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バットマン主催のヒーロー祭り!映画『ジャスティスリーグ』ネタバレ&感想

「ペット・セメタリ―だ!」

アメコミ界の人気を二分する、マーベルとDCコミック。

マーベルの『アベンジャーズ』と同じく、ヒーロー大集合のお祭り映画大作!!として遂に『ジャスティスリーグ』がやってきましたー!!

私はDCよりマーベル派なんですが(原作には詳しくないのです)、DCコミックの映画も好きなものがあります!!!

2009年の『ウォッチメン』!!!偶然にも、今作と同じザック・スナイダー監督作品なんですよねー(*’ω’*)

ザック・スナイダー監督の映画だと他には(DCではないですが)『300(スリーハンドレッド)』『エンジェル・ウォーズ』なんかも好きな私です。

なので普段はスーパーマンやバットマンにあまり食指が動かない私も、前作に当たるガル・ガドット主演の『ワンダーウーマン』が面白かった事もあって「これは是非劇場で観ねば!!」となった次第。

→関連「DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)

それと、『少年は残酷な弓を射る』で若手俳優の中で注目の一番株になったエズラ・ミラー君が”ザ・フラッシュ”として出演しているのですよーーーーーー!!

観るしかないよね!!!スクリーンでね!!!

というわけでパンフはこんな感じ。

なんですかこの表紙めっちゃカッコいい。原題横文字ずるい。裏はこう。

キャストに名前はあるものの、スーパーマンの姿はないですね。

A4サイズくらい、46Pで税抜き760円。まぁまぁ普通。ジャスティスリーグ史、ということでそれぞれのヒーローだけでなく、DCフィルムズ・ユニバースに登場するキャラクターの解説なども載っていて読み応えばっちり。

【映画情報】

【原題】Justice League
【制作国】アメリカ
【監督】ザック・スナイダー
【原案】クリス・テリオ
【脚本】クリス・テリオ、ジョス・ウェドン
【製作】ジェフ・ジョンズ.p.g.a、チャールズ・ローブン.p.g.a.、デボラ・スナイダー.p.g.a.、ジョン・バーグ.p.g.a.
【製作総指揮】クリス・テリオ、カーティス・カネモト、クリストファー・ノーラン、ダニエル・S・カミンスキー、エマ・トーマス、ジム・ロウ、ウェスリー・カラー、
【編集】リチャード・ピアソン,ACE、マーティン・ウォルシュ,ACE、デビッド・ブレナー,ACE
【撮影】ファビアン・ワグナー,BSC
【衣装】マイケル・ウィルキンソン
【美術】パトリック・タトポロス
【視覚効果監修】ジョン・”DJ”・デジャルダン
【音楽】ダニー・エルフマン
【出演([]内は役名)】

  • ベン・アフレック[バットマン/ブルース・ウェイン]

  • ガル・ガドット[ワンダーウーマン/ダイアナ・プリンス]

  • エズラ・ミラー[フラッシュ/バリーアレン]

  • ジェイソン・モモア[アクアマン/アーサー・カリー]

  • レイ・フィッシャー[サイボーグ/ビクター・ストーン]

  • ヘンリー・カビル[スーパーマン/クラーク・ケント]
  • エイミー・アダムス[ロイス・レイン]
  • ジェレミー・アイアンズ[アルフレッド]
  • ダイアン・レイン[マーサ・ケント]
  • コニー・ニールセン[ヒッポリタ女王]
  • J.K.シモンズ[ゴードン市警本部長]
  • アンバー・ハード[メラ]
  • キアラン・ハインズ[ステッペンウルフ]

【公開日(日本)】2017年11月23日
【上映時間】120分
【配給】ワーナー・ブラザース映画
【前作】DCの新女性ヒーロー!映画『ワンダーウーマン』感想(ネタバレなし)
【IMDB】7.2/10.0  (およそ124,200人の評価)

【あらすじ】

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で描かれた、自らの命を賭して地球の危機を救ったスーパーマンの行動によって、人類への信頼を取り戻したバットマンが、迫りくる強大な敵に立ち向かうため、ワンダーウーマンとともに新たな仲間を探していく。そうして集まったのは、バットマン、ワンダーウーマンに加え、アクアマン、サイボーグ、フラッシュという、いずれも一筋縄ではいかない個性の強い超人たち。バットマンは彼らをまとめあげ、地球崩壊の危機に立ち向かわなければならないが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.5/5.0

今は多分、バットマンやスーパーマンを差し置いて人気を獲得しているっぽいワンダーウーマン(ガル・ガドット)の魅力は色んなところで語られまくっているのでここは割愛しましょう!!

前作、ワンダーウーマンが満足したよ、面白かったよ、彼女が美しくてカッコよくて可愛くて最高だったよ!という人には確実に気に入ってもらえることは間違いないと思います!

ちびぞうのお墨付き!(?)

まずはフラッシュくんについて

語らせて頂きたい!!!

エズラ・ミラー!!!!可愛い!!!!!!!最高!!!!目を付けててよかった!!!!(笑)

いやぁ、ありますよね。この子良いなって人が大作映画に出るようになるとニヤニヤしちゃうやつ。

彼の演技に大満足。

ちなみにドラマ版の「フラッシュ」は未見ですが問題なく楽しめました。

フラッシュとお父さんのやりとりもホロリとして良いし、彼の小気味よい軽口キャラも良かった。「ペット・セメタリ―だ!」と叫ぶシーンが愛しすぎます(笑)

アクションとしては、ザック・スナイダーさんお得意のスローモーションを駆使したアクションを映えらせるキャラとして、なくてはならない存在だな。と思いました。

しかし!!

エックスメンに登場するクイックシルバー(フラッシュと同じく超速キャラ)を愛している私としては・・・どうしてもキャラ被りが気になる。

速さを売りにしているキャラはそれだけでかなり強くなってしまうので、その人そのものの戦闘能力は低くしないといけないのかな・・・というのは何となく分からなくもないんですが。

やっぱり、『X-MEN: フューチャー&パスト』で魅せられたクイックシルバーのスローモーションシーンのカッコ良さには届いてない感じがして・・・残念でした。(いや、クイックシルバーよりカッコいいシーンがあったらそれはそれで複雑な気持ちになるけど!わがまま!)

フラッシュはクイックシルバーと違い、雷を発生させる、という能力もあるので、そこを上手いこと使って今後も住み分けさせてあげられるといいな。

フラッシュがいいなと思ったらぜひ!エックスメンも観てみようね!

物語について

これ系の映画を観てる人からしたらお馴染み過ぎるやつです。

「強すぎるパワー(本作では3つの箱)を手に入れたい敵から地球を守るために戦うぞ!」

というやつです。

ただ、今作では『バットマンVSスーパーマン』でスーパーマンという人々にとっての希望の象徴(ヒロアカで言うところのオールマイト)を失くした世界、というのが軸にあり、そこの描き方(特にオープニング)が良かった。

一強ヒーロー・スーパーマンがいなくなった人たちの絶望、そこへ付け込もうとする敵の存在、そしてそんな状況ではチームを組まざるを得ない、と動き出す残されたヒーローたち。

彼らのちょっぴり完璧ではない部分(例えばバットマンはもう体がボロボロだったり、フラッシュは戦闘経験皆無、サイボーグは自分の体も制御しきれてない、等)を補い合って協力するという構図がとっても分かりやすくてキャッチ―。

それぞれのキャラの背景も軽く描かれていてそれも分かりやすく、人数もそこまで多くないので(バットマンやワンダーウーマンについては有名だから語ることは特にないし)、入りやすかった。下手したら、アベンジャーズよりもキャッチ―で見やすい、という意見もあるかもしれませんね!!という感じでした。

バットマンについて

素直に、自分の能力は「金持ちなところ」というシーンが大好き。

それから、「ペンギンを追いかけていた時代が懐かしいですな」という台詞があったりして、ティム・バートン版のバットマンの事もなかった事にしてない感じが嬉しかった。

今回の彼の「スーパーマン」の死体を掘り返して箱の力で蘇らせようぜ!という耳を疑うような発想はアベンジャーズの社長を彷彿とさせるものでしたねー。感情論や倫理観は無視して理屈重視したいの社長がいかにも言いそうなことじゃないですか(笑)

本当は「死者を蘇らせるということ」についてもっと深く考えるべき点な気もするんですが、「ロイスと再会できたしまぁいいや!バットマンさんきゅ!」って感じの軽さがまぁ、お祭り映画っぽいのかなぁ。

アクアマンについて

彼の陸での活用法をもう少しください!!

口から水を噴射するとかさ!!!(スイスアーミーマンのラドクリフ君を見習おうよ

彼の波を受けた登場シーンとか最高にカッコよかったので、もう少しアトランティス人としての強さを陸でも表現出来たら最高でしたね・・・

そこを「フォークマン」とか「ヒゲの生えた人魚姫」とか仲間にツッコミ入れられてるとことかも可愛いけどさ・・・。

真実の縄の上に座っちゃってうっかり本音をポロリするところも可愛いけどさ・・・

まぁ、次回作は『アクアマン』という事で、彼が主人公の映画が観れるようですのでね、そこでたっぷり活躍していただきたいな!と思う次第です!

→関連「ぶっ飛んでるだけじゃない!『スイス・アーミー・マン』感想

サイボーグについて

アベンジャーズのアイアンマンとヴィジョンをミックスさせたようなキャラだなぁ・・・。

そのうち暴走して人類を危機に陥れる・・・みたいな展開はもう・・・満腹ですよ!

スーパーマンについて

復活するのは良いんだけどさぁ・・・!!!!!

強すぎませんか?(笑)

最終的に、この人が一人いたら他のメンバーいらないじゃん!という感じがあって・・・。特にフラッシュなんて・・・なんの特技もない人、みたいになっちゃうじゃないですかぁ(涙)雷はあるけどね!!

物語として、完璧でないメンバーが補い合う、という良さが、後半のスーパーマンの登場によって崩れてしまっている・・・。そこがすごく残念。

観ておいた方が良い作品

バットマンの作品は過去のものをどれか、一つでも観ておくと良いかも。彼がどういうヒーローなのかを知る意味で。

それから、前作に当たる『ワンダーウーマン』、直接話が繋がっている『マン・オブ・スティール』『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』は押さえておいた方がいいなと思いました。B VS Sをチェックせずに観に行ってしまったので、そこだけが若干の後悔となりました・・・。

 

 

 


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ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収③/攻略・レポPart5‐Last

どうも~~~~ちびぞうです。

前回の記事(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐2)では、またもベストエンディングを取り逃がし、バッドを引いてしまいました・・・。

最初に見た、エンド5よりは良いと思いましたが・・・。正直、あの展開は泣きましたね。

さて、ニコ生の枠がまだ残っていたので、前回の記事でもあった分岐ポイント

  • 須賀さんから差し出された夜光石を受け取るかどうするか

というところからやり直し、ベストにはならないだろうけども別エンドが見れるかどうかやってみました!

またもネタバレ全開です、ご注意を!

今度は受け取ってみる

シオリ「これ・・・夜光石・・・?わ、私が持ってろってこと?(夜光石は・・・お守り・・・浄化の石だ)だめだよ・・・ねぇ、須賀君・・・これを私に渡して、君はどうするつもりなの?」

―― 美しく磨かれた夜光石が須賀の手の中で青白い光を放っている。

  • 受け取る
  • 受け取らない

ここからですね!!

受け取る、を選択。

シオリ「・・・どうしても、私が持ってなきゃいけないの?」

須賀「・・・」

シオリ「・・・わかった・・・そのかわり、向こうには行かないで。一緒に、この場所に居て」

須賀さん、少し辛そうな顔を見せます。

―― 夜光石を受け取った。

笑顔を見せる須賀さん。シオリちゃんに背中を向けます。

シオリ「・・・須賀、君・・・?」

部屋を走って出て行ってしまう須賀さん!!!

ちびぞう「ダメだぁーーーーーッ!!!!」

シオリ「須賀、君!待って!ダメ・・・ダメだよ・・・!」

須賀さんを追いかけて扉に駆け寄るシオリちゃん!しかし、

――扉が固定されて、開かない

シオリ「・・・嫌・・・嫌だ!やっぱり、こんなのダメだよ、須賀君!私に、夜光石を渡したまま、行くなんて!さっき、須賀君の刀はあと少しでダメになるって言ってたのに・・・!・・・助けを、助けを呼ばないと・・・。早く・・・、早く、早く、須賀君を助けないと!」

そして、階段の方へ助けを呼びに行くシオリちゃん・・・

エンディングスタート・・・

1週目で見たような赤黒い画面に変わっていきます・・・。

「ことりおばけ」ではなく、追って来ているのは子ども達の霊なので、「見つけた」の文字は出ませんでしたね。

そして、画面は真っ白になり、望月巡査の声が聞こえてきます。

―― ここにいるのか!

―― しっかりしろ!

―― 今、そこから出してやる!

―― ・・・ん?須賀君はどうしたんだ?

―― そうか・・・俺が見てきてやる。君は先にそこから上がりなさい。

―― ・・・いいから、上がるんだ!

エピローグ

・・・あの後、須賀君を探しに行ってくれた望月巡査だったが、須賀君の姿はどこにもなく・・・洞窟には、夜光石でできた刀が無残に折れた状態で残されていただけだった。その後――彼の捜索が村で行われたものの何故か、すぐに打ち切られてしまった。

村の非常な対応にひどく怒りを感じた私と望月巡査だったが・・・

――――その直後、彼は”発見”された。

「森で行方不明になった者で体が見つかるのは珍しいことだ」

葬儀の間、村の人間が囁いたその言葉を、私はいまだ鮮明に覚えている。

――何日経っても、彼が納まった小さな箱から離れない私に、ある日、佐久間ちゃんがこう言った。

「まだ、”ことりおばけ”はお姉さんを探してる」

「早く、この村から出て行って」

「捕まってしまう前に、遠くへ」

「そして、森で起こったことも、この村のこともぜんぶ、ぜんぶ、忘れて・・・」

「――お姉さんが持ってる、その夜光石はお姉さんを守ることを望んでいる」

「”ことりおばけ”の声も、その石の声も、私には両方聞こえるの・・・だから、お願い、その石の望みを・・・管理人の望みを叶えてあげて」

――私は、それから少しして家に帰った。もう、彼に会うことは叶わない。

そして、すべてを忘れないといけない。あの森の出来事も・・・村の事も・・・。そう、思う日々を・・・ただ過ごした。

・・・でも。

雨の日は、ふと。

あの森で聞いた、おぞましい声が耳を掠める時がある。

「おいで おいで おいで おいで」

――そんな時、私は須賀君から受け取った夜光石をギュッと握りしめて眠った。そうすると、声は不思議と遠のいていった。

――守られている。死してなお、須賀君は私を守っているのだ。

彼が残し、守り抜いた約束。それを感じる度に、私の心には重く冷たいものが容赦なく圧し掛かってくる。

彼の・・・何もかもを奪ってしまった。私は、一生 これを胸に抱き続けるのだろうか。これから先も、ずっと、終わることもなく。

――記憶に刻まれた 彼の 最後の姿と共に

ちびぞう「須賀さんごめんなさいぃいいい!!!」

『END4 彼が守った約束』

まとめ

えー今回は2つ、バッドエンドを回収しました。

一つは、二人とも助かるけども須賀さんの手によってシオリちゃんの記憶が全て失われてしまうという切なすぎるエンディング「消えた約束」。

もう一つは、須賀さんは亡くなり、シオリちゃんを夜光石の宝玉が守り続ける・・・というこれまた悲しすぎるエンディング「彼が守った約束」。

前回、反省点に書いた

  • 台座の謎が解けていない
  • 乳白色の欠片を使っていない
  • 子どもをことりおばけに会わせられていない

この3つをどうにもこうにも、クリアしないといけないんですよね。

須賀さんが子どもを消す、という選択肢をしないままシオリちゃんのところへたどり着けるようにもしたいんですが、なんだか難しそうな気配がします。

それ以前のストーリーに、分岐ポイントがあるのか?という点も踏まえつつ裏でコツコツプレイして、なんとか新シナリオを見れるよう頑張っていきたいと思います・・・。

おそらくエンディングは5つで全部だと思うので、残り二つ!

出来ればベストエンディングだけでなく、全てのエンディングを見るため頑張っていきますので、もうーーーー少し、お付き合いくださいませね!!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

ちびぞうでした(*’ω’*)

 

 


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ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐2

こんにちは、ちびぞうのゲームレポのお時間です。

名作フリーホラゲ『霧雨が降る森』のエンディング二つ目を見ていくところです。

ネタバレ全開になっておりますので、注意してください!

こちらの記事は前回の記事(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐1)から続いています(*’ω’*)

「ことりおばけ」が追いかけてこない

書庫に追いかけてくるはずの「ことりおばけ」が追って来ず、代わりに子どもたちの霊がやってくる、という場面ですね。

扉の方へ歩いていく須賀さんをシオリちゃんが呼び止めます。

シオリ「そっちはダメだよ!ことりおばけじゃなくても、あの子どもの霊が入ってきたのに!」

シオリちゃんに向かって、夜光石の宝玉を差し出す須賀さん。

分岐ポイント再び

シオリ「これ・・・夜光石・・・?わ、私が持ってろってこと?(夜光石は・・・お守り・・・浄化の石だ)だめだよ・・・ねぇ、須賀君・・・これを私に渡して、君はどうするつもりなの?」

―― 美しく磨かれた夜光石が須賀の手の中で青白い光を放っている。

  • 受け取る
  • 受け取らない

来ました・・・分岐ポイントです・・・。

「受け取らない」を選択

迷わず、「受け取らない」を選択。

シオリ「・・・これは、須賀君が持ってて・・・」

夜光石を突き返すシオリちゃん。厳しい顔をする須賀さん。

シオリ「私は・・・受け取らない・・・!これ以上、須賀君が犠牲になるのは嫌だ!この森は・・・私を呼んでる。だから須賀君が犠牲になる必要なんてないよ!・・・・・・ねぇ、須賀君。誰も居なくなったあの資料館で・・・何年も何年も住んでいたのは・・・どうして?私の正体を知ったとたんに、追い出そうとしたのは、どうして?でも、私が死んだ両親のことを知りたいと言ったら・・・置いてくれたのは、どうして?」

無言の須賀さんに、シオリちゃんは続けます。

シオリ「須賀君は・・・ずっと、ずっと・・・あの約束を守ろうとしてくれてたんだよね。私のために・・・違うかな・・・でも、もしそうだったら・・・お願いだから、やめてよ!もうあの約束はなかったことにして!私は・・・、私だって・・・!「須賀君」を守りたい!・・・だから・・・その石は須賀君が持っていて」

須賀【わかった。僕が石を持っておく。でも、僕が石を持って向こうへ行っている間、君はここに居て。必ず、戻ってくるから】

シオリ「・・・。・・・分かった。・・・私は、その間に助けを呼んでおくから、無茶だけはしないで。絶対に戻ってきて。――約束だからね」

笑顔を見せて、扉の向こうへ行ってしまう須賀さん。

シオリ「・・・須賀君」

須賀さんを追って扉の方へ行っても

「・・・ここに居るって、約束したから」

と表示されて、追いかけることは出来ません。

急いで助けを呼ばなきゃ!!!

ということで、左の階段の方へ向かいます。

エンディングスタート!

画面は暗転。見覚えのあるシーンですね・・・

助けて

誰か 誰か 誰か

お願い 私たちはここにいるんです

出れないんです

誰か 誰か 誰か

危ない目にあっています

お願い

誰か 見つけてください

すると画面が真っ白になって・・・

―― お姉さん、ここにいるの!?

佐久間ちゃんです!!!

佐久間「――お姉さん!やっぱり、ここだったんだ!」

シオリ「佐久間ちゃん!」

望月「――おい!大丈夫か!?」

シオリ「望月巡査も!あぁ、よかった!お願いです、ここから助けて下さい!」

望月「――わかった、少し待ってろ!今、登れるものを持ってくるから!」

シオリ「・・・良かった、これでここから出られる。・・・でも、須賀君はまだ・・・」

そこに、須賀さんが戻って来ます!!!!

やったぜ!!!!!

シオリ「・・・須賀君っ!あぁ、よかった、無事だった!あのね、佐久間ちゃんと望月巡査が私たちがここに居ることに気がついてくれたよ!」

驚いた顔をする須賀さん。

シオリ「もう、大丈夫だね・・・」

須賀「・・・」

シオリ「・・・須賀君?」

笑顔を見せてくれる須賀さん!!!

わぁああい(*’ω’*)

佐久間「――お姉さん、持って来たよー!」

望月「――お前たち、早くそこから上がるんだ!」

・・・あれ?ことりおばけにあの子どもを会わせられていませんね・・・?

エピローグ

あれから、私たちは無事にあの森と地下から出ることができた。

私を見た途端に佐久間ちゃんはわんわんと泣き出し、望月巡査はホッとしたように苦笑いを浮かべていた。

須賀君も少しは安心したのか、疲労の色を滲ませた表情で困ったように笑っていた。

私はというと、張り詰めていた緊張の糸が切れ、その場でぱったりと倒れてしまったことだけを覚えている。

――なんにせよ、あの森から出てこれて本当に良かったと思う。佐久間ちゃんも、須賀君も無事だった。私はそれが何よりも嬉しかった。

――その次の日。私は須賀君と佐久間ちゃんに帰るように強く言われた。

「”ことりおばけ”は、まだお姉さんを探してる」

深刻な顔でそう告げる佐久間ちゃんは、ひどく悲しげな表情をしていた。

「でも・・・」

私は少しだけ言い淀んだ。

――何故なら、私には気がかりがあったからだ。もちろんそれは、須賀君のことだった。過去の全てを思い出した私にとって、須賀君との約束は、とても大切なものだった。

――彼だけを、犠牲にして苦しませるわけにはいかない。そう思う私は、どうしても素直に帰るという判断ができないでいた。

・・・そんな私に、須賀君は少しだけ微笑んでそっと、メモを書いてくれた。

『森が落ち着いたら、また戻ってきたらいい。その時は、連絡するから』

――彼の綺麗な字で書かれたその言葉は、どこまでも真摯に見えた。

本当に?と私が問うと、彼は何度もコクコクと頷くものだから私はその話を飲むしかなくなった。

そして私は――――一度、帰ることを決めたのである。

場面が明るくなり、阿座河村の最寄りの電車の駅で二人佇むシオリちゃんと須賀さんが現れます。

シオリ「・・・じゃあ、一度、家に帰ってくるね。・・・本当は・・・須賀君だけがしんどいんじゃないかって思うと辛いけど・・・」

須賀「・・・」

シオリ「・・・わかったよ。佐久間ちゃんも、ああ言っていたし」

少し悲しげな須賀さん。

シオリ「でも、落ち着いたら絶対に連絡してね。私、まだきちんとお礼も出来てないし。本当にありがとう、須賀君。・・・私、あの約束を思い出せて良かった。・・・じゃあ、行くね。もうすぐ、電車が来る時間のはずだから」

電車に乗ろうとその場を去るシオリちゃんに、近付いていく須賀さん。

!?と思っていると・・・須賀さんは何かを見せます。

シオリ「あの時、須賀君が持ってた夜光石・・・?」

夜光石が輝きを増し始めます。キラキラッ

シオリ「え?待って、何?待って、待ってよ、須賀君!」

夜光石の輝きが、シオリちゃんの記憶を消していきます――・・・

シオリ「ねぇ、待って、待ってよ須賀君!私、もう、忘れたくなんか――――」

ちびぞう「忘れさせないでくれーーーーー!!!!」

暗転。

シオリちゃんのモノローグが始まります。

――電車の音が聞こえる。不思議に思った私は、目を覚ました。すると、何故か本当に電車に乗っていて、私は心底驚いてしまった。見知らぬ電車は、見知らぬ場所をただただ走っている。

――おかしい。私はこんな電車に乗った覚えはない。そもそも、どうして電車に乗っているんだろう。・・・記憶を探るが、何も覚えていなかった。とにかく私は、切符点検に回る車掌さんにこの電車は自分の家がある駅に止まるのかを聞いた。

すると、この電車は私の住む町からずいぶん遠くの線を走っているらしく、何度か乗換えをしないといけないようだった。

ますます、分けがわからなくて私は頭をひねる。だけども、結局何も思い出せなかった。・・・あぁ、とにかく、帰らなければ。家に帰ったら、とりあえず寝てしまおう。明日は、両親のお墓参りにも行かなくてはいけない。毎日のようにお墓参りをしていたはずなのに、どうしてか、しばらく行ってない気がした。

私は、この非日常な出来事から逃げるべく、とりとめのないことばかりを考えながら、乗換えの駅につくまで、流れる景色を眺め続けた。

――まるで、何か大切なものがすっぽり抜け落ちてしまっているようだ。決して忘れてはならない何かがあった気がする。

私はどこでそれを無くしてしまったのだろう。

・・・気がつけば、私の頬は涙で濡れていた。

~スタッフロール~

「END2 消えた約束」

やらかしたーーーーーー!!!!!

 

ベストエンディングに辿り着けないまま・・・次回記事へ続く、とさせていただきます。

主な反省点

  • 台座の謎が解けていない
  • 乳白色の欠片を使っていない
  • 子どもをことりおばけに会わせられていない

まだまだ先は長そうです・・・

 

 


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ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収②/攻略・レポPart5‐1

どうもこんにちはー!こんばんは、ちびぞうです!

前回(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐Last)の記事ではエンド5を回収したところでしたね!

おそらく想像しうる最悪のエンディングでした(笑)

今回は、須賀さんが一人でいるセーブから始め、前回と違ったエンディングを回収していけるように頑張りたいと思います!!

奇麗な光る石を探す

ここから再スタート!

記事で言えばニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐2の途中から分岐する感じになります。この記事でも書いていますが、白い子どもの霊が

見 つ け て

ひしめく 無数の声 の 中に

飛び込む その前 に

君が 作った 奇麗な 光 る 石

君は どこに あるか 知ってる

きっと 大事な人を 助けてくれるよ

そして ・・・逢 わ せ て

お 母 さ ん に

と言っていました。

この、奇麗な光る石というのはおそらく夜光石の事でしょうね!それを探しに行きます!!

少し戻って、大きな橋が壊れていて村へ帰れなかった場所がありましたね。

その場所の橋の手前、左側に封鎖されて通れない崖沿いの道がありました。

この左側ですね。

調べてみると、

――「崖により、危険」という張り紙が貼られている。

と表示されます。

  • 奥に進む
  • 進まない

と選択肢が出るので、奥に進むを選びます。

細い崖沿いの道を左の方へ進みます。奥まで行くと、縄梯子が崖下へ向かって降ろされているので、降ります。

ちょっとした空間に出ました。

崖に穴が開いていて、中に入れそうです。パッと見た感じ、ここに他にアイテムはなさそうです。

中に入ってみると、そこはまさに秘密基地!!!

探索します。

  • 真ん中のテーブルに乗った花瓶

――綺麗な花だが、すこし萎れてきている。また今度、摘んでこないといけない。

  • 右端の棚

――鉱物の装飾、加工についての本ばかりの棚。また整理しなければいけない。

  • その左側に置いてあるオレンジの箱

――夜光石で作った加工品を入れている箱だ。

  • 左端、下の灰色の箱

――大事な加工道具だ。

  • その上の石の欠片のようなもの

――途中で失敗してしまった、夜光石の加工品。

  • 右側、オレンジの箱の上のツルハシ?

――ボロボロの採掘道具。また新しいものに買い替えなければならない。

  • ツルハシの上の石

――初めて手を加えた夜光石の石。しかしすぐに朽ちてしまった。

  • 奥、正面の作業台に置かれている石

――加工が施された夜光石。最近作ったものだ。

  • 持っていく
  • 持って行かない

!!!

【夜光石の宝玉】をゲット!!!

宝玉・・・これは強そうだ。おそらくこれが白い子どもが言っていた石ですよね!

  • 奥の壁に貼られた黄色いメモ

――夜光石の加工法についてのメモが貼ってある。まだ書き足さないといけないことが沢山ある。

  • 作業台の左手にある棚

――夜光石の加工道具が入っている。子どもの時から、少しずつ集めたものだ。

  • その棚の左下で淡く光る石

――夜光石の原石が光っている。最後に拾って来たものだ。

ここは以上ですね。

表示される文章からして、間違いなく須賀さんの秘密基地ですね、ここは。小さいころから加工道具を集め、夜光石の装飾品を作ってきたことが分かります。

花瓶にいけてある花がまだ枯れきっていないことから、最近までここで作業していたことがうかがい知れます。

さぁ!この宝玉とやらが、エンディングを変えるキーアイテムと成り得るのか!?

先へ進んでみたいと思います。

シオリちゃんを探しに行く・再

シオリちゃんを探しに行く前に、橋のところで一度セーブをしました。

4人の子どもの霊が道を塞いでいたところまで戻ります。

ここまでは・・・何も変化しない・・・。

この子を消す、を選択すると須賀さんがダークサイドに堕ちてしまう気がする・・・だから消したくない・・・。消さないままシオリちゃんの元までたどり着きたい・・・!

ここでちびぞうの考えるベストエンディングなんですが、あの白い子どもは多分、「ことりおばけ」がことりおばけになる前、普通の人間の女性だった時に身籠っていた子どもで、夫と共に殺されてしまった赤子というのが、あの白い子どもだと思うんですよ。

だからまず、その子と「ことりおばけ」を再会させてあげる。そして、「ことりおばけ」に須賀さんの声を返してもらう。さらに、生きてシオリちゃんと須賀さん、二人で村へ帰ってくる。この3つを果たしてこそのベストエンディングだと思うんです。

だから出来れば須賀さんの心は汚さないままで(子どもを消さないままで)いたい・・・・・・・・・・

しかし、他に進む道が見当たらない!!

本当はやりたくないですが、仕方ない。

セーブもしたし、ここで再び「この子を消す」の選択肢を選びます。

特にストーリーに変化は見られないまま、「無数の声がひしめく」場所の奥にも進みます。

シオリちゃんを発見!!!

ここから、シオリちゃんの三つ目の回想シーンが流れて、二人が再会します。

三叉路の下の道から人工洞窟に入り、梯子を使って反対側へ渡り、あの石の台座がある場所へ行きます。

ここに宝玉を置くに違いない!!!・・・と思っていたのですが?

置けない!!!

なぜ!!!!

あれ・・・?変化ないの・・・?と不安になっていると!!

エンディング二つ目突入

書庫で、読めるものは全て読み、左の階段のところで助けを呼ぶ、の場面ですね。

シオリちゃんが上に向かって助けを呼びます。

すると、ガシャァアアン!!と何かが壊れる音がして、声が聞こえ始めます。

シオリ「・・・その外の夜光石が壊れたんだ・・・っ。でも、この声は・・・きっとあの子どもみたいな霊だ・・・っ」

ここの声が、子どもたちの声に変わっています!!

前回プレイした時は、「ことりおばけ」の声が聞こえて来ていましたが、子どもたちの声になっています!!!

追いかけてきたものが、「ことりおばけ」から「こどもの霊」に変化したようです!!

ヤッタァ!!!

別エンディングへのルート侵入、成功です!!!

・・・ということで、ここから先は次記事にて書いていきたいと思います(笑)

毎度中途半端ですみません!ちびぞうでした!!(*’ω’*)

 

 


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パニックを捨てたネズミの映画『ベン』ネタバレ&感想

ベン―――死なないで!

以前、感想を書いた『ウイラード』の続編に当たります『ベン』の感想をば!

ネズミが大量に襲いくるCG無しのパニック映画『ウイラード』ネタバレ&感想

こちらも同じく1973年の古い映画なのですが、TSUTAYAのいわゆる名作発掘リストに載っていたようで、新作扱いでレンタルされていたので借りてきました!

前作とは違い、どうやらパニック映画というよりは友情物語に力を入れているようで・・・?

【映画情報】

【原題】Ben
【制作国】アメリカ
【監督】フィル・カールソン
【脚本】ギルバート・A・ラルストン
【原作】スティーブン・ギルバート
【製作】モート・ブリスキン
【撮影】ラッセル・メッティ
【音楽】ウォルター・シャーフ
【歌】マイケル・ジャクソン
【出演([]内は役名)】

  • リー・ハーコート・モンゴメリー[ダニー]
  • ジョセフ・キャンパネラ[クリフ]
  • アーサー・オコンネル[ビリー]
  • メレディス・バクスター[イブ]
  • カズ・ガラス[ジョー]

【公開日(日本)】1973年1月7日
【上映時間】94分
【配給】NCC
【前作】ネズミが大量に襲いくるCG無しのパニック映画『ウイラード』ネタバレ&感想
【IMDB】5.3/10.0  (およそ1850人の評価)

【あらすじ】

孤独な青年ウィラードによって飼いならされたねずみの大集団のボス“ベン”--。奇妙な友情で結ばれていた、このねずみと人間の間に生じた突然の亀裂はウィラードがベンを裏切ったことから始まる。ウィラード殺害の犯人はねずみであることが、巡査部長カートランド(J・カンパネラ)を悩ました。この信じられない事件は続いて発生した。ウィラードの家宅を捜査中の警官がベン一族の巣を発見し、ねずみに殺害されてしまったのだ。町の住民の恐怖をよそに、ダニー少年(L・H・モンゴメリー)だけは、ねずみの脅威に何の反応も示さなかった。ダニーは心臓手術を受けたばかりで、その経過は母や姉のイブ(M・バクスター)を心配させていた。ダニーもまた幼な心に死の危機を予知し、孤独だった。そんなダニーの心の空白を1匹のねずみが生めた。1切れのパンで知り合った少年とねずみの交遊は密かに進んで入った。少年はねずみに、全てを話せる友を求め、ねずみは純粋な少年に裏切ることのない信頼を見いだした。だから、ダニーはねずみの名前があの悪名高いベンと知ってもなお暖かい愛情を贈り、友情の証に「ベンの歌」を作って捧げた。生きるためには人間を敵とするベンもまた、ダニーだけは別格だった。ベンはダニーを秘密の棲家へも案内した。一方、ねずみの駆除に全力を挙げるカートランドでは、下水道の掃除作戦を計画していた。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.7/5.0

今回も、映画.comさんのあらすじがあらぶりすぎていて話のオチまであったので、そこは割愛。

えー、前作とは打って変わって、ネズミと少年との、友情物語になっています!!

続編も続編、なんと『ウイラード』のラストシーンで、ベンにウイラードが追い詰められるシーンから始まっています。そのままの地続きで始まるわけです。なので、あまり間を開けずに鑑賞することをオススメします!

少年がとにかく切ない

ダニーは生まれつき心臓が弱く、外で遊ぶこともあまりできない少年。

自作の人形劇で遊んでは心をいやす日々・・・

そこに現れた、一匹のネズミ!ベン!

ベンも、飼い主に裏切られ家を追われたところで少年ダニーと出会い、彼と友情を育むことで傷付いた心を癒すのだった・・・。

ネズミのパニックホラーはどこいったの?

と思ってしまうんですけど、もうそこはあきらめましょう。

このおどろおどろしいジャケット写真はなんなの?

とも思うんですけど、目をつむりましょう。

この作品は友情物語ですから!!

ラスト、増え過ぎたネズミを町民がみんなでこぞって倒そうとします。

そのシーンが冗長気味です。

しかし、そのすべてを許させてしまう歌「ベンのテーマ」と、ラストの少年の涙に、きっとほろりとすること間違いなし・・・。

マイケル・ジャクソンが歌っていた!

この映画のテーマソングである、「ベンのテーマ」というのは、知らない人などいないであろうあのマイケル・ジャクソンがジャクソン5に居た頃に歌った大ヒット曲なんです。

動画をペタリしておきますね。

この曲がまた・・・切ない。

映画が気になる人でなくても、マイケルのファンならぜひ一度は観て欲しい!

まとめ

前回に引き続き、ベンを演じるネズミの演技も素晴らしいです(笑)

ネズミの演技しか言う事なかった前回とは違い

物語としても心に切なく響く作品になっています。

少年と動物をテーマにした作品に目がない人には、ぜひおすすめしたい一本ですね!

 


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ま行

痛快西部劇!映画『マグニフィセント・セブン』ネタバレ&感想

「七人の侍」、「荒野の七人」、その魂を受け継ぐ

申し訳ありませんが、原作である黒澤明監督の『七人の侍』も、またそれを基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』もどちらも未見です!!

ちなみに今作は、『荒野の七人』を更にリメイクした作品らしいですよ!

私は、「イ・ビョンホンが出ている」というただそれだけで鑑賞を決めました(笑)

西部劇はジャンルとして敬遠しがちだったんですが、タラちゃんことタランティーノ監督の『ジャンゴ 繋がざる者』を観てから好きなジャンルになりました・・・。いやぁ、食わず嫌いってよくないですよ!(笑)

公式サイトはこちら!

【映画情報】

【原題】The Magnificent Seven
【制作国】アメリカ
【監督】アントワン・フークア
【脚本】ニック・ピゾラット、リチャード・ウェンク
【原作】 黒澤明、橋本忍、小国英雄『七人の侍』
【製作】ロジャー・バーンバウム、トッド・ブラック
【製作総指揮】ウォルター・ミリッシュ、アントワン・フークア、ブルース・バーマン、ベン・ワイスブレン
【撮影】マウロ・フィオーレ
【美術】デレク・R・ヒル
【衣装】シャレン・デイビス
【編集】ジョン・ルフーア
【音楽】ジェームズ・ホーナー、サイモン・フラングレン
【出演([]内は役名)】

  • デンゼル・ワシントン[サム・チザム]
  • クリス・プラット[ジョシュ・ファラデー]
  • イーサン・ホーク[グッドナイト・ロビショー]
  • ヴィンセント・ドノフリオ[ジャック・ホーン]
  • イ・ビョンホン[ビリー・ロックス]
  • マヌエル・ガルシア=ルルフォ[バスケス]
  • マーティン・センズメアー[レッド・ハーベスト]
  • ヘイリー・ベネット[エマ・カレン]
  • ピーター・サースガード[バーソロミュー・ボーグ]
  • ルーク・グライムス[テディQ]
  • マット・ボマー[マシュー・カレン]
  • ジョナサン・ジョス[デナリ]
  • キャム・ギガンデット[マッキャン]

【公開日(日本)】2017年1月27日
【上映時間】133分
【配給】ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメント
【IMDB】6.9/10.0  (およそ143,000人の評価)

【あらすじ】

暴虐の限りを尽くす男、バーソロミュー・ボーグに支配されたローズ・クリークの町の人々は、賞金稼ぎのサムを中心に、ギャンブラー、流れ者、ガンの達人など7人のアウトローを雇う。最初は金のため町を守ることになったサムらだったが、いつしかその目的が金だけではなくなっていることに気付く。【引用元:映画.com

【感想】

☆3.9/5.0

なんて楽しい西部劇なんだっっ!

面白いくらいにドンパチしています!

ストーリーも単純明快。

悪者が村を苦しめているよ!たくさん家族や友達が殺されているよ!このままじゃ村はあいつ(ボーグ)に滅ぼされてしまう!!助けて!チザム!

そして、通りすがりの黒人(委任執行官)チザムさんが

「なに!私と過去に因縁のあるボーグが村を荒らしているだと!!!ならば助けてやろう!そのためには仲間が必要だ!」

と言い、七人の勇気ある仲間を集め、ボーグを退治したのであった・・・。

という勧善懲悪っぽい感じの復讐劇。分かりやすい!分かりやすいストーリーというのはエンタメ作品にとっても重要だと思うの!

そして後半、敵が出してくる最終兵器「ガトリングガン!!」

そんなの卑怯すぎるwwwと思わず草が生えてしまうほどの絶望感!ここからどうやって巻き返す!?というワクワクも合わさって更に楽しい!

小気味よい仲間同士のやりとりが楽しい!

単純なストーリーに、よく出来た脚本が乗っかると、こんなにも楽しくなる!

集まった7人のなんとも言えない友情というか、絆というか、で結ばれた皮肉交じりのやりとりが非常に小気味よい。

個人的に、イーサン・ホーク扮するグッドナイトと、イ・ビョンホン扮するビリーがとっても仲良しなんだけど、二人がやられてしまう前にしてた会話が最高だった。

グッドナイト「俺の親父がよくこう言ってた・・・」

ビリー「なんて?」

グッドナイト「・・・忘れちまった。とにかく、親父は色々言ってた」

(笑い合う二人)

もうすっっっごい可愛くないですかね(笑)

絶体絶命の場面で、もう二人とも死んでしまうかもしれない。そんなシーンで、良い台詞を言うとかありがちなんですけど、そこのいいセリフを忘れさせちゃうっていうね(笑)

多分グッドナイトはこういう抜けたところが結構あって、カッコつけるべき場面でカッコつけきれないというか。そして、そんなグッドナイトをビリーも大好きなんだろうな、と。

二人の友情が死に際に色濃く出た場面で、本当にお気に入りです。

イ・ビョンホンがとにかくカッコいい

ナイフの名人なんです!ビリーは!!

百発百中のナイフ技をこれ見よがしに披露しています!

決して主役とは言い難い立ち位置ではありますが、それなりに活躍するし見せ場もちゃんとあるので、イ・ビョンホン見たさに鑑賞する人にもきっと楽しんでもらえるはず♪

まとめ

友情あり笑いありアクションあり、実力ある俳優さん揃いで気軽に観れるエンターテイメント、とっても入りやすい西部劇。

ちょっぴり長めですが気にならないくらいの楽しさはあります。

西部劇って聞くだけでもちょっと苦手・・・という人にもおすすめ出来ます。

残念ながらリメイク元の映画とどういう違いがあるのかは私には分からないので、それが分かればもっと楽しめるのかなぁ・・・ということでそのうち、『荒野の七人』も観てみたいと思います!

 


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は行

危険に歪んだラブストーリー。映画『ピアニスト』ネタバレ&感想

「知的な顔でクソ同然の中身か」

出ましたー!

鬱な映画で検索すると必ず名前が上位に上がる、ミヒャエル・ハネケ監督の至極のラブストーリー!!(笑)

そして主演は、最近「ELLE」でも怪演を見せていたイザベル・ユペール!こじらせた中年女性を演じさせたら彼女の右に出るものはいません!!!

→関連「倫理観が崩壊する不条理スリラー。映画『エル ELLE』感想

対する相手役は、なかなかハリウッドではお見掛けすることの少ない、ブノワ・マジメルさん・・・。今作で一目惚れした俳優さんです。

そして最初に、「好きだと言えば人格が疑われそうな映画ばかり好きですいません」と平謝りしときます。

【映画情報】

【原題】La Pianiste
【制作国】フランス、オーストリア、ドイツ
【監督】ミヒャエル・ハネケ
【脚本】ミヒャエル・ハネケ
【原作】エルフリーデ・イェリネク
【製作】ファイト・ハイドゥシュカ
【製作総指揮】イボン・クレン、クリスティーヌ・ゴズラン、ミヒャエル・カッツ
【撮影】クリスティアン・ベルガー
【美術】クリストフ・カンター
【音楽】フランシス・ヘインズ
【出演([]内は役名)】

  • イザベル・ユペール[エリカ]
  • ブノワ・マジメル[ワルター]
  • アニー・ジラルド[エリカの母親]
  • ウド・ザメル[Dr.ジョージ]
  • アンナ・シガレビッチ[アンナ]

【公開日(日本)】2002年2月2日
【上映時間】132分
【映倫区分】R15+
【配給】日本ヘラルド
【IMDB】/10.0  (およそ人の評価)

【あらすじ】

エリカは、国立音楽院の厳格なピアノ教授。学生ワルターは彼女に恋して授業を受けるが……。【引用元:映画.com

【感想】

☆4.3/5.0

びっくりするほどあらすじが短い!!!(笑)

引用させてもらうのも気が引けるほどの短さですな映画.comさん(笑)

簡単にあらすじを

主人公のエリカは処女をこじらせたような中年女性。母親からの過干渉される日々を経て、倒錯的な性癖?に目覚める。ピアノの教え子であるワルターに求愛され、彼にその倒錯的な欲求を満たしてもらおうとするが、拒絶されてしまい・・・

 

という感じの非常に危険な香りのする物語。倒錯的な欲求というのはいわゆるSMで言うところのマゾ趣味ですね。R15+だからここから先は大人だけ!(と言ってもそんなハードな感想書けません)

そして感想

行き遅れアラフォー女子とプルシェンコ似のケツアゴ美青年との年の差恋愛をアブノーマルかつヒステリックに描いたキュンキュンラブストーリー!!!(当社比)

↑つまり私にとってはこういう作品に見えているよ、という叫び。

オープニングのワンシーン挟みながらのクレジットがお洒落で惹きつけられる演出はさすがの一言。ピアノをガチで弾いてるキャスト陣の身を捧げた演技も本当に良い!

そして物語。
前半のエリカの、彼に対する「気持ちに素直になれないけどあからさまに嫉妬しちゃう、拒絶しつつも露骨にお洒落しちゃう」という少女さが不気味可愛い…。
そこに王子様のような紳士的で笑顔が煌めく彼の猛アタックよ……正直トイレでのキスシーンはキュンしすぎて叫び声を上げずにはいられませんでした。家で一人で観てて良かったと本当に思った。

主人公の狂気性

正直ドMなだけなら特殊な性癖を持ってるだけで全然病気と言うほどでもないじゃんという気持ちで観ていたけども、母親に気持ちをぶちまけるシーンで初めて彼女の”狂気”に気付いた。
抑圧され統制された生活を小さな頃から送ってきたんだろう。父親がいないことも原因の一つかもしれないけど、母親との歪んだ関係ってつくづく人格に問題を起こさせるなぁと悲しい気持ちになる。
(『ブラック・スワン』の主人公も似たような境遇だった。昇華の対象に人ではなくバレエを選んだという違いはあれど、ラストの余韻も似たような印象を受ける)

→関連「衝撃の映画体験!ナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』感想

惹かれあいながらもすれ違う二人

そして、惹かれ合いながらもすれ違う2人…。

ここからは勝手な解釈だけど、主人公はなんちゃってドMだったんだと思う。妄想はしていたけれど、問題はもっと別のところにあってそれに気付けないまま誤った方向に進んでしまったのかな、と。
そして彼の方はというと、実は隠されたSの素質を彼女によって見出されてしまったのではないか?このレビュー冒頭の台詞も彼の言葉の抜粋だけども、手紙を読んでからの彼の言動は仮にも愛した女性に対するものとは程遠い違和感を覚えた。元が紳士的?だし余計に。だからこそ戸惑い、突っぱねてみたり、押し入ってみたり、自分でもわからない感情に流されるままに行動してしまったんだろう。もちろん彼女の希望に沿いたいというのもあるかもしれない、だけどそれだけでは嫌悪したという言葉からは想像できない身の切り替え方をしてると思う。
そう考えると最後の演奏会で会った時の態度も頷ける気がする(これからうまくいけると思った?)。でも彼女の方は絶望している…っていう切なさ。

まとめ

もちろん私が書いてきたのは全て推測(というかほぼ妄想に近いですが)だから他の人と”解釈の相違”があってもそれはそれで良し!!

いわゆるスルメ系映画な気がするので、一度目と二度目でまた感想が違ってきそうな気がするのも楽しいですね。

ぶっちゃけこの作品を苦手に思う人の方が圧倒的に多いと思うので、決してオススメは出来ません。ちびぞうのパーソナル・ラブ映画といったところなので、注意が必要です。

だからこそ、この映画が好き!と言える人とは親友になれる・・・そんな作品です(笑)

 

それにしても「精神の黄昏」「シューベルトの譜面が持つ極端さ」などなど、うまいこと序盤に蒔いた伏線を咲かせて散らす、見事なハネケ節でありました。
大好き!!

 

 


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わ行

”独り”で幸せになる方法?映画『ワタシが私を見つけるまで』ネタバレ&感想

シングルでいるのもラクじゃない!?

レンタル屋で母が手に取ったので、観ることになった本作。

実は『あと1センチの恋』の監督で、原作小説は『そんな彼なら捨てちゃえば?』の人だったみたいですね!しかも製作総指揮にドリュー・バリモアの名前が!

個人的に有名女優さんが製作している映画はあまり成功しない・・・というイメージがあるんですがどうなんでしょうか!

個人的に、『ピッチパーフェクト』で今注目している女優さん、レベル・ウィルソンが助演しているということでそこが地味に気になっています!

ワーナーの公式サイトはこちら

【映画情報】

【原題】 How to Be Single
【制作国】アメリカ
【監督】クリスチャン・ディッター
【原作】リズ・タシーロ
【原案】アビー・コーン、マーク・シルバースタイン
【脚本】アビー・コーン、マーク・シルバースタイン、デイナ・フォックス
【製作】ジョン・リカード、デイナ・フォックス
【製作総指揮】ドリュー・バリモア、マーカス・ビシディ、リチャード・ブレナー、マイケル・ディスコ、デイブ・ノイスタッター、ミシェル・ワイス、ナンシー・ジュボネン
【撮影】クリスティアン・ライン
【美術】スティーブ・サクラド
【音楽】フィル・アイスラー
【音楽監修】シーズン・ケント
【出演([]内は役名)】

  • ダコタ・ジョンソン[アリス]
  • レベル・ウィルソン[ロビン]
  • デイモン・ウェイアンズ・Jr[デビッド]
  • アンダーズ・ホーム[トム]
  • アリソン・ブリー[ルーシー]
  • ニコラス・ブラウン[ジョシュ]
  • ジェイク・レイシ―[ケン]
  • ジェイソン・マンツォーカス[ジョージ]
  • レスリー・マン[メグ]

【初公開日(中国)】2016年1月8日
【上映時間】110分
【配給】ワーナー
【IMDB】6.1/10.0  (およそ65,000人の評価)

【あらすじ】

これまで一度も彼氏が途切れたことのないアリスは、自分を見つめ直すべく同棲中の恋人と距離を置くことを決め、ニューヨークで暮らす産婦人科医の姉メグの家に転がり込む。アリスが就職した法律事務所の同僚ロビンは、毎日のように違う男性と一夜限りの関係を楽しんでいる。一方、ロビンが通うバーの上で暮らすルーシーは結婚願望が強く、デート相手紹介サイトで夫探しに明け暮れていた。【引用元:映画.com

【感想】

☆2.6/5.0

”独り身でいる”という事をテーマにした群像劇!

独り身、というのは独身でいる、という事とも少し違って、今作では「彼氏がいない状態」も含めてテーマにしている。だからと言って「独身万歳、独り身最高!」という作品ではないので注意。

というのも、あらすじにも登場する4人の女性たちの中で、彼氏と別れて姉メグの家に転がり込むアリスを主軸にした群像劇として、それぞれの女性が幸せを見つけるまでを描いているのだが

例えば、アリスの姉メグは、一人で人工授精をして赤ちゃんを授かろうとして、妊娠した途端に自分を好いてくれる年下の男子と出会う。そして今までの経験からその男性を拒もうとするものの、結局は彼の押しに根負け?する形で付き合いだす。

そして、一人で妊娠したという事実も勇気を出して打ち明け、彼と共に赤ちゃんを育てるという結末になる。というふうに、きちんと「男性と共に生きることの幸せ」というのも描かれている。

と、思えばアリスの同僚ロビンは、独身を楽しむ女の権化のようなキャラクターで、毎日クラブやバーに通いつめ日毎に男を変え「同じ相手とは2度寝ない」という感じの破天荒キャラ。

つまり、「人それぞれ色んな幸せへの向き合い方があっていいよ」と言いつつ、いちばんに言いたいことをメインに押し出していく構成になっている。

一番に言いたいことというのはつまり主軸になっているアリスの話

今まで彼氏が途切れたことがなく、自分と向き合ったことがないアリスが一人になる時間を持ち、様々な生き方をする女性たちと関わることによって友情や家族愛を育みながら「男と生きることに必死になる前に、自分自身と向き合って、一人でいられる時間の幸福さも知ってみよう」という話なのである。

人によって違う、それぞれの幸せというものを追い求める色んな女性が出てくるので、独身女性にとっても既婚女性にとっても腹立たしい!となるようなお話ではなく、「あくまでそんな選択肢もあるよね」と気軽に観れるところがこの映画の良さかなと思う。

キュンポイントもある

メグの彼氏になりたい男が、「クリスマスの木は枯らせてしまうから」と言われて人工の木を買ってくるシーンがお気に入り。

駄目と言われてもあきらめず、「これならいいでしょ?」と別角度から提案してくれるってのはいいですねぇ・・・ただし好意を持ってる男性にされたら嬉しいよねって前提

シングルをテーマにしながら、きちんとキュンさせるポイントも抑えているし、うまくまとまっているなぁ。

レベル・ウィルソンがやっぱり最高だった

超おデブなのに美人!そして可愛い!憎めない!

痩せたら絶対に美人ですよねこの人。

今作でもパワフルなキャラがさく裂していて、何度も笑わせてくれる。

それから派手なファッションや小物も可愛くて、こんな友達本当にいたら楽しいなと思います(笑)

さすがコメディアンであるだけあって、「女優だからこんなことしないのよ」みたいなラインがない!下品なことでもなんでもかんでもやってくれる安心感があります。

大好き。

まとめ

家族愛あり、同性との友情あり、下ネタあり、笑いあり、ほろりあり、楽しいドタバタアホコメディでした(笑)

と、言いつつ点数が少し低めなのは以下が理由。

シングルの良さを説いてる作品ではないんだよーってところが鑑賞者に伝わるまでがハッキリしなくて、この映画はどういう目線で観ればいいのか?と迷うところがありましたね。

色んな生き方があっていい、というのは色んな人に媚び売ってる感もあって、もう少し片側に突っ切ったテーマでも良かったのかなーと思います。シングルで生きる方が幸せだ!と極端な事を言うのが勇気が要るように、映画でも極端な描き方をするのは勇気がいると思う。でも色んな方向に気を遣うと、少しだけ中途半端な出来になってしまうのかなと、思った本作でした。

 

 


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ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐Last

こんにちは、こんばんはーちびぞうです。

今回でエンディング回もラスト!になります。

前回(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐4)書庫のような場所で誰か助けを呼んでみよう!というところからの続きになります!

助けを呼ぼう

シオリ「もしかしたら、望月さん達がいるかもしれないし助けを呼んでみよう」

誰か!誰か、居ませんか!

誰か居たら、お願い、返事して下さい!

誰か 誰か 誰か・・・

しかし誰からも反応はなく・・・

シオリ「・・・だ、大丈夫だよ、きっと・・・」

須賀「・・・」

シオリ「あのね、須賀君、そんあに思い詰めた顔、しなくていいよ。だってさ、須賀君は・・・今までずっと、あの霊から色んなものを守ってきたんだよね?だったら、大丈夫だよ。きっと今日も無事に帰れるよ」

須賀「・・・」

シオリ「大丈夫。須賀君が怖くて泣いたって・・・私も、須賀君を守るって約束したんだから」

励まされて、悲しそうに笑う須賀さん・・・。

シオリ「・・・よし、そうと決まれば、もっと大きな声を出さないと!」

そこで、何かが割れるような大きな音がして、画面がまた赤くなります!

シオリ「・・・あぁ・・・うそでしょ・・・入ってきたんだ・・・」

扉の方へ一人、向かう須賀さん。

シオリ「・・・須賀君!?」

シオリちゃんも追いかけます。

シオリ「・・・だ、ダメ・・・今、そっちに行っちゃダメ!」

シオリちゃんの静止を聞かず扉へ向かおうとする須賀さん。

追いかけるシオリちゃんに振り向いて、刀を振りかざします!

ザシュッ

えぇーーーーー!!!なぜそんなことをするダァーーーッ

シオリ「・・・須賀、君・・・?」

そして、何も言わず出て行ってしまう須賀さん。

シオリ「・・・須賀、君・・・待って・・・ダメ・・・ダメ・・・」

追いかけようとしますが、扉が固定されていて開きません。

このままではダメ、助けを呼ばないとと再び大きな声で助けを呼ぶシオリちゃん。画面はまっくらです。

助けて

 誰か 誰か 誰か

  お願い 私たちはここにいるんです

   出れないんです

誰か 誰か 誰か

  危ない目にあっています

       お願い

        誰か 見つけてください

え、まさかバッドエンド・・・?

わぁああああああ・・・

暗転、画面が明るくなると、望月さんの声が聞こえてきます。

―― ここにいるのか!

―― 今、そこから出してやる!

―― ・・・ん?須賀君はどうした?・・・おい、大丈夫か!?

エピローグ

あれから、私は望月巡査と佐久間ちゃんによって地下から助け出された直後、気を失った。

目覚めたときには、阿座河村から遠く離れた市内にある病院のベッドで寝ていた。

――何もかもが、現実ではないような気がして、混乱する私を病院はなかなか退院させてはくれなかった。恐らく、気が触れたのだと思われていたのだろう。退院出来た時には、すでに二週間近く過ぎていた。

――電話で聞いた望月巡査の話では、私と一緒に地下にいたはずの須賀君は未だに見つかっていないのだという。

・・・遺体・・・すらも。

「捜索はすぐに打ち切られた」

「すまない」

と、望月巡査は言った。

電話越しのその声は、怒りと戸惑いに震えていた。

最後に、電話を切る時。

横から望月巡査の電話を奪ったと思われる佐久間ちゃんの声がした。

「石が壊れて、”ことりおばけ”が外に出てこれるようになってしまった。だから絶対に、村に来てはだめ。二度と来ないで・・・!」

彼女の声は固く、真剣味を帯びていた。

だけど。私は。そこで電話を切ってしまった。

――声がするのだ。私を呼ぶ、声がするのだ。まるでそれは、私の頭の中を心の中を・・・蝕むように。

招く声が私の頭から離れない。

「おいで おいで おいで おいで おいで おいで おいで・・・」

私は、医師からもらった薬を放って ただ 声のする方へ 流れていく

もう自己の意志なのかすらも 分からない

どうしようもなく 声のする方へ

彼女の懇願も

彼の約束も 裏切って

あぁ 彼は今、どうしているのだろう

あの腕の中で 一人眠っているのだろうか

その腕の中に

私も抱かれることが出来たなら

そう思うだけで 私の胸は仄暗く 救いようのない暖かさに満たされる

さぁ 戻らなければ おぞましい あの場所へ

――今、私は電車に揺られ、

阿座河村に向かっている。

そしてまさかのスタッフロール。

END5 『破られた約束、果たされた約束』

まとめ

・・・ハァ。ため息がね、出てしまいましたね(笑)

やっぱりバッドエンドかぁー。しかもエンディングが少なくとも5つあるという事が分かってガックリです・・・。コンプリート大変だぁ・・・。

須賀さんのあの分かりやすい分岐点でもう少しあがいておくべきだったなぁと思いながらも、まぁこれはこれでね、一つの物語の終焉を見れたということで、良かったかなと思います。

なぜ須賀さんが最後ああいう行動に出たかの真相は謎ですし(おそらくシオリちゃんを守るため?)「ことりおばけ」誕生に隠された悲劇の真相もハッキリしないままでしたね。

それからおそらく「ことりおばけ」の殺された子どもであるあの”白い子どもの霊”ね。あの子と「ことりおばけ」を再会させてあげる、その上で須賀さんの声もね、取り戻す。そして二人で仲良く生きて村に帰る・・・と。多分これが一番のグッドエンドだと思われますね。

まだ使っていない謎のアイテム「乳白色のかけら」というのの使い道も分かってないですし、まだまだ謎はいっぱいなのでね、また、ニコ生の方で、分岐点もしくは新たに一から始める形でプレイしていきたいと思います。

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

最後に、youtubeの方に上げたこのレポート分の動画も貼っておきますー。内容は完全に重複していますが、よければそちらも観に来てください♪

 

 


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ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐4

どうも、こんにちはこんばんは!ちびぞうです。

前回(ニコ生『霧雨が降る森』エンディング回収/攻略・レポPart4‐3)で全ての回想シーンを見て、記憶を取り戻してしまったシオリちゃん。

その続きからレポしていきたいと思います!

再会、そして

シオリ「・・・私は、”約束”をした。あの霧雨の森の中で・・・。そのことを、お母さんもお父さんもおじいちゃんも、ひどく悲しんで。私を”約束”から遠ざけるために引っ越しをすることになったんだ・・・。私の記憶を、夜光石で消して・・・。阿座河村のことも、私の本当の家のことも・・・――――須賀君のことも!思い出した・・・思い出しちゃったよ・・・。私、守られてたんだ・・・みんなに守られてたんだ・・・。おじいちゃん・・・お父さん・・・お母さん・・・。ありがとう・・・ごめんなさい・・・。須賀君・・・。早く・・・早く戻らないと・・・。きっと、須賀くんは今も一人で私を助けようとしている・・・」

そして。

目を覚ますシオリちゃん。記憶が全て戻り、須賀さんとの感動の再会です!!

シオリ「・・・ごめんね・・・心配かけちゃったね。全部・・・全部、思い出したよ・・・須賀”君”。」

シオリちゃんの言葉に、涙を流す須賀さん!!

シオリ「・・・相変わらず泣き虫だなぁ、須賀君は」

須賀【約束、思い出したんだね】

シオリ「・・・うん」

須賀【早く 森を 出よう 大丈夫 帰れる】

シオリ「・・・須賀君・・・」

ようやく、長かったイベントが終わり、操作出来るようになりました!!

須賀さんがパーティに加わっていまーす!イエェーイ!

エンディング回収へ

セーブをして、話を進めます。

ここまではね、昔仲良かった子が須賀さんで、二人で約束をしてしまったということと、その代償として須賀さんが声を失ったのかな?その約束を夜光石の力によってシオリちゃんは忘れさせられてたのかな、というところまで全てですね、ちびぞうの予想通り!という感じですね。

おそらく「ことりおばけ」の方も、実は人間の方が悪さをしていたのではないか?といった予想が出来ますが・・・まだそれ以上はわかりませんね。

二人パーティになって、森から脱出すべく進んでいきます!

(道筋は壊れた大橋へ戻るルート)

途中、何度か須賀さんと会話をします。

シオリ「・・・須賀君。もし、この森から抜け出したとして・・・須賀君の声はどうなるの?須賀君の声、どうにかして戻らないかな・・・」

須賀【気にしないで】

シオリ「・・・」

シオリ「・・・なに?」

須賀【お守りは?】

シオリ「あっ、あれは・・・。実は、この森の中で、変なのに遭遇するたびにパリーンってなって・・・全部砕けちゃったんだ・・・。ごめん、せっかく渡してくれたのに」

須賀【そのためのお守りだから】

シオリ「・・・そういえば、その須賀君の刀・・・わずかに光ってる気がするけど、それも夜光石でできてるの?・・・須賀君が作ったの?・・・もしかして、あのネックレスも?すごいね、須賀君・・・昔言ってた通りになってる」

ここで一瞬須賀さんが照れた顔をするんですけどめっちゃ可愛いですよ(笑)

須賀【夜光石にも 限度がある。刀は あと少し。先を急ぐ】

ほんとね、逃げてる途中で筆談してる暇なんかないですよ!!(笑)

すると突然、須賀さんがその場にへたりこんでしまう!!

シオリ「須賀君!?・・・苦しいの?喉が・・・?私のせいだ・・・。早く、ここから抜け出さないと須賀君まで・・・」

画面が赤く点滅!来ました!ヤツが!

―― 逃がさない 逃がさない 逃ガサナイ

サッと立ち上がる須賀さん。

シオリ「須賀君・・・大丈夫・・・?」

―― 見ーツケタ

   可愛イ 可愛イ 私ノ子

三差路の道まで二人で逃げます!

シオリ「・・・須賀君っ。確か、この道の下に屋敷の井戸につながってる地下道があったよ!」

人工洞窟を目指して下の道へ。しかしそこの夜光石も、朽ちかけてきていました。

人工洞窟から、井戸の下まで向かいます。

しかし!!!!

雨で増水して、進めなくなっています。暗いし奥まで泳ぐのは無茶だということで、仕方なく別の道を探すことに。

ここでようやくあの梯子を使う場面が!!(笑)

洞窟の途中にあった部屋に木製の梯子がありましたね。それを須賀さんの刀で外して、持って行きます。

人工洞窟の向こう側へ、梯子をかけて渡ります。

二つある扉の上側は鍵がかかっていて入れないので、下の部屋に入ります。

途中、石で作られた台座がありますがとりあえず上へ向かいます。

シオリ「どうしてこんな地下に、いくつも扉があるんだろう」

須賀「・・・」

上の扉に入ると、古い書庫?のような場所に出ました。探索してみます。

  • 本棚右床に落ちている本

――埃をかぶった古い書物が置いてある

  • 本棚右床に散乱している紙

――走り書きがしてあるメモ張だ。

「聖人面とはまさにこのことである。おぞましい行為は、森の奥 そしてこの地下堂に」

――字が乱暴で読むことができない

  • 下にある壺の前に落ちている紙

――走り書きがしてあるメモ張だ。

「霧雨の森の奥。愛憎渦巻く魂の巣窟。それを作り出したのは誰だ。ただ、村を欺いたのは我々に他ならない」

  • その上に落ちている本

――古い言葉が書かれており、読み解くのは難しい。

  • 本棚

――古い書物が並んでいる。

  • 机の上のノート(右)

――べったりとはりついていて剥がれない

机の上のノート(左)

――古い文献や、メモが置いてある。

「遠い昔、我らの先祖様は夜光石をある男から受け取った。なぜ、その男の行為に先祖様が同意したのだろうか。もしかすると騙されていたのかもしれない。・・・何故ならその男は、恋焦がれた”一人の女”を陥れる、それだけの為に、村の人々を騙したのだ。それは、ただただ愛欲のままに。それは恐ろしく、屈折した愛に違いない。愛された女は、夫も子も腹の子も殺され、牢獄でただの慰みものとして一生を終えたという。愛憎が込められたその石を 守護として我らが祭ることのどこが神聖なものか。私はこの闇の奥を見た。あの場所をあのように施したのは、一体どの代の先祖様なのだろうか。汚れは、あの場所にはない。ただ、何もしない私こそが 汚らわしいのかもしれない。――恐ろしいのだ。なにもかもが」

――続きはグシャグシャと乱雑に書き殴られており 読むことは不可能だ。

  • 左の出口らしき場所

――うっすらと、上から光が洩れている。

シオリ「・・・この地下道、向こうの道は確か屋敷の井戸に繋がってた・・・もしかすると、ここも屋敷に繋がってるかも!」

須賀「!」

シオリ「でも、かなり上の方にあるね・・・棚でも届かないかもしれない・・・声を出して助けを呼ぶしかない、か」

  • 助けを呼ぶ
  • 呼ばない

いやー、ここで呼ばないという選択肢はないでしょう・・・。ということで、呼ぶことにします。

物語も佳境っぽいですね!!果たして誰か気付いてくれるのでしょうか!?

というところで、次回へ続く!をさせていただきたいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!(*’ω’*)

 

 


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