンツ
【プロダクション・デザイン】ビル・ブルゼスキー
【衣装デザイナー】ルイーズ・フログリー
【撮影】ジョン・トール,ASC
【視覚効果監修】クリストファー・タウンゼント
【キャスティング】サラ・ハリー・フィン,C.S.A
【編集】ジェフリー・フォード,A.C.E、ピーター・S・エリオット
【音楽監修】デイヴ・ジョーダン
【音楽】ブライアン・タイラー
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ドン・チードル[ジェームズ・ローズ(ローディ)/ウォーマシン(アイアン・パトリオット)]
  • ガイ・ピアース[アルドリッチ・キリアン]
  • レベッカ・ホール[マヤ・ハンセン]
  • ジェームズ・バッジ・デール[エリック・サヴィン]
  • ジョン・ファブロー[ハッピー・ホーガン]
  • ベン・キングスレー[マンダリン]
  • ステファニー・ショスタク[ブラント]

【公開日(日本)】2013年4月26日
【上映時間】131分
【配給】ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【アイアンマン前作】
【MCU前作】マーベルのお祭り映画はじまるよ!『アベンジャーズ』ネタバレ&感想
【MCU次作】マイティ・ソー/ダーク・ワールド
【IMDB】7.2/10.0  (およそ625,021人の評価)

【あらすじ】

人類滅亡の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年、トニー・スタークはアイアンマンスーツのさらなる開発に没頭していたが、合衆国政府は国家の命運をヒーローという個人の力にゆだねることを危惧していた。そんな時、謎のテロリスト、マンダリンが動き出し、その壮絶な攻撃の前にトニーは全てを失ってしまう。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレしているよ!)】

☆3.6/5.0

今作のメインテーマは、「アイアンマンスーツはアイアンマンにとっての何か?」というもの。

スーツがいればそこにトニーはいるのか、いないのか。
スーツがなければヒーローではなくただの人なのか。誰が着てもスーツさえあれば「アイアンマン」たり得るのか。

それとも、トニーが着るからこその「アイアンマン」なのか。

こういったメインのテーマがあってこその今作。

アベンジャーズでの戦いで心にトラウマを負ってしまったトニーが、スーツ依存からどう立ち直るか、スーツがヒーローなのではなく、己自身がヒーローなのだと言うことにどのように気付いていくか?

こういった部分にぜひ注目して観ていって欲しい!!

おおまかなストーリー

物語はトニー(社長)のモノローグで始まり、モノローグで終わります。つまり3全体が、社長の過去の回想シーンみたいなものですね。

 

まず13年前の年越しにスイスで(社長がアイアンマンになる前の話)、美人植物学者ハンセン博士と一夜を共にした日のエピソードが語られる。この日、トニーに「自分の話を聞いて下さい!」と言ってきたみすぼらしい男(科学者)を軽くあしらい「屋上で会おう」なんて嘘の約束を取り付けて屋上で待ちぼうけさせたんですよね・・・ほんとクズ・・・社長・・・。(この自業自得感が『美女と野獣』の野獣が追い出した魔女によって呪いをかけられるって展開に似てますよね笑)そういえばここに、『アイアンマン』に出てきたインセン博士もチラッと出てきますよ!

そして、このみすぼらしい男(アルドリッチ・キリアン)こそが今回のヴィラン、マンダリンを生むこととなる!

彼は屋上で誰にも相手にされていない自分の存在の薄さを悟った。そして、闇落ち。
「誰にとっても存在していないからこそ、裏で手を引き、世界を牛耳ろう」
なんて考えたのである。まぁほんとは小馬鹿にしてきた社長に復讐したいだけだけどね。
そして彼は社長に「ソーみたいな神様が出てきたあとでは、世界的なテロでも起こさないと目立てない」とか言っている。どんな理由でテロしてんの!!(笑)

13年後、現在。キリアンは見た目もイケメンになり、ハンセン博士の研究していた”免疫細胞を活性化させて自己治癒力を高める薬?(しかし上手く適合しないと爆発してしまう)”という薬を使って不死身かってくらい治癒力が高くしかも鉄も溶かせるくらい熱くなったり口から火を吹いたり出来るスーパーボデーを手に入れた!仲間にする人にもちょくちょくその薬を打って適合するかどうか試していた。そして適合しない人が爆発したのを隠蔽するために

架空のテロリスト”マンダリン”をでっち上げ、そいつのテロ攻撃に見せかける事にしたのである・・・。

 

キリアンはAIM(エイム)という会社の重役としてスタークインダストリーズにやってくる。どうもペッパーの昔の知り合い?っぽい雰囲気なんだけどそこの伏線は回収されないので実際どうなのかは不明。
そしてそのキリアンを怪しんだハッピーが彼らを尾行、マンダリンのテロに巻き込まれて瀕死の重傷を負ってしまう。

 

かたや社長は『アベンジャーズ』の戦い以降、眠れなくなっていた。せっかくペッパーと同棲を始めたのに、彼女が寝てから夜な夜な機械いじりをして過ごしていた。そして、自分の腕にマイクロチップを埋め込み、遠隔操作でスーツを自分の元へ飛ばして装着したり、もしくは自分は中には入らず、空のアイアンマンを遠隔操作して戦わせることもできるようになっていた!

ハッピーが怪我をしたことで社長も立ち上がり、マンダリンの本部へ向かおうとする!そこはイラクでもパキスタンでもなく、アメリカのテネシー州だった!!

しかし、マンダリンをテレビで挑発し自分の家の住所も公開してしまったため、自宅が崩壊して海の藻屑と化すような攻撃を受けてしまう。(本当に社長・・・アホ・・・)

ボロボロになったマーク42が飛んだ先は、近々行く予定だったテネシー州。ジャーヴィスも調子が悪くなって、スーツが使えなくなってしまう。

そこで出会ったのはハーレーという名前の男の子。発明が好きでいじめられっこな彼と交流する中で、社長は大切なことを思い出す。

「トニーはメカニックなんでしょ?だったら何か別の作れば?」
マーク42の充電が終わらず、使えない事でパニックに陥った社長は、この一言で落ち着きを取り戻す。スーツがなくたって、手に入るもので武器を作ればいい。アイアンマンで見せてくれた社長の閃きと武器作りが、再びここでも見れる!初心に帰るってこういうことです!!

ホームセンターで買ったもので武器を作り、マンダリンの本拠地に忍び込む社長!
マンダリンの正体はただの役者で、キリアンがでっち上げたものだと気付く!社長に勝ちたいキリアンは「トロフィー」と称してペッパーを誘拐し例の薬を打ちこむし、キリアンの部下は次のテロは総理大臣を殺すことだ!と誘拐するし、ウォーマシンの新バージョン「アイアン・パトリオット」も奪われてもうてんやわんや。

最終バトルは油田コンビナート?
社長が夜な夜な機械いじりをしていた時に作った、様々な種類のアイアンマンが勢ぞろいして、アツいバトルを繰り広げ、最後はキリアンにアイアンスーツを着せて自爆させる、という方法で攻撃。
それでも死なないキリアンにとどめを刺したのはなんと、スーツを着たペッパーだった!!!

スーツ依存とトラウマを克服した社長は、”新たな出発”としてスーツを空中で爆発させる花火をペッパーに見せる。

再び社長のモノローグ。
ペッパーの体は社長の発明で治してあげたこと、そして自分も手術で心臓の近くに入ったままだった金属の欠片を取り除き、胸のアークリアクターを海に投げ捨てたという事が語られて、映画は終わる。あ、ハッピーも目を覚まします!

エンドロール後の映像で、今までの社長の語りは全てブルース・バナー博士(ハルク)に語り聞かせていた内容だった。ということが明らかになる!しかしバナー博士はスイスのくだりで寝てしまってほとんど話を聞いていなかったよ、というオチ。微笑ましいですね(笑)

今作で登場するパワードスーツ

マーク42

今作のメインスーツ!
社長の腕に埋め込まれたマイクロチップにより、自動装着や遠隔操作が可能!今回、このスーツを操り飛行機から落下した13名を空中で救うシーンがすごくカッコいいです!!

アイアン・レギオン/リージョン(アイアン軍団)

ラストバトルで大量に現れた~41までのアイアンマンたち。

イゴール

アイアン・レギオンのうち、社長が名前を呼んでいたもののうちの一体。
猫背になっていて、上から落ちてくる鉄骨などを背中部分で支える機能を見せていました。

ハートブレイカー

こちらも名前が呼ばれていましたね。ビーム特化でバリアも張れるらしい!

アイアン・パトリオット

ローディの着ている”ウォーマシン”の名前が良くないってことで、「鋼鉄の愛国者」と改名され色も国旗の赤・白・青に塗り替えられています。
しかし、この改名劇を裏で仕組んだのもエイムのキリアン。後半、アイアン・パトリオットは敵によって奪われてしまう事に。

ここがよい!!

今回の大きなテーマである「スーツはヒーローのオマケである」ということを社長自身が気付くことで「スーツ依存」から抜け出し、自分自身の力だったり、能力を再確認して自信を取り戻すことが出来た・・・という流れがとっても好きです。

私がアイアンマンを好きなのは、あくまでも「自分の力でヒーローになった」という点。一作目の感想でも語ったかもしれませんが、鉄くず集めて自分の頭脳を頼りにパワードスーツを作った社長自身が誰よりも凄いのであって、強いヒーローなんですよね、

だからその根本的なところを振り返ってくれたのがすごく嬉しかった。

私は社長の「人間的な弱さ」も大好きなので、戦いのトラウマでパニックになってしまったり不眠になる社長もかなり愛しかった。それでもまた、その辛さを乗り越えて、アークリアクターに支えられなくても生きていける”普通の人間”になったところもすごく良かったです。

(今までのままの社長でいつつも、自分の状態を素直にペッパーに打ち明けられるようになった社長は、以前より明らかに成長しているんですよね。そういう些細な変化が見れるのも嬉しい)

そして、その「スーツに頼らないぞ!!」というのを見せつけるかのような

スーツ無しのバトルシーン

がすっごく豊富なんですよ。敵に追い詰められた飲食店内で酒や電子レンジの力を使って爆発を起こしたり、ホームセンターで買ったもので作った武器で敵を倒していったり、スーツを着てても手や足の先だけだったりと不完全で、社長の姿が丸見えだったりするんです。

今回、スーツを遠隔操作出来るようになったから、観客の目から見ても「この中に社長は入っているの?別の誰かだったり、空なんじゃないの?」と疑いの目で見られてしまう。

だからこそ多分、スーツ無しだったり、中身が見える状態での社長の活躍シーンを多めにしたかったんじゃないかなぁ。それで社長の強さというか凄さも再確認出来ますしね!

それと、まさかのグウィネス・パルトロウのアクションシーンが見れます(笑)
彼女のファンは必見ですよ!社長もたじたじのアクションを見せてくれますから!!!

まとめ

実は今作、賛否両論っぽいんですよね。

確かに話の筋は結構適当にも見える。

あと、原作コミックのマンダリンというキャラクターはものすごく強いキャラらしくて人気も高いみたいなんです。だから今作のマンダリンが架空の人物で、ただの役者だった・・・みたいなオチは不満に思う人も多い様子。

ちびぞうはコミックは読んでない映画だけのファンなので、そういった部分は気にせず楽しく観る事が出来ました。

おそらく続きは出ないと思うのでこれが最後だと思うんですが、それでも最後にふさわしい終わり方だったなー、と。

MCUの映画シリーズは今後も続くし、アイアンマンも勿論活躍するので、まだ寂しくなるのは早い!!(スパイディの新作でも社長は重要ポジションですしね)

あ、ちなみにアベンジャーズとのかかわりはほとんどなかったです。『アベンジャーズ』から話が繋がっているよっていう部分と、エンドロール後にバナー博士が出てくる2点くらいなので、今回はまとめませんでした。

 

さて、フェーズ2の2作目は、『マイティ・ソー/ダークワールド』!!!!ロキたんが可愛い回です!楽しみですねー!!

 

 

 


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マーベルのお祭り映画はじまるよ!『アベンジャーズ』ネタバレ&感想

”日本よ、これが映画だ”

っていうキャッチコピーが当時、相当に物議を醸していましたねー。ちびぞうはすごいキャッチコピーだと思いますこれ。色んな意味で人を惹きつけてる。

さてさて、アベンジャーズを復習しようのコーナーも、

  • アイアンマン
  • アイアンマン2
  • インクレディブル・ハルク
  • マイティ・ソー
  • キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー

の5本を経てようやくここに辿り着いた!!って感じですねー!

ついに全員そろってお祭りが始まるよ!!テンションアゲアゲで挑みましょう!!
ちなみに今作でフェイズ1(シーズン1みたいなもん)の最後のお話!ということになります!赤字にしている2本は今作と関りが深いので、マスト!な作品ですね。

ハルク役はエドワード・ノートンからマーク・ラファロに交代しています。個人的にはマーク・ラファロ大好きなので大満足(*’ω’*)

こちら↓もよろしければどうぞ!

トリセツ!【映画”アベンジャーズ”世界の歩き方】4/29追記

【映画情報】

【原題】Marvel’s The Avengers
【制作国】アメリカ
【監督/脚本】ジョス・ウェドン
【原案】ザック・ペン、ジョス・ウェドン
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】アラン・ファイン、アビ・アラド、ジョン・ファブロー、ルイス・デスポジート、パトリシア・ウィッチャー、スタン・リー
【撮影】シーマス・マッガーベイ
【美術】ジェームズ・チンランド
【衣装】アレクサンドラ・バーン
【編集】ジェフリー・フォード、リサ・ラセック
【音楽】アラン・シルベストリ
【主題歌】
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]
  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • マーク・ラファロ[ブルース・バナー/ハルク]
  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • ジェレミー・レナ―[クリント・バートン/ホークアイ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • クラーク・グレッグ[エージェント・コールソン]
  • コビー・スマルダース[エージェント・マリア・ヒル]
  • ステラン・スカルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ポール・ベタニ―[ジャーヴィス(声)]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン・フォスター(写真のみ)]
  • イエジ―・スコリモフスキ[ゲオルギー・ルチコフ]
  • スタン・リー[カメオ出演]

【公開日(日本)】2012年8月14日
【上映時間】144分
【配給】 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
【映倫区分】G
【MCU前作】キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想
【MCU次作】アイアンマン3
【IMDB】8.1/10.0  (およそ1,091,350人の評価)

【あらすじ】

自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集される。それぞれの戦いで心に傷を負っていた彼らは、チームとして戦うことを拒むが……。【引用元:映画.com

【感想(結末までネタバレ!)】

☆3.5/5.0

ほんとに楽しいよ~~~~!!!!今作の見どころは主に

  • バラバラな個性のヒーローたちが小競り合いしながらもまとまっていく
  • 悪役に徹するのが楽しそうなロキたんがヤラれ役に転向!
  • ホークアイのかっこいい出番がたっくさんあるよ!!!!!

この辺ですね!社長(アイアンマン)推しのちびぞう的にはキャップと対立を始める社長の小憎たらしさにも注目していただきたい!!!

おおまかなストーリー

コズミックキューブ(四次元キューブ”テッセラクト”)は70年前にキャップを捜索中のハワード・スタークが海の底から発見→シールドで保管していた。

マイティ・ソーのラストで次元のはざまに飛ばされたロキは異世界の軍チタウリの元にいた。

シールドの開発に関わるセドウィグ博士をロキが洗脳、セドウィグ博士はキューブを敵に渡す作戦に加担してしまう。

一方でロキはチタウリのお偉いさん(サノス)にマインドストーンと呼ばれるインフィニティストーンを先端に埋め込まれた杖をもらい、ロキの杖は強力なパワーと人の心を操る力を持つように!

シールドのエージェント・ホークアイも洗脳され、ロキと共に去ってしまう。

 

長官は「現時点で戦争になった」と言い、頓挫していたアベンジャーズ計画を再始動!メンバーを集める指示を出す。

コールソンはナターシャにハルクを呼んでくるように言う。
長官はキャップに作戦に参加するように促す。

社長はスタークタワーというアークリアクターを動力源にした高層ビルを建てていた。

ステルス仕様で消えられる巨大な船に、ナターシャ、社長、キャップ、ハルクが集合。
地上で暴れるロキを協力して捕まえようとするが、途中でソーが現れてロキを連れて行ってしまう。ソーは父オーディンに協力してもらって地球に来たらしい。兄としてロキを説得しようとしているとそこにアイアンマンが乱入。ソーとバトルがぼっ発するもキャップが途中で止めに入る。

大人しく船に捕まるロキ。ソーも船にやってくる。

シールドが極秘裏にキューブのパワーを使った武器を開発していたという事が発覚し、揉めまくるメンバーたち。(長官は”マイティ・ソー”でデストロイヤーがやってきた件で、地球でも武器を用意せざるをならなくなったと語っていた)

 

ブラックウィドウは巧みな話術でロキの目的がハルクだという事を引き出す。それも含め、ロキはアベンジャーズを内部崩壊させるのが目的だった。

船にホークアイが乗った敵船が近付き、攻撃を仕掛けてくる。爆発に巻き込まれたバナー博士がハルク化してナターシャを襲う!そこをソーが入ってきて助ける!ハルクは敵機に飛び移りそのまま船外へ・・・

キャップとアイアンマンは力を合わせて船の破損個所を直す!

ロキはソーを騙して檻から入れ違いで出る。ロキはコールソンを殺し、ソーの檻を船から落下させる。

ナターシャはホークアイを倒して捕まえ、洗脳から解く。

コールソンの死によってバラバラだったメンバーが団結し、最終決戦へ!

スタークタワーの原動力であるアークリアクターのパワーを利用し、異世界からチタウリの軍を地球へ呼び寄せる扉を開くセルヴィグ博士。
次々に押し寄せるチタウリ軍と、異世界のバケモノを力を合わせて倒すアベンジャーズ。
ロキをハルクがメッタメタにし、ロキの杖でナターシャが扉を閉めようとする。しかし、政府は核ミサイルを発射。
アイアンマンがミサイルを掴み一緒に異世界の扉をくぐる。ミサイルはチタウリ軍の本部?を爆破。その爆風に乗って扉が閉まるギリギリで地球へ戻ってくるアイアンマン。

全ての戦いが終わり、最後はロキとキューブをソーがアスガルドへ連れ帰る。
チタウリ軍を率いていたのはサノスだったー!というところで映画が終わる。

エンドロール後は、社長が空にできた穴から戻ってきたあとに言っていた「シャワルマで有名な店がある、一度食べてみたい」という台詞のお店に、アベンジャーズ全員で行って食べているシーンが観れます(笑)
全員へとへとに疲れ切っていて喋る気力もない・・・(笑)

とにかく掛け合いが楽しい

メンバーがいかにして一つになっていくか?という過程を楽しむのが本作の一番の見どころ。

  • バナー博士が言った「ホーキング博士と同じくらい頭が良い」というたとえ話を理解できないキャップ
  • 「もうこれ以上驚くことはないよ」と10ドル賭けたキャップがシールドの船に驚いて長官に10ドル払う場面
  • 社長に「トナカイ野郎」と言われるロキたん
  • 初めて会ったソーに「シェイクスピアの劇か?母親のたれ布を無断で着用?」とおちょくる社長。それに対して「鉄の男よ」と返して電撃をお見舞いするソー
  • ロキを悪く言われてソーが「言葉に気をつけろ。彼はアスガルドの者、俺の弟だ」と言うが「彼は2日で80人殺した」と言われて「養子だ」と返す
  • 社長がふざけてバナー博士に電気を流し「変身しないのか?」と言っているのを見ておこになったキャップ。怒られて「親父が話してた奴だ。凍らせとけば良かった」と言う。
  • 洗脳されたことを申し訳なく思っているホークアイに、「私たちは魔法に対する訓練を受けていない(から気にするなの意)」と言うナターシャ
  • ロキと何気ない会話で時間を稼ぐ社長がアベンジャーズのメンバーを「神様もどき」「生きた伝説のスーパーソルジャー」「怒りを抑えられない男」「暗殺者二人」と表現
  • ラストバトルに駆けつけたハルクにキャップが「今なら怒って良い」と言うと「僕には秘密がある。いつも、怒ってる」と答えてハルク化!

ちびぞうがニヤっとしたのだけでもこんなに!!
仲違いを狙っていたロキの杖の影響もあったかもしれませんが、とにかくみんな最初は仲が悪い!小競り合いも含め、楽しい掛け合いがたっぷりあるので、ぜひ見逃さないようにしてください!

バトルシーンが最高!

ホークアイの弓の技術の凄さとか、カッコよさがすごくよくわかる!というのと、みんなそれぞれの個性を活かした戦い方をしていたり、強すぎるハルクとソーは一旦退場させられたり(笑)と、都合に合わせた脚本づくりも上手だと思います。

それと、敵との戦いだけでなく、例えばアイアンマンVSキャップの盾、だとかソーの電撃VSアイアンマン、ムジョルニアVSキャップの盾、ソーVSハルク、ブラックウィドウVSホークアイなどなど!!!仲間内でもけっこーーーーーやりあってるんですよ!!

こういう力の試し合いのようなものが見られるのも、初めてメンバーが集まる今作の大きな見どころの一つですよね!!!

ロキたんの悪役の見納め

2日で80人も殺したり、おっさんの目を抉ったり、みんな大好きコールソンを殺したりと悪行の限りを尽くしています。しかもとっても楽しそうです(笑)

しかし、彼は最後にハルクにぼろ雑巾のようにビッタンビッタンと振り回されボコボコにされて「あ、大物ぶってるけど小物だねそしてヘタレだね」とキャラの方向性が決定づけられてしまうんですよねー。なので、ここから先のロキたんは「お兄ちゃん大好きだけど精神不安定なツンデレ」としての才能を開花していきます。一応、ソーの続編でもまだいろいろと悪さしてますが、全然悪者っぽくないです。(ちびぞうはそこが大好き)

ダークワールドの方を観てから今作を観ると、あまりロキの悪役っぷりがしっくりこないかもしれませんね。悪役としての見納めなので、そこにも注目してあげて欲しい。

気になるところ

ホークアイ、ブラックウィドウに関しては単発作品も出ていませんので過去が詳しく描かれていませんが、今回は少しだけナターシャについて語られましたね。
おそらくスパイとして暗躍していたナターシャに目を付けたシールドがホークアイを派遣。しかしそこでホークアイを殺さなかった・・・から、彼に借りがある、というような話をしていました。
ついでに「ドレイコフの娘」「病院の火災」などのキーワードが出てきましたね。これは後々何かに絡んでくるかも。

それとコールソンさんの死については、初回鑑賞時も思いましたが、ちょっと長官のやり方が汚いんだよなぁ~~~~。コールソンさんは敵わないと知りつつロキに戦いを挑む。そして殺される。死ぬ前に「彼らがまとまるのはきっかけが必要だ」と言う。つまり、アベンジャーズのメンバーが一致団結するきっかけになるために自殺したようなもんなんですよね。
切ないシーンだけど、もうちょっと他に方法なかったのか・・・!と思うところもある。
しかも長官は「コールソンは君のアンティークカードにサインしてもらうことも出来なかった」と血だらけのカードをキャップに見せるけど、それはコールソンさんのロッカーに入っていたのをさも死んだ時に持ってたように長官が演出したんですよね!!!
この事実は何度考えてもドン引きですわ。コールソンのセリフがあるからまだ許せるけど、それがなかったら完全に彼の死を利用してるし、限度が過ぎてるよね・・・。

 

まとめ!

多少気になる部分もありますが、深いことはあまり考えてはいけないお祭り映画なので、本当に気楽に観て楽しんで頂ければな!と思います!

今作から観て、メンバーのそれぞれの映画に興味を持った!という人もいるみたいなので、今作からいきなり見てみる!というのも手ですね(*’ω’*)

シリーズ的には今回でフェイズ1が終了。フェイズ2は『アイアンマン3』がオープニングを飾ります。

お話も直結しているので、続けてぜひアイアンマン3も楽しんでください!!!

以上、ちびぞうでした!

 

 


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キャップ誕生!映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』ネタバレ&感想

「君のままでいてくれ。完璧な兵士ではないが、ずっと、善良な兵士のままで」

初回鑑賞時の記憶があまりに薄くて薄くて、ほとんど内容も覚えていなかったので(キャップが本当は弱かったこととうん10年も眠りについてた浦島太郎だったことは覚えていた)、本当に良い復習になりました。

今作を観終われば、晴れて『アベンジャーズ』への予習は全て完了!!!!です。初期メンバーはここまででほぼ全員登場してるかな、多分。

今作にはアイアンマンことトニー・スタークそっくりのお父ちゃん、ハワード・スタークも登場というか活躍しています!何気に最近公開された『ブラック・パンサー』との繋がりも出てきたりしてるので、今!見返すというのはタイミング的にバッチリ!かも!

今度のヒーローはアフリカの王!映画『ブラック・パンサー』ネタバレ&感想

助演の俳優さんたちも、『メン・イン・ブラック』やBOSSのCMでおなじみトミー・リー・ジョーンズや、『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのヒューゴ・ウィービング『ハンガーゲーム』『トランスフォーマー』シリーズのスタンリー・トゥッチ『アトミック・ブロンド』のトビー・ジョーンズなど本当に実力派俳優揃いですごいです・・・脇が固められまくっています・・・!

【映画情報】

【原題】Captain America: The First Avenger
【制作国】アメリカ
【監督】ジョー・ジョンストン
【脚本】クリストファー・マーカス、スティーブン・マクフィーリー
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョー・ジョンストン、ルイス・デスポジート、ナイジェル・ゴステロウ
【撮影】シェリー・ジョンソン
【美術】リック・ハインリクス
【編集】マイケル・マカスカー、ロバート・ダルバ、ジェフ・フォード
【音楽】アラン・シルベストリ
【出演([]内は役名)】

  • クリス・エヴァンス[スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ]
  • ヘイリー・アトウェル[ペギー・カーター]
  • セバスチャン・スタン[バッキ―・バーンズ]
  • トミー・リー・ジョーンズ[フィリップス大佐]
  • ヒューゴ・ウィービング[シュミット/レッド・スカル]
  • ドミニク・クーパー[ハワード・スターク]
  • スタンリー・トゥッチ[エイブラムス・アースキン博士]
  • トビー・ジョーンズ[ドクター・ゾラ]
  • リチャード・アーミテージ[ハインツ・クルーガー]
  • ニール・マクド―[ダム・ダム・デューガン]
  • デレク・ルーク[ゲイブ・ジョーンズ]
  • ケネス・チョイ[ジム・モリタ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2011年10月14日
【上映時間】124分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】マイティ・ソー
【アベンジャーズ次作】アベンジャーズ
【キャプテン・アメリカ次作】キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
【IMDB】6.9/10.0  (およそ585,000人の評価)

【あらすじ】

第2次大戦下、病弱のため兵士として不適格とされた青年スティーブは、軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」の被験者第1号になる。強じんな肉体と破壊不可能なシールドを武器に戦うヒーロー、キャプテン・アメリカとして生まれ変ったスティーブは、レッド・スカル率いるヒドラ党との戦いに挑む。【引用元:映画.com

【感想(結末までネタバレ!)】

☆2.5/5.0

やはりMCUはどれだけキャラを好きになれるかというのも映画の評価に影響すると思うので・・・キャップにさして興味がないちびぞうとしては全体的に可もなく不可もなく・・・という感じでしょうか。

ピークは、序盤の病弱青年→ムキムキ!なぜかアイドル的に活躍!のところとラスト10分の目覚めてからのシーンですかね。

おおまかなストーリー

現代、北極で巨大な飛行船と凍った盾が見つかるシーンから、時間は遡り1942年のノルウェーへ。

「ヒドラ」というナチスの秘密化学部隊を率いていたシュミットという男が、墓の中に隠されていた”オーディンが所蔵していたという「コズミック(四次元)キューブ」”を発見、奪い去る。

場面変わってアメリカ。
体重40㎏で喘息持ちの病弱青年スティーブン・ロジャースは、何度も出生地を偽り入隊志願書を提出していたが合格しない。

見事入隊した親友のバッキ―はいつもロジャースが誰かに殴られていると助けてくれる良い奴。

軍の「スーパーソルジャー計画」の第一人者アースキン博士がロジャースに目を付け、入隊を許可してくれる。彼は力の価値を知り、憐れみも知っている弱者にこそパワーを与えたかったと言う。アースキン博士と心を通わせたロジャースは「スーパーソルジャー1号」となることを決意。博士の作った血清を打たれ、ムキムキマッチョな人類を超えた存在へと変身する!


しかし、ヒドラのスパイが侵入しており、アースキン博士は暗殺されてしまう。スパイを追いかけ追い詰めるロジャース、しかし敵は「ハイル・ヒドラ!」と言って自害してしまう。

「ヒドラ」のトップであるシュミットは、以前スーパーソルジャーの血清を打って失敗し、「レッド・スカル」となってしまっていた。彼はナチスを見限り、手に入れたコズミックキューブの力を使って、世界の半分を破壊しようと目論んでいた。

ロジャースも戦地に行きたいと願うが、アースキン博士が死んでしまったことで「スーパーソルジャー計画」は中止。「私が欲しかったのは軍隊だ。一人ではどうにもならん」と大佐に断られてしまう。
そこに、スパイを追った時の活躍を新聞で見たエージェントが「アメリカのアイコンとして、ヒーローになろう」と声をかけてくる。「国債を買おう!」と国民を煽るためのアイドル活動(映画に出たりショーに出たり)を始め”キャプテン・アメリカ”として子ども達の人気者になる。

「自分のしたかったことは本当にこれなのか・・・」と思い悩むキャップ。

そんな時、バッキ―が入隊した107連隊がヒドラの捕虜になっていると知り、エージェント・カーターやハワード・スタークの助けを借りて単身助けに向かう!たった一人で捕虜たちを救い戻ってきたのをようやく大佐にも認められ、戦地で戦えることに!

武器工場を一つずつ壊滅させていく途中、列車での戦いで親友バッキ―は渓谷へと落ちてしまう。自分のせいでバッキ―が死んだと落ち込むキャップを慰めるエージェント・カーター(ペギー)と恋仲に。

ラストバトル!シュミットがワルキューレという、コズミックキューブから取り出したエネルギーを使用した武器を使って世界を破壊しようとしているのを知り、阻止するため飛び立つ飛行機に潜入!レッドスカルとの一対一の戦いは映画冒頭で出てきた大きな船の内部と同じ場所だった。

コズミックキューブを掴んだレッドスカルは次元のはざまに吹き飛んで消えてしまう。

そのままキャップは船を北極へと向かわせ自爆覚悟で船を墜落させる。

そして70年後。北極から発見されたキャップをシールドが保護。長い眠りから覚めて浦島太郎状態のキャップにフューリー長官が会いに来るシーンで映画は終わる。

エンドロール後の映像には、キャップと長官の会話のあと映画『アベンジャーズ』の予告編が差し込まれる。

アベンジャーズとの関わり

  • コズミックキューブ」(四次元キューブとも呼ばれている、正式名称は”テッセラクト”)とは、MCUの世界に存在する6つのインフィニティ・ストーン(とっても大きなパワーを持った最強アイテム)の一つ。オーディンが所蔵していたと劇中で言っていたので、元々はアスガルドにあったものをノルウェーで保管していたよう(経緯は不明)。今作ではヒドラが奪ったあと、ハワード・スタークが発見(マイティ・ソーのラストで長官が持ってるのでシールドの手に渡った模様)
    次元を繋ぐワームホールを作る力があるとされていて、多分アスガルドの虹の橋の力もこれが元かな~
  • 「スーパーソルジャー計画」はアースキン博士の死亡で中止されたが、現代になってロス将軍が計画を再開。その結果『ハルク』が誕生した。
  • ロジャースの親友バッキ―・バーンズは今作で消息不明になっているが、後々のアベンジャーズ関連の映画でちょくちょく登場する。キャップファンなら覚えておいた方が良い人ナンバー1!
  • アイアンマンことトニー・スタークの父親ハワード・スタークが登場する!!!「スーパーソルジャー計画」にも関わっているし、キャップがヒドラの基地へ潜入するのも手伝うし、海底に沈んだコズミックキューブを拾ったり、消息不明となったキャップの捜索を続けたりとかなり深くキャップに関わっている。トニーそっくりなので社長ファンはぜひ注目してほしい!!!
  • ハワード・スタークがキャップに渡す盾の素材は「ヴィブラニウム」。これは『ブラック・パンサー』の故郷ワカンダでしか採れない鉱石。なぜハワードさんが持っていたのかは不明。衝撃吸収に優れていてとても固い!コズミック・キューブのエネルギーを元にして作った武器の攻撃もはじく!
  • ラストでシールドの長官、ニック・フューリーが会いに来る。

ここがよい!

ちびぞうの好きなトミー・リー・ジョーンズが大佐役として出演しているんですが、彼の役がイイ~~~~~!

今からヒドラの飛行機に乗り込むぞ!って時にペギーにキスされてポカーン( ゚д゚)なキャップが大佐を見ると、「キスはしないからな」と大佐に言われる(笑)このシーン大好き。

キャップのアイドルばりに働くシーンが楽しい。

キャップがラストで特攻するシーン。恋人ペギーと無線で、ダンスの約束を延期してくれって話をするのが切なイイ。

「今度の土曜日、ストーククラブで8時ちょうどよ。絶対遅れないで」
「踊り方を知らないんだ」
「教えてあげるわ」

最後に目覚めてから、「ダンスの約束が・・・」と言うところも良いですね。

ツッコミどころも!

後半の戦いの詰め込みっぷりがあんまり好きじゃないのと、一番に思うのはハワード・スタークの知能と財力があって70年もキャップを発見できない・・・というのが無理がある気がしましたね(それ言ったら映画が成り立たないんだけどさ!)

あと、戦地に行くキャップの盾が赤と青で目立ちまくりなのが不自然、せっかく潜入したけど敵に扮装しないところも不自然(まぁキャップの力への自信の表れなのかもしれませんね!)

レッドスカルの倒し方?もコズミックキューブを持たせただけ・・・という何とも言えない倒し方だったので「本当に敵は死んだの?」という若干の不安感が残るところも微妙。

 

なにはともあれ!これでようやく『アベンジャーズ』の1作目を観る準備が整いましたね!
このシリーズは新しい作品が出るたびに見返すと新たな発見(ヴィブラニウムの盾とか)があって楽しいので、定期的に見返すといいかもしれません!!

 

 

 


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雷神ソー、爆誕!映画『マイティ・ソー』ネタバレ&感想

「ふさわしい器を持つものに―――力は与えられる」

MCUシリーズを見返そうのコーナー!四本目はこちら、

北欧神話を元ネタにした雷神ソーの物語!!!

流れとしてはアイアンマン1,2のあとインクレディブルハルクを観て今作に来ると完璧ですね!

監督のケネス・ブラナ―さんは役者も務める監督さんでして、最近だと『オリエント急行殺人事件』に出演・監督しているようです。シェイクスピア演劇にルーツのある監督さんならではの神話スペクタクル、そしてファンタジーと現実が混ざり合うという不思議な世界観を見せてもらえるかな、と思います。

役者陣、ソーにはクリス・ヘムズワース、ヒロインのジェーンにはナタリー・ポートマン!!個人的に、ソーの「大物ヒロイン掴んだ感」すごいなっておもってます!!!そして今作のヴィランにはロキたん!(トム・ヒドルストン)

ちびぞうのMCUシリーズでアイアンマンを超えそうなくらい大好きメンになっているのがロキたん!!!彼は最近の作品ではすっかりやられ役が板についてきてしまっていますが、今回はしっかりと悪役をしています!!!悪そうなしたり顔が見れます!そこも注目です!!

あっ、そういえば日本人俳優の浅野忠信さんもソーのお友達四人組の一人として出演していますが、今作ではあまり活躍しません!しかし続編でも出てくるのでそちらに期待していきましょう(*’ω’*)

【映画情報】

【原題】Thor
【制作国】アメリカ
【監督】ケネス・ブラナー
【脚本】アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【原案】J・マイケル・ストラジンスキー、マーク・プロトセビッチ
【撮影】ハリス・ザンバーラウコス
【美術】ボー・ウェルチ
【編集】ポール・ルベル
【音楽】パトリック・ドイル
【出演([]内は役名)】

  • クリス・ヘムズワース[ソー]
  • ナタリー・ポートマン[ジェーン・フォスター]
  • アンソニー・ホプキンス[オーディン]
  • トム・ヒドルストン[ロキ]
  • ジェイミー・アレクサンダー[シフ]
  • イドリス・エルバ[ヘイムダル]
  • ジョシュア・ダラス[ファンドラル]
  • レイ・スティーブンソン[ヴォルスタッグ]
  • 浅野忠信[ホーガン]
  • ステラン・ステルスガルド[エリック・セルヴィグ]
  • カット・デニングス[ダーシー]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • レネ・ルッソ[フリッガ]
  • コルム・フィオール[ラウフェイ]
  • ジェレミー・レナ―[クリント・バートン/ホークアイ]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2011年7月2日
【上映時間】115分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【アベンジャーズ前作】
スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想
エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想
【アベンジャーズ次作】キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
【マイティ・ソー次作】マイティ・ソー/ダークワールド
【IMDB】7.0/10.0  (およそ610,000人の評価)

【あらすじ】

神の世界では最強の戦士といわれていたものの、横暴でごう慢な性格が災いとなり、地球へ追放されてしまったソー(クリス・ヘムズワース)。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに……。【引用元:シネマトゥデイ

【感想(結末までネタバレ!)】

☆2.8/5.0

いや、本当にすいません。今作は非常にシリアスなお話だったりするんですが・・・。

マイティ・ソーは最新作のバトルロイヤルでかなりコメディ路線に舵を切るんですよね。なので、そのテンションで観るとどーーーーーーしても

ロキたん暗躍しちゃってぇ!もう!本当はお兄ちゃん大好きなくせに!

みたいな見方になってしまうんですよね!!!ほんとに!!まぁ、2のダーク・ワールドの時からそんな感じだったので、コメディに移り変わる片鱗はこの時点であったのかもしれません・・・(笑)

おおまかなストーリー

はい、覚えましょう。主人公のソーは、北欧神話に登場するオーディンの息子。そして弟のロキは「悪戯の神」として知られています。
そんな彼らが統治する国は「アスガルド」。九つの国を束ねる大国です。ヘイムダルという門番が守る”虹の橋”を使って別の国や地球に行ったりします。
オーディンはソーに王の地位を渡そうとムジョルニアと呼ばわるハンマーで雷神としてのパワーを授けます。

 

はい、次に覚えるのがヨトゥンハイムという氷の巨人の国。この国は、アスガルドと因縁があり昔から父オーディンが戦って来た国です。過去に巨人族が人類を襲った時、オーディンがそれを救い、彼らの持つ力の源「古代の冬の小箱」を奪ったとされています。現在は休戦協定中。

 

最後に地球。ジェーンという天文物理学者と、セルヴィグという博士がいて、アインシュタイン・ローゼン・ブリッジ(ワームホール)=アスガルドの虹の橋 について研究しています。

これだけ覚えていればあとは簡単!

 

オーディンの跡を継いで王になろうとするソーを妬んだロキが巨人族を武器庫に侵入させるオープニング。

巨人族め!とおこになって休戦協定中のヨトゥンハイムに勝手に殴り込んだソーにオーディンが「傲慢で欲深い、父の言葉に背いて平和の国の扉を開け、仲間を危険にさらした。お前はその地位にふさわしくない」と激おこになって、ソーからムジョルニアを取り上げ地球に追放する。

しかし父の真の意図は「地球で成長して価値観が変わったらムジョルニアも持てるようになるよ」ってことなので、ムジョルニアも地球に落ちてくる。

地球に降り立った時代錯誤のファンタジー男が現代でおかしな言動をしたりするのが楽しいシークエンスが始まる。

アスガルドでロキたんは自分の出生の秘密(実はヨトゥンハイムの王の子どもであったのを赤子の頃にオーディンに保護されて連れて帰られた!)を知る。そして「敵に連れ去られいつの日か利用されるために捕らえられていた、ソーばかりひいきされていた理由が分かった」と激おこ。しかしオーディンはもう歳なので息子の激昂に耐えられない!!意識を失い倒れてしまう(本当は”オーディンの眠り”といういつ目覚めるか分からない眠りについた)

ムジョルニアが落ちて来たことを知ったソーは、墜落現場を研究するシールドのベースに忍び込みムジョルニアを奪おうとするも失敗。

ロキがやってきて「父が死んだ、ヨトゥンハイムとの休戦は兄上の追放が条件だし母上も戻るなと言っている、王座の重荷は俺が背負う」と大嘘を吹き込む。

王不在の間に勝手に王座につくロキたん。巨人の国にも行って「オーディンの寝床に侵入させてやる」と手引きする(これは母親の目の前で巨人族から父を救い、親にも民にも認められてるという目的のため)

ソーになんとか戻ってきて欲しいソーのお友達四人組も地球に行って、ソーと合流。ロキたんの大嘘を伝える。ロキはソーが戻ってこないようにデストロイヤーという兵器を地球へ送り込み「全てを破壊しろ」と命令する。

地球でのデストロイヤーとのバトル!みんなを守るため自分の命を犠牲にして倒れたソーを「ふさわしい者」と判断したムジョルニアが彼の元へ飛んできて、雷神ソー復活!(これがオーディンの意図だったということですね!)デストロイヤーを倒し、ジェーンに「必ずお前の元へ戻る」と約束してアスガルドへと戻る!



アスガルドにはロキたんの手配で巨人が攻めて来ていた!虹の橋を壊してピンチを切り抜けるソー。兄弟そろって次元のはざまへ吹き飛ばされそうになったところを目覚めたオーディンが助けようとする。ロキはそこでもまた嘘をつこうとするが、父には全て見抜かれていると知り、自ら手を放して次元のはざまへと消えていく。

虹の橋が消えたので、もうジェーンと会えないと悲しむソー。しかし橋の番人ヘイムダルの全てを見通す目には彼女の姿が見えている。「今も彼女はあなたを探している」と言われて映画は終了。

エンドロール後、セルヴィグ博士を招いたシールドの長官ニック・フューリーとの会話の中で「四次元キューブ(テッセラクト)」と呼ばれるインフィニティ・ストーンが登場。これの使い方が分かれば無限のパワーが得られる、という長官に対し「調べてみる価値はあるな」と返す博士はすでにロキに操られていた!!という感じでアベンジャーズに繋げて終わり。

アベンジャーズとの関わり

  • 追放されたソーの後で地球に落ちたムジョルニアをシールドのコールソンが発見するシーン(→アイアンマン2との繋がり)
  • シールドのコールソンがソーの力に興味を持ち、そういった特別な力を持つものに大金を払う組織がある・・・と勧誘しかける。
  • ジェーンの研究施設がシールドに差し押さえられてしまった時にセルヴィグ博士が言う「知り合いの科学者にガンマ線の研究者がいたが、彼の元にもシールドが現れて、それ以来行方不明になってしまった」という台詞はおそらく、ブルース・バナー博士(ハルク)の事を言っていると思われる。
  • ムジョルニアを奪いに来たソーを狙うシールドのエージェントとして「ホークアイ」が初登場!!!カメオ出演ということなので、一場面のみの登場。
  • ロキが地球へ送り込んできたデストロイヤーを見たシールドのエージェントとコールソンが
    「トニーのところの兵器か?」
    「スタークからは何も聞いていないぞ」
    と会話するシーンがある。
  • エンドロール後にインフィニティ・ストーンの一つ「四次元キューブ(テッセラクト)」が初登場する。

ここがよい!!

ロキたんがしれっとした顔でソーを巨人族の元へ行くように煽ったり、巨人族を騙して祖国を襲わせたり、父親が倒れてる間に王座についたり、兄貴に大嘘こいたり、「全てを破壊しろ」とかいう大雑把な命令をデストロイヤーにしたり、

ちょっぴり頭弱めだけどしたり顔で暗躍する憎むにも憎み切れないヴィラン

を見事に演じていましたねー!!!

彼がソーと対峙する時に言った

「王になりたかったわけじゃない、あんたと対等になりたかった」

これがもう彼の原動力の全てというか。俺を騙していた家族が憎い、でも憎み切れないというか愛してる、むしろ俺をもっと認めてくれ兄さん父さんーーー!!!!というとてもシンプルな承認欲求を満たしたいがための彼の行動なんですよね。うーん大好き!!!

スーツ姿もペタリしときますね!

ロキたん最高でしたはーーーーーーー!!!!!!!

 

それから、時代錯誤のファンタジーマンが現代で大混乱!のシーンは会社が違いますがDCコミックの『ワンダーウーマン』に通ずるコミカルさがあって好きです。

特に、ソーがペットショップに行って「馬をくれ」を言うシーン大好き(笑)なんでもいいから乗れるものをくれって(笑)

それからソーが、コールソンのことを「コールの息子よ」と呼びかけるところも好き!
外国人の名字○○ソンは○○の息子という意味でついた名字(例えばジョンソンは”ジョンの息子”という意味)なので、ソー・オーディンソンと言う名前はまんま「オーディンの息子・ソー」という意味。現代でそんな風に名乗る人も呼ぶ人もいないので「なるほどコールソンはコールの息子よ、となるのか!」と笑ってしまいました。

DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

ソーが飲んでた酒

どうでもいいけど調べてみたシリーズ。

ソーとセルヴィグ博士が酒を飲むシーンで出てきた「ボイラーメーカー」というのは、飲みかけのビールにバーボンを入れて飲むものらしいですね。

飲むとボイラーのように体が熱くなるようで、一発で酔える・・・ということらしい。

気になる人は試してみてもいいかも★

 

 


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スタークEXPO開催!映画『アイアンマン2』ネタバレ&感想

「私が残した最も偉大なものは――――お前だ」

来ましたー!!!!アベンジャーズシリーズで、アイアンマンシリーズで、ちびぞうが一番愛してやまない作品!それがこちら!『アイアンマン2』デーーーーッス!!!!!!!

ロバート・ダウニー・Jr.演じる社長が一番好き、というのもあるんですが・・・それ以上に

ミッキー・ロークの”ウィップラッシュ”が最高に好き。

というのがあります。あ、ウィップラッシュというのは今作のメインヴィランです。電撃ムチを振り回してくるロシアの科学者ですよ!!!!

ちなみに豆知識として、今作でアイアンマンが助ける少年は、『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイディになるピーター・パーカーだそうで!!!

ついでに、アベンジャーズのメンバーである「ブラック・ウィドウ」や「ウォーマシン」も今作で初登場します!

そういったマーベル絡みのシーンにも注目して頂きたいですね(*’ω’*)

MCU参戦!映画『スパイダーマン : ホームカミング』ネタバレなし感想

【映画情報】

【原題】Iron Man 2
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ファブロー
【脚本】ジャスティン・セロー
【製作】ケビン・ファイギ
【製作総指揮】アラン・ファイン、スタン・リー、デビッド・メイゼル、デニス・L・スチュワート、ルイス・デスポジート、スーザン・ダウニー
【撮影】マシュー・リバティーク
【美術】J・マイケル・リーバ
【編集】リチャード・ピアソン、ダン・レ―ベンタール
【音楽】ジョン・デブニー
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク/アイアンマン]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ドン・チードル[ジェームズ・”ローディ”・ローズ中佐/ウォーマシン]
  • ミッキー・ローク[イワン・ヴァンコ/ウィップラッシュ]
  • スカーレット・ヨハンソン[ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ]
  • サム・ロックウェル[ジャスティン・ハマー]
  • ポール・ベタニ―[ジャービス(声)]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • ハロルド・”ハッピー”・ホーガン[ジョン・ファブロー]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]
  • ジョン・スラッテリー[ハワード・スターク]

【公開日(日本)】2010年6月11日
【上映時間】124分
【配給】パラマウント
【映倫区分】G
【前作】アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想
【アイアンマンとしての次作】アイアンマン3
【アベンジャーズとしての次作】エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想
マイティ・ソー
【IMDB】7.0/10.0  (およそ590,000人の評価)

【あらすじ】

巨大軍事企業の経営者であり、天才科学者でもあるトニー・スタークは、前作で自ら開発したすさまじいパワーを発揮するパワード・スーツを装着し、アイアンマンとしてテロ組織と激闘を繰り広げた。その後、スタークはパワード・スーツを軍事利用のため国家に引き渡すよう命じられるが、これを拒否する。一方、スタークを敵視するウィップラッシュがアイアンマンと同等なパワーを持つスーツでモナコGPに現れ……。【引用元:映画.com

【感想(ネタバレもしているよ!)】

☆3.5/5.0

アイアンマンのラストシーンから地繋ぎで始まります!1のラストの記者会見をロシアにいるアントン・ヴァンコじいさんがテレビで観てるというシーンから。

なので必ずアイアンマン1を観てから観ようね!!

おおまかなストーリー

アントン・ヴァンコという名前の書かれたアーク・リアクターの設計図を持っている男(ミッキー・ローク)。彼が自力でアーク・リアクターを作るシーンにオープニングが重なります!彼が今作のメインヴィラン、鳥をこよなく愛すウィップラッシュ様です。

彼の目的は父親を裏切ったハワード・スターク、そして息子のトニー・スタークに復讐すること!

6か月後!スタークEXPOのオープニングにアイアンマンの姿で登場するトニー!

派手な登場シーンのやりたい放題感というか、趣味が若干良くない感じがすごく好き!!

今作は、胸に埋め込んだアークリアクターを動かしているパラジウムという元素が血中毒素となってトニーの体を蝕んでいる・・・というメインの流れがあります。(つまり、アイアンマンを続けることで彼の体は死に近付いていく)

 

上院議員の軍事委員会に出席を求められるトニー。

しれっと俳優がドン・チードルに代わっているローディ中佐もここで登場(;;)かなしい(;;)

アイアンマンの力を国に渡せと言われるけど「スーツと自分は一体。国にスーツを売るということは体を売ることと同じだ。私は世界平和の民営化に成功した」と拒否するトニー。

アイアンマンはどこの機関にも属していないので国や民の脅威になり得る・・・と言われるが、トニーがその場で他の国のアイアンマンスーツの開発の様子(どれもうまくいっていない)のを見せ、武器開発のハマー社をコケにするついでにどこの国も自分の技術には追い付いていないと言う。

 

エキスポは無駄だとかエコ事業が止まってるとか色々文句を言ってくるペッパーを社長に就任させる!(ペッパーは嬉しそうだけどめんどくさいから全部押し付けたようにしか見えない(笑))

ボクシングの練習場面でナタリー・ラッシュマン(ブラックウィドウ)登場!!!

彼女の正体は、法務部の人間に紛れ込んだシールドのスパイ、ナターシャ・ロマノフ。言語に堪能で日本でモデルをしてた彼女を強引に秘書にするトニー。

場面は変わってモナコ!なぜかレースにレーサーとして出場しようとするトニー(笑)やりたい放題(笑)

ペッパーが慌てて止めようとするがレーススタート!

と、そこへ明らかにあやしいおっさんが登場!!!ウィップラッシュだー!!!!

自作のアークリアクターを胸につけ、両手で持ったビリビリ電撃ムチで鉄をも切断!!!!

追い詰められるトニー!ケースがないと変身できないからペッパーもハッピーも頑張る!
スーツケースからアイアンマンに変身するシーンが最高!

なんとかイワンを倒したトニー。

トニーが何か隠していると心配するペッパーだけど、打ち明けようとしないトニー。(本当は言いたいけどなかなか素直になれないんです社長は・・・)

一方、拘置所に入れられていたイワンを武器製造ハマー社のジャスティン・ハマーが手引きして脱走させる。
ハマーは国防総省と契約するため、自分の作ったスーツを改良させる手伝いをイワンにさせたいらしい。「敵は同じスタークだ」と手を組もうとする。

 

血中毒素がどんどん広がり体調が悪くなってきたトニーはそれを誤魔化すかのように、自分の誕生日パーティでアイアンマンスーツを着て踊り狂うという奇行に走る!!
(でも多分、スーツで身を固めていないと不安になるんだろうし、弱ってる姿を見せられないっていうのもあるんだろうな)
酔っぱらって客が投げたコップや果物をビームで撃ち落とすという無茶ぶりにキレたローディがアイアンマンスーツを勝手に着て止めようとする!!!(ウォーマシン”マーク1”の誕生!)

この喧嘩のシーンは音楽も合わせて最高!!!

二人がお互いを撃ち合うと、中間でビームがぶつかって大爆発する!
倒れたトニーを尻目に、ローディはスーツを軍に持ち帰る。

後日、ふてくされてドーナツを食べるトニーにシールドのニック・フューリー長官が会いに来る。アベンジャーズの誘いは一度断ったらしい。そこにナターシャも来て自分の正体を明かす。
トニーはパラジウムに代わるものを探してあらゆる元素を試しているが見つからないと言う。しかし、長官は「まだ全ては試してない」という。父ハワードはシールドの創設に関わっていて、彼が開発しようとしていたのは兵器ではなく大きなエネルギーだったらしい。その計画を完成させられるのは息子だけだ、と言っていたという話をトニーに伝える。

父の残した計画とやらをシールドの監視下で半強制的にやることになるトニー。

父親が残したビデオの中に自分へのメッセージがあるのを見つける。
正直このメッセージを見るシーンはくそ泣けるぅうううう

会社にいるペッパーに謝りに行くトニー。しかし門前払いを食ってしまう。私物の中にエキスポの模型を発見、それが新しい元素を作り出すヒントになっていると気付くトニー。

社長のDIY「新元素を作ろう!」のコーナーのシーン。途中でコールソンが来て別れを告げに来る。「ニューメキシコに転勤」するらしい。

新元素を合成して、パラジウムの代わりに胸に入れる!これで毒素の問題ともおさらば!

場面変わってイワンは、ハマーの金を使って新しいウィップラッシュのスーツを作っていた。アークリアクターを強化したとトニーに電話し「お前の父親にされた仕打ちを40分で返してやる」と脅す。
ハマーがエキスポで発表したドローンたちをイワンがハッキング!ローディの着ているウォーマシンも登場、しかしそれも暴走させる!

イワンが操るドローンたちとアイアンマンのバトル!この途中でアイアンマンが救う子どもが、『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイディになる子らしいです!!!

ハッピーとロマノフはイワンのいるハマー社へ向かう!

ロマノフのアクションがすごい!それから知能もすごい!イワンのパソコンからローディのスーツを再起動させる!
ハッピーを演じる今作と前作の監督ジョン・ファブローさんも必死でアクションしていてとってもキュート♡

最後の戦闘はローディと共闘!その舞台になるのが日本のパビリオンっていうのも良いですねぇ~

ドローンたちを倒したらついに、ウィップラッシュの登場!ローディと喧嘩していた時に偶然でた大爆発を利用してウィップラッシュを倒す!しかし「お前の負けだ」とウィップラッシュは自分とドローンたちを自爆させる!!

慌ててその場から逃げるアイアンマンとウォーマシン、まだ会場内に残っているペッパーを急いで探しに行くトニー。爆発のギリギリで彼女を救って脱出!(前も思ったけどあの速度で生身の人間を抱いて飛んで行ったら無事では済まなそうなんだよな・・・・)

口論の末、ようやく結ばれるペッパーとトニー!最高にかわいいカップルですね!

ラストシーン、アベンジャーズにとってトニー・スタークは推薦されない、というロマノフさんの調査結果が出たことで、コンサルタントとして雇われることに。

エンドロール後はニューメキシコに行ったコールソンが、『マイティ・ソー』のハンマー”ムジョルニア”を発見するというシーンで終わり!

今作で登場するパワードスーツ

マーク4

amazon.jp

誕生日に踊ったりふざけたりしている時に着ているスーツ。「尿をろ過する装置付き」と劇中で語られている。
ローディと喧嘩するやつですね!

マーク5

スーツケース型になっている持ち運び用!モナコのレース場でウィップラッシュが現れた時に戦ったものがこれ!

マーク6

パラジウムに代わる新元素をエネルギーとして新たにモデリングされたもの!
胸の三角形がかっこよくてちびぞうはこれが一番好きです!

アベンジャーズとの関わり

  • シールドの長官・ニック・フューリーとエージェント・ロマノフ「ブラック・ウィドウ」がアイアンマンのアベンジャーズとしての資質を調べにやってくる!
  • 親友ローディ中佐がアイアンマンスーツを持って行って「ウォーマシン」となる!
  • キャプテン・アメリカの試作品の盾が「新元素DIY」のシーンでチラッと登場。
  • コールソンがニューメキシコへソーを探しに行く!

ここがよい!

ストーリーを書き出している合間合間に良いな!というポイントは書いてますが、

ミッキー・ローク扮する「ウィップラッシュ」が本当に好き・・・

ミッキー・ロークが好きなのもあるけど・・・あんなに怪しくて科学者っぽくないのにめちゃめちゃ頭いいですからね!?あとムチにこだわってる意味もよくわからないけどすき(;;)

正直彼には生き延びて、社長と和解して欲しかったなぁという気持ちがどうにもこうにも。何回観てもそれは思いますね。

それから地味に、ハマーを演じるサム・ロックウェルも良い演技してます(笑)
エキスポに踊りながら登場するシーンは最高です、必見ですよ!!

個人的にちびぞうは、父親ハワードとの確執がほどかれていく今作がとっても好きです。
飄々としているように見えて、実はお父さんのことを気にしていたり、繊細な一面もあるんですよねー。社長は。
胸のパラジウムの毒素問題と一緒に、親子の問題も解決されて、アイアンマンとして全力で戦う準備が今作で整った!という感じがGOOD!

ここからアベンジャーズ本編、そして3へと繋がっていきます。
楽しみですね!!!

 

 


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エドワード・ノートンの『インクレディブル・ハルク』映画ネタバレ&感想

「前に進み続けるしかない」

『アベンジャーズ』シリーズを復習しようのコーナー第2弾!

『アイアンマン』の1作目を観たら次はこちら!エドワード・ノートン主演のハルク!!!

リブートという形なので、2003年の『ハルク』とは全くつながりのない作品です。

ヒロインは『アルマゲドン』や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのリブ・タイラー。

ヴィランにはティム・ロスが出ています(*’ω’*)

エドワード・ノートンのファンの方には残念ながら、彼はヒーロー映画出演にそこまで興味がなかったらしく、アベンジャーズに登場するハルク(ブルース・バナー)はマーク・ラファロに交代しています!(ちびぞうはマーク・ラファロの方が好きなので嬉しい交代ですが!)

アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想

【映画情報】

【原題】The Incredible Hulk
【制作国】アメリカ
【監督】ルイ・レテリエ
【脚本】ザック・ペン
【製作総指揮】スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジム・バン・ウィック
【製作】アビ・アラド、ゲイル・アン・ハード、ケビン・フェイグ
【撮影】ピーター・メンジース・Jr.
【美術】カーク・M・ペトルッセリ
【音楽】クレイグ・アームストロング
【出演([]内は役名)】

  • エドワード・ノートン[ブルース・バナー]
  • リブ・タイラー[エリザベス・”ベティ”・ロス]
  • ティム・ロス[エミル・ブロンスキー]
  • ウィリアム・ハート[ロス将軍]
  • タイ・バーレル[レナード]
  • ティム・ブレイク・ネルソン[サミュエル・スターンズ]
  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク]

【公開日(日本)】2008年8月1日
【上映時間】114分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【アベンジャーズとしての前作】アイアンマン2
【アベンジャーズとしての次作】マイティ・ソー
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

実験中に大量の放射能を浴びた科学者ブルース・バナーは、感情が高まると緑色の超人ハルクに変身するという特異体質になってしまう。元の体に戻るべく治療方法を探すブルースだったが、その驚異的なパワーに目をつけた軍が彼の元に追手を送り込み……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

今作のメインヴィランは「アボミネーション」、アベンジャーズとの直接的な関連はラストでトニー・スタークが登場するのみですので、単品映画としても普通に楽しめます。

ちなみにエンドロール後のおまけ映像はありません!

おおまかなストーリー

「大学の研究所で爆発事故があり、緑の怪物が目撃された」と新聞記事が出る。ブルースはハルク化し、恋仲である共同研究者のベティとロス将軍を傷付けてしまい逃亡。ロス将軍に追われる。というあらすじがおおまかに分かるオープニング。さらっと”スターク・インダストリーズ”の文字も出る。

 

ブラジルに逃亡したブルースはサイダー工場で働きながら怒りを抑えるための精神的、そして肉体的な鍛錬を積んでいた。

サイダー工場で指に傷を負い、一滴の血がサイダーの瓶に混ざってしまう→そのサイダーはアメリカ行きだった!

ブルースはチャット相手である謎の博士と「ミスターブルー」「ミスターグリーン」として友達になっているらしく、彼に血液を送ったりして治療法の相談をしていた。

 

アメリカでソーダを飲んだ老人が死亡、ガンマ線が大量に検出されたことから、ブラジルにいることがロス将軍にバレてしまう。彼を連れ戻すため部隊を招集。その中にティム・ロス(ブロンスキー)もいる!

ミスターブルーから治せると連絡があるが、詳しいデータが手元にないのでデータを取りに行こうとする。ロス将軍の部隊に追われてハルク化しつつなんとかメキシコを経由してアメリカへ向かう。

 

ハルクを目撃したブロンスキーに彼の秘密を話す将軍。

”兵力強化プロジェクト”という第二次大戦中に開発されていたバイオテクノロジーを使って”スーパーソルジャー”を作る計画があり、それを再開していたらしい!その実験に関わっていたブルースは自分の体で実験し、ハルクとなった!と将軍は説明する。

 

アメリカへ戻ってきたブルースはベティの元へ!彼女には新しい精神科医の彼氏がいた!
なじみの知り合い、ピザ店を営むスタンリーの元へ行って協力を得る、ピザの宅配を装って彼女の研究所に侵入。しかし自分のデータが消されてしまっていた。ブルーに連絡するも、データがないなら助けられないと言われてしまう。
スタンリーのピザ屋にベティが来店、ブルースを目撃、そして再会!

彼女がブルースのデータを軍が持ち出す前に運び出してくれていた!

ロス将軍、ブロンスキーにも血清を打つ。

ブルースが出発しようとする直前で軍が追いかけてくる(精神科医の彼氏が通報していた)。捕まる前に、自分のデータが入ったUSBを飲み込む。軍に追い詰められハルク化、ブロンスキーと戦って瀕死の状態にさせる。

銃撃とヘリの爆破からベティを守り、彼女を抱いたまま逃亡。

 

瀕死になったブロンスキーは異常な回復力で復活。

ブルースはベティと一緒にミスターブルーに連絡を取って会いに行こうとするが、そのネット上のやりとりを軍がシールドのネットワークで検索し見つけられてしまう。ミスターブルーとは、サミュエル・スターンズ博士という人物だった。

命の危険がある治療実験をスターンズ博士の元で行うブルース。(成功したかに見えたけど一時的なものだったらしい)

スターンズ博士はブルースからもらった血を培養して増やしてそれを独自に研究していた!全てを始末しようと言うブルース。そこへ軍が到着。捕まってしまう。

スターンズ博士に「俺を奴のようにしろ」と迫るブロンスキー。ブルースの血液を投入しバケモノ(今作のメインヴィラン「アボミネーション」)に変わる!そして彼によって頭に傷をつけられ、そこからスターンズ博士にもブルースの血が混入(「リーダー」になる?)

 

ラストバトルはアボミネーションとハルクの戦い、そして横槍を入れてくる軍の三つ巴。

アボミネーションを殺しそうになったところでベティが「やめて!」と止められ「ベティ」と一言残し、ハルクは逃げ去ってしまう。

ラストはコロンビアで人知れず暮らしているブルースが、質屋から買い戻したベティの形見のペンダントを彼女の元へ送るシーンへ。ハルク化をコントロールできるようになったのかな・・・?という「ニヤり顔」で終わる。

ロス将軍の元へやってくるトニー・スターク!「我々はチームを編成中だ」と言う。

アベンジャーズとの関わり

  • オープニングでチラッと出る「スターク・インダストリーズ」の文字
  • ブルースがハルク化した原因が”スーパーソルジャー”を作る計画で、キャプテンアメリカが行ったものと同じ
  • 軍がブルースを捜索するのに「シールド」のネットワークを使う
  • 映画のラストでトニー・スターク(アイアンマン)が登場!ロス将軍に「チームを編成中」と言う

ここがよい!

  • どうしても『ハルク』と比べてしまうんだけど、テンポが良くなってる!
  • 定期的に「肉体変化が起きていない日数」が出るのが、ハルクになるのを恐れているというのが良くわかってよい!
  • 伸びるパンツを探していたり、コミカルな要素が増えていてクスッと出来る場面もいくつかある
  • ティムロスのアクションがカッコいい。人間のままでも十分にハルクと渡り歩けそうな感じがした(笑)
  • ヴィランがハルクと同じように肉体改造された相手なので、簡単には勝てないかも!とハラハラしながら観れる
  • ちびぞうは原作は読んでないんですが、ネットの画像で「ハルクが両手を合わせてクラップすると周りにいた人たちが気絶してしまう」というシーンを見たことがあって、今回ラストバトルでハルクが両手を叩き合わせると爆炎を蹴散らしてベティを救うというシーンがあって笑ってしまったんだけどきっと原作ファンが嬉しいんじゃないかなと思いました。その他「ハルクスマッシュ」で地面をかち割ったり、知ってる人が楽しめるハルクの技が出てくるのもよい!

まとめ

スターンズ博士の頭の傷にブルースの血液が垂れて、ヴィラン化の伏線っぽいシーンがあったのが(2も出てないしまだ回収されていないのかな?)気になるところ。

しかし『ハルク』よりもややこしさがなくなっていてだいぶ見やすくなっていました!

アベンジャーズを観るのにマスト!という作品ではないですが、せっかくアベンジャーズを追うのならぜひこれもチェックしていただきたいですね!!

 

 


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画像引用元:映画.com

アベンジャーズはここから観よう!映画『アイアンマン』ネタバレ&感想

”トニー・スタークにも『ハート』がある”

マーベル・シネマティック・ユニバース『アベンジャーズ』シリーズを一から復習するよー!ということで2008年に公開された『アイアンマン』をまずは見返したいと思います!!

ちびぞうの愛してやまないトニー・スターク社長がいかにしてアイアンマンとなったか!!!の物語です!!!アベンジャーズシリーズを観ようと思ってる方にはマストな!!!作品です!!

キャスト陣も、ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、テレンス・ハワードと最高なんです・・・・・・・・

ちなみに初回もDVD鑑賞だったと思うので(多分)パンフはなし。

公式サイトはこちらです。

【映画情報】

【原題】Iron Man
【制作国】アメリカ
【監督】ジョン・ファブロー
【脚本】マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
【製作総指揮】ルイス・デスポジート、ピーター・ビリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョン・ファブロー
【製作】アビ・アラド、ケビン・フェイグ
【撮影】マシュー・リバティーク
【美術】J・マイケル・リーバ
【視覚効果】ジョン・ネルソン
【音楽】ラミン・ジャワディ
【出演([]内は役名)】

  • ロバート・ダウニー・Jr.[トニー・スターク]
  • テレンス・ハワード[ジェームズ・”ローディ”・ローズ中佐]
  • ジェフ・ブリッジス[オバディア・ステイン]
  • グウィネス・パルトロウ[ペッパー・ポッツ]
  • ショーン・トーブ[インセン]
  • ファラン・タヒール[ラザ]
  • レスリー・ビブ[クリスティン]
  • ポール・ベタニ―[ジャービス(声)]
  • クラーク・グレッグ[フィル・コールソン]
  • ハロルド・”ハッピー”・ホーガン[ジョン・ファブロー]
  • サミュエル・L・ジャクソン[ニック・フューリー]

【公開日(日本)】2008年9月27日
【上映時間】125分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【アイアンマンとしての次作】アイアンマン2
【アベンジャーズとしての次作】インクレディブル・ハルク
【IMDB】7.9/10.0  (およそ778,000人の評価)

【あらすじ】

。巨大軍事企業の社長トニー・スタークはアフガニスタンでテロ組織に捕われ、新兵器の開発を強制されるが、敵の目を盗んで戦闘用パワードスーツを開発し、敵地から脱出。さらに改良を加えたパワードスーツを装着し、“アイアンマン”となってテロ撲滅のため戦うことを決意する。【引用元:映画.com

【感想】

4.0/5.0

控えめに言っても最高に面白い!!!
主人公のトニー・スタークのキャラクターが最高!パワードスーツも格好良い!!!

おおまかなストーリー

アフガニスタンでトニーが兵士と楽しくお喋りしているところで襲われるシーンから始まる。
自分の会社「スターク・インダストリーズ」のマークが入ったミサイルに吹っ飛ばされる!

そして目が覚めたらテロリスト集団”テン・リングス”に拉致されていた!!!

時間は34時間前にさかのぼり、アポジー賞の授賞式の場面へ。

6歳でエンジンを組み立て17歳でMITを首席で卒業、亡くなった父親の跡を継いで21歳でスターク社のCEOに就任したというトニーの経歴を紹介した後、トロフィーを渡そうとするがトニーは出席していない。その間社長はカジノで楽しんでいた。

女好きで酒好きで車も好き、平気で約束を破るし自家用機だから待たせておけと3時間も遅れてくる無責任な一面も見せられる。
そしてスターク社の新製品の武器”ジェリコ”をお披露目するためにアフガニスタンへ。そしてその帰りに襲われ、冒頭の拉致されるシーンへ繋がる。

洞窟らしき場所のベッドで目が覚めるトニー。すると、胸には謎の丸い機械が取り付けられていて発電機のようなものに繋がれていた。そこにはもう一人メガネのスーツの男(インセン博士)が捕らえられていて、彼がその機械を取り付け心臓の近くに残った爆弾の破片が心臓に入らないように電磁石の機械を取り付けて彼の命を救ったと言う。

テロリストはトニーに「ジェリコミサイルを作れ」と要求。完成したら自由にしてやると言われるが、それは嘘だと見抜く。「君のライフワークが殺人者の手に渡ってしまった、偉大なトニー・スタークが何もせず死ぬのか?」と奮起させようとするインセンに「どうせあと自分の命は1週間しか持たない」と答えると「かけがえのない1週間じゃないか」と言われ、やる気を出す。

ミサイルを作っているように見せかけて、こっそりと別の物を作る。

まずはパラジウムという物質を使って、心臓を守るための小型のアーク・リアクターを。次に脱出用のパワードスーツを作ろうとする。

バラバラになっている設計図を全て重ねるとパワードスーツの設計図になるとか賢い・・・!!

作っている間にインセン博士との絆を深める。

テロリストにミサイルを作っているわけではないとバレかけてインセンが拷問されそうになるのを止める。「明日まで待つ」と言われて急いでスーツを作る二人。

扉に爆弾を仕掛けて、開かれたら爆発する仕掛けを作り時間を稼ぐと、急いでスーツを起動させようとする。しかし兵士が来るまで時間がもたない!「時間稼ぎをする」と言って銃を持って飛び出してしまうインセン。

ついにスーツが完成!兵士を倒していく!インセンを見つけるがもう瀕死の状態。「君は命の恩人だ」「その命、無駄にするな」と言って死んでしまう。

洞窟の外に出たら腕から火炎放射して基地を焼き払う。しかし大量の武器に引火して爆発の危機!というところで緊急脱出!空にビョーンと飛ぶ。

砂漠に落ちてローディのヘリが迎えに来てくれる。

3か月の拉致後、トニーが最初に行ったのは病院ではなく記者会見の場。そこで「戦略国土調停補強配備局」のコールソンが社長と話がしたいとポッツに話しかけてくる。(略称を検討中らしいけど、これがアベンジャーズを集めた『S.H.I.E.L.D.』になるということですね!!)

トニーは記者会見で「今まで何の責任も追って来なかったことに気付いた。世界を破壊するのではなく、今後は世界のために出来ることをしたい。スターク・インダストリーズは兵器製造を中止する」と発表。アーク・リアクターの研究をもっと別の事に活かしたいと言うトニーを幹部であり先代から右腕として働いてきたオバディアが必死に説得する。

オバディアはトニーがアークリアクターの小型化に成功したと知って、君は表舞台に出てくるなと言う。

トニーはローディに計画を打ち明け、秘密裏にパワードスーツの新型開発を始める。

オバディアがやってきて、役員がトニーを解任させたいと言っていると伝えてくる。

マークⅡ完成!飛行実験を重ねる。

テレビで自分の会社が開くパーティの存在を知り、招かれてないことに気付く。

マークⅢ完成!

呼ばれてないのにパーティに参加。そこでもまたコールソンが話しかけてくる、が、ペッパーのドレス姿に引き寄せられてダンスをしに行く。良い雰囲気になってキスしかけるけどしない二人。

グルミラという村(インセンの出身村)に武器が渡されていることを女性記者から知るトニー。オバディアがこっそりテロリストと裏取引をしていて、トニーの解任要求をしたのもオバディアだった(ついでに言えば最初の拉致劇もこいつの仕業だった!)。

おこになるトニー。スーツを着てグルミラへ向かう。村人をテロリストから救うトニー。その帰りに空軍に目をつけられて戦闘に。ローディと空軍にアイアンマンの姿が見られてしまう。

オバディアは研究員にアークリアクターの小型化を命じるも、トニー以外の人にはそれが出来ないと知り、トニーを直接襲って胸のアークリアクターを奪う。そしてテロリストが回収していた初代パワードスーツを改良し、その胸に奪ったアークリアクターをはめて起動させる!

アークリアクターを奪われて瀕死になるトニー。ペッパーが取っておいてくれた古いアークリアクターを使って復活。

ラストバトルは改良型スーツを着たオバディアとの戦闘。最終的にはペッパーの協力を得、研究所にある巨大なアークリアクターを爆発させることで勝利。

民衆にアイアンマンの存在が知られることになり、記者会見ではアリバイまで作ってもらって「自分はアイアンマンではない」と説明するはずが、結局「私がアイアンマンだ」と暴露して映画は終わる。

ペッパーとはくっつきそうでくっつかずに終わる。

エンドロール後に、シールドのフューリー長官(サミュエル・L・ジャクソン)が登場。「君にアベンジャーズの話をしにきた」と言います。

今作で登場するパワードスーツ

マーク1

ガラクタとミサイルの材料で作られた初代アイアンマン。ミサイルも撃つし火炎放射器もついてるし、マシンガンで撃たれまくっても平気。さらには脱出用に吹っ飛ぶ仕組みまで!(砂漠に落ちなかったら生きていられなかったかも)

マーク2

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現在のスーツの基本となる型。全身シルバーのデザイン。高く飛び過ぎると氷結してしまう欠点を補うために更なる改良がされた。

マーク3

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今作のメインになるスーツ。トニーが持っている車のデザインを元にジャービスが着色。ゴールドと赤がお洒落!

アベンジャーズにも絡む人々

  • ローディ中佐(トニーの親友で軍人)
  • コールソン(シールドの人)
  • ジャービス(声だけのsiriさん的な立場の人工知能)
  • フューリー長官(シールドの長でアベンジャーズ集めよう企画の主。エンドロール後に出る!)

ここが好き!

  • 冒頭ですぐに社長が捕まってしまうというテンポの良さ。しかもそのテロリスト集団は自分の会社の武器を使っているというのも面白い。
  • 初代パワードスーツで壁を殴ったら腕が外れなくなって一生懸命外そうとする社長が可愛い。
  • 胸のアークリアクターを新しいものに変える時にペッパーに手伝わせるシーンが可愛くて好き。(俺には君しかいない、という台詞も切なキュンですね!)
  • お手伝いマシンのダミーを役立たずめ、と言いつつ見捨てないところも社長の情深さが出てるし、無能っぽいダミーも可愛い。でもトニーのピンチにちゃんと仕事してるからね!!!「良い子だ」(*’ω’*)
  • スーツで飛ぶときのポーズがキューピーちゃんみたいで可愛い。
  • 試行錯誤しながら完成していくアイアンスーツを見守るのが楽しい!
  • ペッパーとどう見てもラブラブなのになかなかくっつかない、というのも可愛いし、遊び人のトニーがペッパーには簡単に手を出さないってところが本気っぽくてよい!!!
  • 超絶天才なのに、アイアンマンを「まるでスーパーヒーローみたいでカッコいい」と言っていて、記者会見で我慢できずに暴露しちゃう子どものようなところが可愛い。

まとめ

最後の方、なぜペッパーがコールソンと一緒にいるのかとか若干のツッコミどころはあるものの、会社の利権を得ようとしていた右腕(オバディア)がトニーの意思とは関係なく裏切り、戦うというシンプルな展開は分かりやすくていいですね(*’ω’*)

次作でローディ役の俳優さんがドン・チードルに代わってしまうので、テレンス・ハワードのローディが見れる貴重な回だと個人的に思ってます(;;)

あーーー。やっぱり、人間的な欠陥だらけだけど正義に目覚める人間臭い社長が大好き!!!

ということで。雑なまとめにしたいと思います。

 

 

 

 


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超人ハルク、初の映画化!『ハルク』ネタバレ&感想

彼の中の何かが覚醒する時、【変身】が始まる !!

『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などが次々と公開されていくマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のシリーズ!!!

今から全てを最初から観たら20本近く観なければならないという大変なシリーズとなって来ましたね・・・。ちびぞうはそろそろマーベルもある程度復習しておこうかなー(記事も補完ついでにね)ということで、とりあえずこちら、2003年製作の『ハルク』を見返すところから始めてみました。

ちなみにこちらのハルクはアベンジャーズ』とはつながりのない単発作品となっています!(何だよ!と思わないでね!)
ハルクがアベンジャーズと繋がるのはリブート作品である『インクレディブル・ハルク』からなのです!なので本当に、「とりあえず観ておこ」という感じで鑑賞しました(笑)

監督はアン・リーという台湾の方で、『ブローク・バック・マウンテン』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』といった作品を撮られている方であんまりアクション映画監督という印象はないですね。

ちなみに今作にはマーベルの原作をしたりなんかしてるお偉いさんなスタン・リーがカメオ出演しているので見つけてみましょう!!

【映画情報】

【原題】Hulk
【制作国】アメリカ
【監督】アン・リー
【脚本】ジェームズ・シェイマス、マイケル・フランス、ジョン・ターマン
【原作】ジャック・カービー、スタン・リー
【製作】アビ・アラド、ラリー・J・フランコ、ゲイル・アン・ハード、ジェームズ・シェイマス
【製作総指揮】ケビン・フェイグ、スタン・リー
【撮影】フレッド・エルムズ
【編集】ティム・スクワイアズ
【音楽】ダニー・エルフマン
【主題歌】ヴェルヴェット・リヴォルヴァー - “Set me free”
【出演([]内は役名)】

  • エリック・バナ[ブルース・バナー]
  • ジェニファー・コネリー[ベティ・ロス]
  • サム・エリオット[ロス将軍]
  • ジョシュ・ルーカス[グレン・タルボット]
  • ニック・ノルティ[デヴィッド・バナー]
  • ポール・キャシー[若い頃のデヴィッド]
  • カーラ・ブオノ[エディス・バナー]
  • トッド・テーセン[若い頃のロス将軍]
  • マイク・アーウィン[10代のブルース]
  • ケヴィン・ランキン[ハーパー]
  • セリア・ウェストン[クレンズラー婦人]
  • ダニエル・デイ・キム[補佐官]
  • ルー・フェリグノ[警備員]
  • スタン・リー[警備員]

【公開日(日本)】2003年8月2日
【上映時間】138分
【配給】UIP
【IMDB】5.7/10.0  (およそ228,400人の評価)

【あらすじ】

遺伝子学者ブルース・バナーは、ある実験を行っていたところ、大量のガンマ線を全身に浴びるという事故に見舞われる。やがて彼の体内で異変が起き、“怒り”の感情を抱いた時、彼の身体は緑色の醜く巨大なモンスター“ハルク”へと変身してしまった。ブルースの意識をなくしたハルクは、彼を捕獲しようとする軍の最新兵器を搭載したヘリやジェット機の攻撃も恐れず、戦車の砲弾さえはね返してしまう。もはや誰にも止められなくなったハルクだが、ブルースに特別な想いを寄せる女性科学者ベティだけは彼を信じ、なんとか救おうとするのだった。【引用元:allcinema

【感想】

☆2.2/5.0

大コケしてしまっただけはある・・・という感じ。

138分が異様に長く、見始めてから40分経たないとバナー博士はハルク化しないし、ラスボスである御父上とのバトルも始めるのがすっごく遅い!!

つまりすごくテンポが悪いんですよね。

それから、なぜか分割しまくりの画面もすごく気になりましたね…

おおまかなストーリー

アメリカ軍の砂漠基地で科学者として働くデヴィッド・バナー博士は、生物兵器に対抗できるように人間の免疫力を高める研究をしていた。

クラゲやトカゲ、ヒトデなどの遺伝子を使った抗体をサルなどに注入していたが、本当は人体実験をしたかった。しかし上司のロス将軍はそれを許さなかったため、自分の体で実験を始める。そして、妻との間にバナー博士の遺伝子を継いだブルースが誕生。

人体で実験していたことがロス将軍にバレると、デヴィッドはクビを言い渡されてしまう。するとデヴィッドは研究所を爆破しようと試み、妻と子の元へ。

母親を別室へ連れて行き口論しているところで場面は10代になったブルースへ変わる。両親はおらず、里親に引き取られた様子。ブルースはそのまま大学を出て科学者になり、父親と同じく遺伝子研究の道へ。

恋敵のグレンという軍人が共同研究者のベティを引き抜こうとしていたり、ベティの父親がロス将軍だったりと確執があり、更に実はロス将軍によって30年間隔離されていたデヴィッドが清掃員に扮して研究所に侵入していたりと色々ありつつ、ある日ついに研究所でトラブルが発生。仲間をかばって大量のガンマ線を浴びたブルースは、本来死亡するはずだった。が、驚異的な自己治癒力を見せ、怒りの感情をきっかけに「超人ハルク」へと変貌してしまう。

なぜかデヴィッドは自分の実験でハルク化させた犬3匹をベティの元へ向かわせ、襲わせる。そこへブルースが登場して犬を退治。彼女と対峙すると、ブルースはハルクから人間の姿へと戻る。

デヴィッドはトラブルで閉じた研究所へ忍び込み、自分の体にガンマ線を当てて、「触る物質を吸収、自分の力にしてしまうというバケモノ」へと変わる。しかしすぐにロス将軍によって捕まえられてしまう。

ハルクを倒そうとするロス将軍率いる軍隊との戦いが繰り広げられたりしたあと、最後は捕まっていた父親デヴィッドとなぜか面談させられて、そこで暴走し始めたデヴィッドが「お前に引き継いだ力を返せ」とブルースに迫る。ブルースもハルク化して最後のバトル。

デヴィッドの特殊能力でハルクのパワーがどんどん吸い取られていく・・・・と思いきや、強すぎるハルクのパワーを送り込まれて「もうやめてくれ、パワーが強すぎる」とアップアップなお父さん。そこにロス将軍が核ミサイルをぶち込み、バトル終了。

1年後、ハルクは死んだと思われていた。しかし「最近”緑の生き物を見た”と言っている人たちがいるから、もし彼が生きてたらお前の元に行くはずだ、来たら教えてくれ」とロス将軍からベティへと電話がかけられる。ベティは「教えなくても監視されてるから分かるでしょ」と返す。

場面はどこかの森の中へ移り、そこで村の人たちに薬を処方するブルースの姿が。薬を奪いに来た奴らに対し「僕を怒らせると後悔するぞ」と吐き捨てて映画は終わる。

感想まとめ

脚本に、「何で今こうなってるんだっけ?」となる展開が多かった・・・。犬をベティに差し向ける理由も、父親が本当は何がしたかったのかも謎だし、30年間も隔離してたのに逃げられてるし!という根本的なところから軍のやり方もガッバガバ!!!

それから、知識としてハルクの強さを知っているちびぞうとしては最初から「軍の力では無理じゃろ」と思って観てしまうので、戦闘シーンもあんまり楽しめなかったなぁ。(だってハルクは宇宙でも平気だもんね)

一番のメインは今回のヴィランである「アブソービング・マン」としてのお父さんとのバトルだと思うんですがそこもあまり、彼の能力を活かしたバトルではなかったようで残念。父親デヴィッドのセリフ回しもいちいち遠回しで妙に詩的というか、分かりにくかった。

残念なところが多かったように思う今作ですが、ブルースが鏡にかかった結露を手で拭くとハルクの姿が映る、といった演出は好きでした。

このあと、今作の失敗を取り戻そうとエドワード・ノートン主演でハルクはリブートされます。それが『インクレディブル・ハルク』!こちらはアベンジャーズとも関わりがあります!もう初見の感想は忘れてしまっているちびぞうなので、また見返していきたいと思います!

 

 


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最後に残る希望とは?映画『ディストピア パンドラの少女』ネタバレ&感想

彼女は人類の希望か。絶望か。

こちらもちびぞうノーマークだったんですが、周りで「観たい」という声が上がっていたのでレンタル屋にて手に取ってみました。

顔に透明マスクを着けている少女のジャケットが印象的ですね。

どうもゾンビ映画らしい…?あまり、良い予感はしません(笑)が、IMDBなんかを見ているとそんなに悪い評価でもないんですよね。

公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】The Girl with All the Gifts
【制作国】イギリス/アメリカ
【監督】コーム・マッカーシー
【脚本】マイク・ケアリー
【原作】M・R・ケアリー『パンドラの少女』
【製作】カミール・ゲイティン、アンガス・ラモント
【製作総指揮】リジー・フランク、ベン・ロバーツ、リチャード・ホームズ、クリストファー・モル、ウィル・クラーク、アンディ・メイソン、マイク・ルナゴール
【撮影】サイモン・デニス
【美術】クリスチャン・ミルステッド
【衣装】ライザ・ブレイシー
【編集】マシュー・キャニングス
【音楽】クリストバル・タピア・デ・ビール
【出演([]内は役名)】

  • セニア・ナニュア[メラニー]
  • ジェマ・アータートン[ヘレン・ジャスティノー]
  • パディ・コンシダイン[エディ・パークス軍曹]
  • グレン・クローズ[キャロライン・コールドウェル博士]
  • アナマリア・マリンカ[ジーン・セルカーク博士]
  • フィサヨ・アキナデ[キーラン・ギャラガー一等兵]
  • アンソニー・ウェルシュ[ディロン]
  • ドミニク・ティッパー[デヴァ―二]

【公開日(日本)】2017年7月1日
【上映時間】111分
【配給】クロックワークス
【映倫区分】PG12
【IMDB】6.7/10.0  (およそ37,000人の評価)

【あらすじ】

近未来、ウィルスのパンデミックによって人類のほとんどが凶暴な「ハングリーズ」と化し、生き残ったわずかな人々は壁に囲まれた安全な基地内で暮らしていた。イングランドの田舎町にある軍事施設には、ウィルスに感染しても見た目が変わらず思考能力も保ち続ける「セカンドチルドレン」たちが収容され、彼らからワクチンを作り出すべく研究が行われている。ある日、その子どもたちの中に特別な知能を持つ少女メラニーが現われる。【引用元:映画.com

【感想(わりと酷評だよ!)】

☆1.2/5.0

ネタバレもしているのでご注意くだっせ!

 

 

物語の大筋としては、

ゾンビに噛まれた妊婦から、ゾンビウィルス(茸の菌らしい)に胎盤を通して感染した赤ちゃんたちが母親の腹を食いちぎって誕生!!ゾンビと人間のハイブリッド(第二世代)となる!

その子ども達の中でも特別な知能を持った少女が主人公のメラニーであり、「パンドラの少女」。彼女の体からワクチンを作るぞ!いざ手術だ!というところでゾンビパニックが発生。軍の施設もゾンビの大群に襲われ、軍曹とその部下、博士と教育係の女性とメラニーの五人での逃走劇が始まる。

なんやかんや逃げていると、ロンドンでゾンビの死体から根が生え、巨木となっている場所を見つける。巨大な種のようなものが破れたら、胞子が世界中に散って人類は終わるらしい。

どんどこ仲間が襲われ、博士が無理やりメラニーを手術しようとしたところで、メラニーは自分の命を犠牲にして人類を救うかどうかの決断を迫られる。メラニーは「私は生きているの。なぜ人類のために死なないといけないの?」と言って巨木に火を放つ。胞子が世界に散って人間の世界は終了。

しかし、メラニーと心を通わせていた先生のみ命を救われ、第二世代の子ども達の先生として新たな人生を始める…というオチ。

色々と鼻につくよ!

序盤から、”シュレディンガーの猫”だったり、神話の物語だったり、”パンドラの物語”だったりと意味深な話がいくつか出てきて「この物語って深いのよ!」といったアピールが結構鼻につく。

これらのいくつかの話の中で「パンドラの話」が伏線になっていて、「少女は箱を開けてあらゆる災害や不運を世界にもたらした。しかし、箱の最後には希望が残った」というあらすじがそのまま映画のストーリー(オチ)になっている。そして多分、それを誤魔化すためにいくつかの話が一緒に語られたんじゃないか…とちびぞうは思っているんですが…あまりにもひねりがない!!!安易!!

それから、前衛的な雰囲気のするBGMも「今までのゾンビ映画とは一味違うのよ!」と言いたげで鼻につく!!(笑)

今作のゾンビとは

  • 走る系ゾンビである
  • 匂いで人間をかぎ分けたりする
  • なので人間は匂いを消すために「ブロッカージェル」とかいう安易なネーミングのジェルを体に塗りたくっている
  • ゾンビは「ハングリーズ」と名付けられている
  • 昼間は寝ていたり、活動していたりする
  • 集団で行動するようで、大量に集まっている場所には所狭しと集まっている
  • 無駄に徘徊はせず、基本的に立ち止まっている
  • 物音に非常に鈍感で、至近距離で発砲されても気付かなかったりする
  • 見た目は粉っぽく、腐った死体というより菌に侵されているという感じ

既視感がすごいよ!

従来のゾンビものとは一線を画しているのよ!と全体的に言いたげなわりには、既視感がすごく、あ、この場面この映画で見たな…と思う事がしばしば。

ただ、それが愛のあるオマージュと言えばそう思えなくもない…けれど、パクりと言えばパクリになってしまいますよね。

一番に思い出したのは、ノーティドッグの『ザ・ラスト・オブ・アス』というゲーム!

寄生菌がゾンビの原因で、胞子を飛ばしたりなんかもするし、何よりも「人類を助けるためのワクチンを作れるかもしれない少女を守りながら旅をする」というメインストーリーがまんま、なのです。

似たような内容ですがラストオブアスの方がはるかに面白いですよ!

ゾンビの死体が集まって巨木になってるところなんかは、漫画「アイアムアヒーロー」の後半で合体するゾンビ達を思い起こさせるし…「第二世代」が理性も兼ね備え、従来のゾンビよりも強い、という意味では映画『トワイライト』に出てきた「ニューボーン」を思い出させる。

なんというか、色んな作品を切り貼りしてる感じが凄いんですよね。

逃げた先で見つけたショッピングモールがすでにゾンビに占領されている、というところは『ドーン・オブ・ザ・デッド』のオマージュっぽくてクスっとしたんですけどねー…。

とにかく退屈だよ!

序盤から話の進みが遅い…そして軍の対応が甘々すぎる。

あれだけ厳重に監視・監禁していた子どもが外に出て来ていたら真っ先に殺さないといけないのでは…と思うけど、そうはされない。なぜか?それは彼女が主人公だからでしょう。

それから、森の中で物音に驚いて部下が発砲するシーン。いや、サイレンサーとか付けておけばいいのに…なんというヌルい軍人さんなの…。

少女と一緒に施設を逃げ出してからは、少女の顔に透明マスクを着けさせているんですが、それも少女が簡単に外してしまえる適当な作りの物(笑)

思わず「マスク意味ないじゃん!!」とツッコミ入れてしまいましたね。

あと犬は食べないくせに猫は食べてる!許すまじ!(笑)

でも挑戦はしている!

後半の、第二世代の子ども達とメラニーとのなんとも緊張感のない戦いのシーンがしんどいんですが、そこでただならぬシーンを発見。

それは、子どもが子どもの手によって(バットで)殴り殺されるシーン

いや、ホラー映画でもなかなか子どもが殺されるシーンというのは描かれないものなんですよ。もはやタブー視されていると言っても過言ではないくらい、めったにないシーン。

それがこの映画にはあった!だから凄い!!というわけではなく、「新しいことに挑戦しよう」としている意気込みのようなものは、唯一感じられましたね。

まとめ

ゾンビ映画の中でも、正統派ゾンビ映画と、斜め上を狙った意欲作のようなものがあります。

後者は、もうネタ切れのゾンビ界に新しい風を吹かせようと、とにかくゾンビの原因に凝ってみたり、世界観に凝ってみたりと色々やってる。だけど大体のものが失敗している。そんな印象。

真新しいことをして成功したものも中にはあるっちゃある。

例えば『コリン ラブオブザデッド』なんかはゾンビを主人公にした新しい視点の映画だったし、そこからさらに発展してゾンビが主人公で恋までしちゃう『ウォーム・ボディーズ』なんてコメディものもありましたね。当時、流行りのPOVにゾンビものを乗せてみた『REC』とかも流行りましたねー。

でもこういう成功例って本当に一握りで、ほとんどの物は外れてしまう…残念ながらちびぞうの中で今作もその括りに当てはまってしまいました。

 

正統派ゾンビものでも、近年では『アイアムアヒーロー』だったり、『新感染』だったり、めちゃくちゃ面白いゾンビものってあるんですよ。(どっちもアジア圏が頑張ってるね!)

出来れば、設定だったりにグダグダ講釈垂れないで素直に作ったゾンビものが観たいです。
懲りずに今後も観るのでゾンビ製作者さま、頑張ってください。

 

 


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ストップモーションアニメの最高峰、映画『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』ネタバレなし感想

If you must bilnk, do it now.

まばたきすら、してはならぬ。

ちびぞうノーチェックの本作。

ツイッターで話題が流れてきたことと、ストップモーションアニメだという事で劇場へ足を運びました。

製作はスタジオライカ、『コララインとボタンの魔女』を観たことがあるんですが、その時の印象は「ストップモーションアニメが素晴らしい!!」ということ。
物語はどうだったかと言えばあまり記憶にないんですが…KUBOはどうなのでしょうか。

パンフはこちら。

横長、センスあるデザインですね。30Pで税込み760円。まぁまぁ普通なお値段。
私が観に行った回が県内唯一のKUBO上映館の最後の上映だったということもあって、パンフは売り切れていたんですが、慌ててネットで購入。

他の方も書かれていますが、製作秘話がものすごい!!!

一週間で3秒分の映像しか作れなかったとか…クボの表情だけでも4800万通り作られていたとか…一つのカットで使われた顔の最大個数が400個超えだとか…狂気の沙汰ですよ。

【映画情報】

【原題】Kubo and the Two Strings
【制作国】アメリカ
【監督】トラヴィス・ナイト
【脚本】マーク・ハイムズ、クリス・バトラー
【ストーリー】シャノン・ティンドル、マーク・ハイムズ
【プロデューサー】アリアンヌ・サトナー、トラヴィス・ナイト
【アニメータ―】ジェイソン・ストールマン、マルコム・レイモント
【撮影】フランク・パッシンガム
【美術】ネルソン・ロウリー
【編集】クリストファー・マーリー
【視覚効果】スティーブ・エマーソン
【衣装デザイン】デボラ・クック
【索具スーパーバイザー】オリヴァー・ジョーンズ
【ラピットプロトタイピングチーフ】ブライアン・マクリーン
【人形制作スーパーバイザー】ジョージナ・ヘインズ
【キャラクターデザイン】シャノン・ティンドル
【キャラクター彫刻】ケント・メルトン
【アニメーション・スーパーバイザー】ブラッド・シフ
【筋書き】クリス・バトラー
【コンセプト・アート】トレヴァー・ダーマ―、オーガストホール、イアン・マクナマラ
【音楽】ダリオ・マリアネッリ「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」
作詞作曲…ジョージ・ハリスン
歌…レジーナ・スペクター
【声の出演([]内は役名)】

  • アート・パーキンソン(矢島晶子)[クボ]
  • シャーリーズ・セロン(田中敦子)[サル]
  • マシュー・マコノヒー(ピエール瀧)[クワガタ]
  • ルーニー・マーラ(川栄李奈)[闇の姉妹]
  • レイフ・ファインズ(羽佐間道夫)[月の帝]
  • ブレンダ・ヴァッカロ(小林幸子)[カメヨ]

【公開日(日本)】2017年11月18日
【上映時間】103分
【配給】ギャガ
【映倫区分】G
【IMDB】7.8/10.0  (およそ88,000人の評価)

【あらすじ】

魔法の三味線と折り紙を操る片目の少年クボは、体の弱い母と2人で静かに暮らしていた。不吉な子どもとして一族から命をねらわれていたクボは、ある時、邪悪な伯母たちに見つかってしまうが、母親が最後の力を振り絞って放った魔法によって助けられる。たった1人残されたクボは、母の力によって命を吹き込まれたサルとともに、母が最後に言い残した「3つの武具」を探し、自身の出自の秘密に迫る旅に出る。旅の途中で記憶を失ったクワガタの侍も仲間に加わり、一行は数々の困難を乗り越えて武具を見つけていくが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

ちびぞう的にちょっぴり厳しめ判定です。

  • 作品に散りばめられた日本への愛
  • とにかくストップモーションアニメの技術がすごすぎる
  • 物語に込められた思い、深さ

色んな所で絶賛されている理由は分かります。素晴らしい作品だからこそ沢山の人の心を掻き立てるんでしょうし。

個人的に素晴らしいと思ったレビューがあったのでご紹介しておきます。

@eigarunnerさんのこちらの記事です。

”物語る”ことは、「子孫を残すという事」以外で、他の動物には出来ない、人間だけの「存在の証明」であり「己の生き様」を残す手段である。染み入る言葉です。モノづくりをするすべての人に響く言葉でしょう。

ストップモーションアニメについて

凄すぎてもはやストップモーションアニメに見えない点。これは大きな問題ですよ皆さん。

凄いんです、すごいんですよ。でも、みんな言ってる「これ本当にストップモーションアニメなの?と疑うレベルの出来」これってもちろん誉め言葉だと思うんですけど。ちびぞう的には「そこまでいってしまうともはやストップモーションアニメと言えるのか」という。

いや、手法がそうなんだから間違いなくストップモーションなのには違いないんですけども(笑)

最終的に出来上がった映像が、CGとなんら見分けがつかない…となってくると、それはストップモーションでやる意味が果たしてあるのかどうかという事ですね。

『コララインとボタンの魔女』でもストップモーションが素晴らしくて感動したんですけど、正直もうクボはそんなレベルを通り過ぎています。

唯一、サルの髪が激しくたなびくシーンはストップモーションらしさがあって感動しました。

ちびぞうの求めているものは、滑らかさではないんですよ!!!!!コマ落ち、もっとしてていいんですよ!!表情の切り替えも、滑らかすぎます!!!ツギハギ部分や雑味、人形ぽさもっと出して!!!

ヤン・シュヴァンクマイエル監督の『アリス』みたいな感じが良いんですよ!!!ザ・ストップモーション!!!!
あと同監督の『ルナシー』で文字通り肉が踊るシーンもオススメですよ!!!!

…脱線しましたね。

まぁ、ちびぞうの求めていたストップモーションアニメとは、方向性が違ってきている…ということで、ここはひとつ。

画面で見たかった雑味が物語に出ている点

ストーリーが…雑な印象が…どうしても拭えないんですよね…。

これはもうコララインの時から思っていたことなので仕方ないのかなぁ。考察を沢山読んでいると「おぉ、そんな受け取り方が出来るのか…素晴らしい」とは思うんですけども、ちびぞうがそれを劇場で受け取れていたかといえばそうではなく。

よく分からない展開、よく分からない理由、よく分からない結末。ラストはもういっそ全てがクボの物語っていたお話であり、妄想だったんだよ…というオチにしてくれた方が良かったんじゃないかなと思いました。

子供向けファンタジーなら、こんなもんかぁ。と、コララインの時も思ったなぁ。

多分、映像へ向ける情熱と脚本に向ける情熱の比率が大きく偏ってるのかもしれませんね。

なんとなく、昨年ベスト1の『スイス・アーミー・マン』を思い出したので過去記事を貼っておきます(笑)

ぶっ飛んでるだけじゃない!『スイス・アーミー・マン』感想

 

 


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